電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から18Vバッテリー対応のコードレスジグソー CJ18DAを、2020年11月より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。AC100V電源コード式のジグソー CJ90VST2も同時発売。
目次
18V対応のミドルクラスジグソー CJ18DA
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2020年11月に18Vリチウムイオンバッテリー対応のコードレスジグソー CJ18DAを発売する。
CJ18DAはHiKOKIジグソーのミドルクラスに位置するCJ18DSLの後継モデルです。切断スピードが約10%速くなり、ブレードのガタ付きの低減によりスムーズな切断を実現。従来製品から全長が14mm小さくなり、コンパクトで取り回しに優れるのも特徴。
同時発売のCJ90VST2は、従来製品からストローク量を現行の20mmから26mmにしたことで、切断スピードが向上した電子ジグソーです。切断スピードが約50%早くなり、従来製品から全長が13mm小さくなったことで、取り回しが向上したのが特徴。
販売仕様は、バッテリーと充電器が付属する(XP)仕様と本体のみの(NN)仕様を展開します。
- CJ18DA(XP) マルチボルト蓄電池(残量表示付 BSL 36A18)・急速充電器(UC 18YDL2)・ケース付 66,800円(税別)
- CJ18DA(NN) 本体のみ 36,000円(税別)
- CJ90VST2 (電源コード式) 19,500円(税別)
CJ18DA/CJ90VST2 製品仕様
製品名 | CJ18DA | CJ90VST2 |
外観 | ||
能力 | 木材:135mm 軟鋼板:10mm ステンレス:2.5mm |
木材:90mm 軟鋼板:10mm ステンレス:2.5mm |
ストローク数 | 0~2,500min-1(回/分) | 850~3,000min-1(回/分) |
ストローク量 | 26mm | |
最小切断半径 | 25mm(ガイドなし) | |
傾斜切断角度 | 左右 0〜45° | |
重量 | 2.6kg | 2.2kg |
寸法 | 276×202×81mm | 215×199×72mm |
コード長さ | – | 2.5m |
定価 | (NN) 36,200円 | 19,500円 |
製品の特徴「コンパクトで取り回しやすい本体」
CJ18DA(全長:276mm)は、従来製品(CJ18DSL)と比べ、14mm全長が短くなりました。
ブレードのガタつきを低減
曲線切断時でもブレードが外れにくく しっかり保持
工具を使わずに大形レバーの開閉操作で 簡単ブレード交換
切断スピードは約10%向上
切断スピード比較(目安)
切断条件
MDF(t24×300mm)
ブレード:No.41
全速/オービタル:Ⅲ
推力:20N
オービタル機構搭載
ブレードが下がる時に後退するオービタル機構の搭載により、切断材の食い込みと切粉の排出が良くなり、スムーズに切断できます。
LEDライト付き
作業時に刃先を照らすLEDライト搭載。
ミドルクラスのコードレスジグソーではあるものの
今回販売されたCJ18DAは、18Vバッテリーに対応するミドルクラスに位置するジグソーですが、販売価格が高めに設定されており、グレード展開としては中途半端な製品です。
CJ18DAはネット実勢価格 26,000~29,000円前後で販売が行われていますが、上位モデルのマルチボルト36V対応CJ36DA(NN)は27,000~30,000円前後で販売されており、CJ18DAとあまり変わらない価格で販売されています。
さらに、低価格の同クラスジグソーのAC100V CJ90VST2は13,000~16,000円で販売されているため、価格的なメリットとしてもCJ18DAは中途半端な製品になってしまっている印象です。
正直なところ、今回販売されたCJ18DAを選ぶ利点はありません。18Vバッテリーを持っている方であれば選択肢には入るものの、残念ながら、セール販売対象になって低価格販売が行われない限り購入する必要はない製品と言えるでしょう。
HiKOKIブランドのジグソーを購入するのであれば、CJ36DAか電源コード式のCJ90VST2を選ぶのがオススメです。
CJ18DA まとめ
HiKOKI 充電式ジグソー CJ18DA
VOLTECHNO製品評価 (2 / 5)
18V動作の充電式ジグソー
上位モデル | HiKOKI CJ36DA |
- 上位モデルとの価格差が無く本モデルを購入する必要がない