
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年2月に230mm 18V充電式草刈機 MUR198UDシリーズを発売する。モータ後端配置で重心が体に近い構造により取り回しに優れ、従来モデル比で回転トルクが50%アップした。本体標準小売価格は34,500円(税抜)
目次
マキタ 充電式草刈機 MUR196UDシリーズ
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年2月に18V充電式草刈機 MUR196UDシリーズを発売します。

MUR195UDシリーズは、マキタ18Vバッテリーに対応する230mmチップソーの充電式草刈機です。
エンジン式同様の後端モータ配置で重心が体に近く体感がブレずに楽に振ることができ、水際でも作業可能な構造を備えています。従来モデル比で回転トルクが約50%向上しており、一般緑地からの農地畦畔まで幅広い刈払い作業に対応します。
販売仕様はハンドル形状が異なる仕様として、Uハンドル仕様 MUR196UD、ループハンドル仕様 MUR196LD、2グリップ仕様MUR196WDの3仕様を展開します。販売仕様は、充電器バッテリーが付属するDRGと本体のみのDZで販売します。
また、Uハンドル仕様の低価格付属仕様のMUR196SDWFも同時発売します。

- MUR196UDRG バッテリBL1860B・充電器DC18RF付属 希望小売価格69,600円(税抜)
- MUR196UDZ 本体のみ 希望小売価格34,500円(税抜)

- MUR196LDRG バッテリBL1860B・充電器DC18RF付属 希望小売価格69,600円(税抜)
- MUR196LDZ 本体のみ 希望小売価格34,500円(税抜)

- MUR196WDRG バッテリBL1860B・充電器DC18RF付属 希望小売価格69,600円(税抜)
- MUR196WDZ 本体のみ 希望小売価格34,500円(税抜)

- MUR196SDWF バッテリBL1830B・充電器DC18WC付属 希望小売価格51,000円(税抜)
MUR196UDシリーズ 製品仕様
| 製品名 | MUR196UD | MUR196LD | MUR196WD |
|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| エンジン相当 | – | – | – |
| モータ | ブラシ | ブラシ | ブラシ |
| 草刈刃径 | 230mm | 230mm | 230mm |
| 回転数 | 2,000~6,000min-1 | 2,000~6,000min-1 | 2,000~6,000min-1 |
| ハンドル形状 | Uハンドル | ループハンドル | 2グリップ |
| 防じん防水 | APT | APT | APT |
| バッテリー | 18V | 18V | 18V |
| 重量 | 3.7kg | 3.3kg | 3.2kg |
| 寸法 | 1,832×656×467mm | 1,832×280×201mm | 1,832×280×186mm |
| 本体価格 | 34,500円(税抜) | 34,500円(税抜) | 34,500円(税抜) |
| 販売年月 | 2026年2月 | 2026年2月 | 2026年2月 |
製品の特徴
「ブラシモータ仕様の一般~セミプロ対応モデル」

MUR196UDは、ブラシモータ仕様の一般~セミプロユースの18V充電式刈払機です。
先端回転数6,000min-1仕様を備え、回転トルクは従来モデル比較で50%アップしているのが特徴で、一般家庭での庭草・芝の刈払い作業から農地の畦・畔などの刈込作業など幅広い用途に対応します。

エンジン式同様のモータ後端配置による最適重心バランス

MUR195UDはモータを後方にレイアウトすることで先端が軽く、体の中心に近い重心バランスを実現しています。体幹がブレにくく楽に振ることができるので快適な草刈り作業を行えます。
直感的に操作できるスピードコントロールレバー

「新」スピードコントロールレバー採用により、手元を見ることなく「直感的に」速度調整を可能にします。
最低回転数2,500min-1の低速回転制御を搭載

最低回転数2,500min-1の低速回転制御を搭載。回転する刈刃の風圧の影響を低減できるので柔らかい草への草刈り作業にも対応します。
葉詰まりしにくい新形状プロテクタを搭載

刈刃とカバーの間に草が入っても絡みにくい最適形状のプロテクタが標準付属。(画像はMUR195UDのものです)
防じん防滴構造 APTを搭載、屋外使用でも影響を受けにくい
防じん防滴構造のAPTを搭載。屋外使用でも影響を受けにくく耐久性を実現します。
Uハンドル仕様のバリューモデル MUR196SDも同時発売

付属品を廉価仕様にしたMUR196SDも同時発売。製品仕様はMUR196UDのまま、付属チップソーや充電器・バッテリーが廉価仕様になっています。
2024年発売のMUR195UDとの差異が分かり難い部分も
今回のMUR196UDの特徴を一言で表すと、2年前の2024年に発売したMUR195UDをブラシモータ仕様にした充電式刈払機です。
正直なところ、製品仕様的な部分を見ただけではMUR195UD何が違うのか判別できず、最大トルクが50%アップと書かれている点を見て、マイナーチェンジモデルかとも思ってしまった製品です。
実際のところとしては、ブラシレスモータ仕様のMUR195UDからブラシモータにすることで機能面と価格を下げたクラスの製品であり、MUR195UDを松竹梅で例えるところの松とするなら、MUR196UDは竹あたりに位置する製品だと捉えられます。
使用感としては、ブラシモータにしたことで1充電当たりの作業時間は減っていますが、パワー的な部分では回転数を下げた代わりにトルクが上がっているので、カタログ上で想定している用途ではパワー不足を感じることは無いと想定しています。ただし、チップソーを逆回転させて絡みついた草を除去するカラミトリ機能は無いので注意が必要です。
カタログを熟読すればMUR196UDのコンセプトは理解できるものの、MUR195UDとの差異部分が少なく価格差もそこまでではない製品なので、このクラスを販売する意味はあったのかなとも思っています。カタログにはモータ仕様やエンジン排気量相当数も書かれていないので、実際にホームセンターで製品を選ぶユーザーは違いが分からず悩んでしまうのではないかとも思います。
ちょっと偏見が入りますが、機能や仕様を制限した価格重視コンセプトの製品を企画しても、実際には価格差や機能的な差異が出せずパッとしない製品に仕上がってしまうことはよくあるので、今回のMUR196UDもそういう製品なのではないかなと思っています。
今回の製品そのものとは直接関係のない話ですが、今回のMUR196UDのカタログには、これまであまり見かけなかった「マキタ品質」というロゴが追加されています。あくまで個人的な印象ですが、このような品質面の評価はユーザーを含む第三者の体験を通じて積み上がっていくものであり、メーカー側が前面に打ち出す形には少し違和感を覚えます。地道に評価を高めていく余地がまだある段階で、先に格付けを提示するのは余裕の無さも感じてしまいます。
表現は異なりますが、かつてのシャープの「亀山モデル」や、旧日立工機の佐和工場生産をアピールしていたコンプレッサー「さわモデル」の行く末を連想するところもあります。そうした背景を思うと、もう少し別の表現やアピール手法の方が良いのでは、と感じています。

MUR196UDシリーズ まとめ

マキタ 充電式草刈機 MUR196UDシリーズ
VOLTECHNO製品評価
(3.5 / 5)
ブラシモータの後端モータ仕様の18V充電式刈払機
- 後端モータで取り回しに優れる
- 直感的なスピードコントロール搭載
- 2,500min-2の低回転動作対応
- ブラシモータで1充電稼働時間が減少
- カラミトリ機能非搭載
MUR196UD(Uハンドルモデル)
MUR196LD(ループハンドルモデル)
MUR196WD(2グリップモデル)
MUR196SD(Uハンドルバリューモデル)
よく比較される工具

2024年2月発売















