OSの起動用ディスクとして長い間128GBのSSDを使用していましたが、容量不足になってしまい、より大きいSSDに換装しました。
その際、今まで使っていたSSDが余ってしまったため、有効活用するためにポータブルストレージ化することにしました。今回は内蔵のHDDやSSDのキットを使った組み立て方法を紹介します。
目次
余ったSSD/HDDの有効活用、ポータブルストレージキット
ポータブルSSD/HDDケースとは、市販されているUSBのHDDのケースだけで販売されているキットの事です。
自分でストレージを用意してキットの中に組み立てればHDDとSSDを選ぶことが出来、自分好みの容量のポータブルストレージを作ることができます。
USB Type-Cに対応したポータブルキットがオススメ
外付けSSD/HDDケースは複数台搭載しRAIDにも対応した高級モデルや、衝撃に強いミリタリー基準モデルなど様々な種類があります。ですが、今一番オススメなのが、次世代コネクタ規格のUSB Type Cに対応したケースです。
現在主流のコネクタは、Micro Bレセプタクルと呼ばれるAndroidスマホによく使われているMicroBコネクタを拡張した規格です。さて、このMicro Bレセプタクルコネクタ。Micro Bとは下位互換性があり、既存のMicroUSBケーブルをそのまま使うこともできて便利な面もあるのですが、個人的にはコネクタが大きくてかなり使いにくいシロモノです。
一方で、USB Type-Cはコネクタが小さく、抜き差し耐久性も高くてスマホへの採用実績も増えているため、新しくUSB機器を購入するのであれば間違いなくType-Cコネクタのものをおすすめします。
HDD, SSDの組み込み方とセットアップ
ケースの組み立て方は非常に簡単で、工具どころかネジすら使いません。
ポータブルストレージの使い道は?
さて、最近では大容量のUSBメモリも発売されているため、わざわざSSDを使用する意味も薄いかもしれません。
しかし、せっかく余ったSSDを有効利用できるようになったので、どうせなら適材適所で活用させていきたいところです。
高速のUSBメモリとして
USB3.0に対応したフラッシュメモリは、概ね書き込み速度が100MB/sくらいのものが多いようです。
それに対して元々高速インターフェースであるSATA3を前提としたSSDなら外付けUSB化すれば300MB/s~くらいの速度を出すことが出来ます。これなら、大容量データのやり取りも非常に素早く終わらせることができます。
NASのキャッシュとして
USB接続では、直接NASのキャッシュにすることはできませんが、NASのアプリやバックアップとして使用できます。
特にDockerなどのストレージへの負荷が高いアプリなどでは、SSDを動作ストレージにすることでHDDへのパフォーマンスを減らすことなく、手軽にDockerを高速化させることが出来ます。
SSD/HDDケースで余ったストレージを有効活用しよう!
SSD/HDDケースは、ハードディスクの交換やパソコンの交換の際の余ったストレージを有効活用できるツールです。
特に、情報漏洩などを心配してHDDなどをそのまま廃棄を依頼するよりは、外付けHDDにして自分で持っといたほうが、ある意味で安心かもしれません。また、ストレージを中古で売るときなども、外付け化することでOSが入ったストレージをデータ削除ソフトで上書き削除することもできるので、1つ持っておくと安心ですね。