
- townewの全自動ゴミ箱レビューの要約
- 非接触で自動的に蓋が開閉するゴミ箱
- ゴミが満タンになったら袋を閉じてくれる
- バッテリー内臓で電源のない場所でも使える
- 専用リフィルカートリッジしか使えない
目次
townew(トーニュー) 全自動ごみ箱 T1-AZ
今回紹介する製品は、townew(トーニュー)の全自動ごみ箱 T1-AZです。

T1-AZは、townew(トーニュー) の全自動ゴミ箱シリーズの初代モデルです。
townewのゴミ箱は、非接触センサによる蓋の自動開閉機能に加えて、ゴミ袋の自動密封機能やゴミ袋自動セット機能を備えている、高性能なスマートゴミ箱です。
townew T1-AZは15.5Lのゴミ箱容量を備えており、USB Type-Cコネクタとバッテリー搭載により1回のフル充電で約45日の稼働を実現しています。充電式なので、電源の無いトイレや玄関前のような場所でも使用できます。
製品仕様は、ブラックモデルとホワイトモデルの2カラーで展開しています。
- T1-AZ ブラックモデル
- T1-AZ ホワイトモデル
T1-AZ 製品仕様
製品名 | T1-AZ |
---|---|
外観 | ![]() |
容量 | 15.5L |
ゴミ袋 | 専用リフィル |
電源端子 | USB Type-C |
バッテリー | 内臓リチウムイオン |
1充電稼働数 | 約45日 |
重量 | 2.6kg |
寸法 | 50.4x38x37.1 cm |
実際にT1-AZ使ってみたレビュー
townew T1-AZを使用して1ヵ月ほど経過した実際の使用感などを書いていきます。
非接触で蓋が開閉するスマートゴミ箱

T1-AZの上部前面には非接触センサを搭載しており、その部分に手をかざすと自動的に蓋を開けてくれます。
ちなみに、正面のタッチボタンを押すと非接触センサとは関係なく開いた状態で固定させることもできるので、ゴミを大量に入れるシーンなどにも対応できます。
ただし、フタは完全に密封している構造ではなく、後述のゴミ袋補充のために僅かに隙間が空いているので、強めの臭いがあるごみの場合は臭いが漏れてしまうこともあるため注意が必要です。
自動密封&ゴミ袋補充でゴミ袋交換の手間を最大限に減らす

正面のタッチボタンを長押しすると、ゴミ袋の上部を溶着して密封してくれます。T1-AZの内部には可動式の電熱線が内蔵されており、ゴミ袋を束ねて熱することで溶着しながら密封する仕組みになっています。

密封が完了すると、上の画像のように自動的に上蓋が開いて密封したゴミ袋を取り出せるようにしてくれます。ゴミ袋を取り除いて上蓋を戻すと、内部のファンが回って封をしたゴミ袋をリフィルから引き出すことで自動的に補充してくれます。
ゴミ袋の封入は期待し過ぎないように、液体を入れすぎると漏れる場合も

この自動密封&ゴミ袋補充機能はtownew 最大の特徴ともいえる機能なのですが、過信し過ぎるのも良くないかもしれません。
ゴミ袋の密封機能は、束ねた袋を電熱線で溶着しつつ溶断も行っている訳ですが、やっぱり状況によっては完全な密封状態とはならずに僅かに密封しきれない部分が残った状態になることもあります。
それに気づかないままシンクのゴミ受けに溜まった生ごみなどを大量に入れてしまうと、底に汚水が溜まってしまいます。下の画像は、生ごみを入れすぎて汚水がへばりついてしまったところです。

USB Type-C端子搭載で電源の自由度が高い

townewの全自動ゴミ箱は、USB Type-Cコネクタを備えておりUSB充電器での動作に対応しています。
さらに、本体内部にはバッテリーも搭載しているので、1充電で約45日の可動にも対応しています。トイレや玄関前などのコンセントが限られている場所にも設置できます。
機能やコンセプトは優秀、衛生的にも優れた全自動ゴミ箱だが手入れは必須
townewの全自動ゴミ箱は、2019年にmakuakeでクラウドファンディングを実施しており、結果としてサポーター496人、応援購入総額561万円とクラウドファンディングとしてはそこそこの製品でしたが、現在は株式会社シナジートレーディングによる正規品として販売が行われており、全自動ゴミ箱の定番製品としてベストセラー製品になっているようです。
この製品は蓋の開閉とゴミ袋の密封&交換を自動的に行ってくれるのを特徴としています。単純なゴミ箱として捉えてしまうと本体価格の高さやランニングコスト面で適わないので、全自動的な機能に価値を見出す必要がある製品だと思っています。そういう意味では、衛生面を気にする方や育児中でおむつの臭いをどうにかしたい方向けの製品と言えそうです。
とは言え、自動的に蓋をして密封できるゴミ箱だったとしても、夏場などにはコバエがゴミ箱の死角に卵を産み付けてしまうため、定期的なゴミ箱本体の清掃は欠かさない方が良さそうです。
総論としては、価格の高さから万人向けの製品ではないのですが、「全自動ゴミ箱」としての機能を必要としている方にとっては有力な製品ではないかなと考えられます。標準付属の袋も黒色で中身を見れなくできる利点もあるので、育児中の方やペットのゴミ、あとは衛生用品など、使用後はできるだけ触れたくないゴミの処理にはぴったりの製品ではないでしょうか。
耐久性周りに関しては、Amazonレビュー上では故障している報告もあるので気になっているのですが、この記事の公開時点で1年経過時点で不具合は無く問題なく使用できています。蓋が開閉するゴミ箱のイメージとしてフットペダルで開けるタイプのゴミ箱が5年以上持った記憶が無いので、この製品も3年持てばいい方じゃないかなと思っています。このあたりは不具合が発生したらまた追記したいと思います。