
ボッシュは、10.8Vバッテリーに対応するコードレスはんだごて GLK10.8V-420を発売した。350℃・420℃の2段階温度切替に対応し、グリップにバッテリーを装着する小型の一体構造を採用。LEDライトと保護キャップを備え、配線補修や電子部品のはんだ付けに対応する。希望小売価格は20,000円(税抜)。
ボッシュ コードレスはんだごて GLK10.8V-420
ボッシュ株式会社は、2026年10月にProfessional 10.8Vバッテリーを使用するコードレスはんだごて GLK10.8V-420を発売します。

GLK10.8V-420は、グリップ後端にバッテリーを装着するタイプの一体型コードレスはんだごてです。
一体式のはんだごてながらも設定温度350℃・420℃の2段階で調整できる機能を持つため、ケーブルや電子部品、LEDテープなどのはんだ付けに対応します。
本体質量はバッテリーを除いて0.18kgと軽量ボディで、保護キャップ装着で補修用の工具と一緒に持ち運びやすい仕様になっています。
販売仕様は本体のみのGLK10.8V-420で、はんだごてチップ2個と保護キャップが付属します。
- GLK10.8V-420 本体のみ・バッテリー充電器別売 希望小売価格20,000円(税抜)
GLK10.8V-420 製品仕様
| 製品名 | GLK10.8V-420 |
|---|---|
| 外観 | ![]() |
| バッテリー | ボッシュ Professional 10.8V |
| 設定温度 | 350℃/420℃ |
| 温度調整 | 2段階切替 |
| 加熱時間 | 200℃まで20秒 |
| こて先 | 交換式 |
| 作業灯 | LEDライト |
| 状態表示 | 加熱・設定温度到達・冷却 バッテリー残量 |
| 質量 | 0.18kg(バッテリー除く) |
| 寸法 | 幅223×奥行51×高さ68mm (バッテリー・保護キャップ除く) |
| 標準付属品 | はんだごてチップ×2・保護キャップ |
| 希望小売価格 | 20,000円(税抜) |
製品の特徴
「350℃・420℃の2段階温度切替搭載の一体型モデル」

GLK10.8V-420は、グリップ後端にバッテリーを装着する一体型のコードレスはんだごてです。
電源スイッチを押し込みながらスライドすると、電源がONになり350℃または420℃を選択できる仕様になっており。作業する配線や部品に合わせて温度調節が可能になっています。
電源をグリップにまとめた一体構造なので、本体を持って作業箇所を移動できます。設備の配線補修や警報装置の取り付けなど、ケーブルがある場所へ工具を持ち込む作業に最適です。

LEDライトと状態表示灯で手元と温度を把握

LEDライトは電源を入れると点灯し、こて先付近の作業範囲を照らします。
設備の内側や家具の陰など、周囲の照明が届きにくい場所でも作業箇所を見やすくできます。
2種類のこて先付属と持ち運び用の保護キャップ

こて先は平型と斜めカット型の2種類が付属しており、作業に合わせて最適なこて先を合わせて選べます。
こて先は白光 T18シリーズに近い形状なので、ホームセンターや電子部品販売店での購入も可能で、幅広いこて先に対応できます。

付属の保護キャップは、グリップ前方のフィンガーガードに引っ掛けてロックします。冷却後のこて先を覆って収納できるため、工具箱の中でも先端を保護しながら持ち運べます。
ミルウォーキー M12 SIとの比較
競合モデルのコードレスはんだごてとしては、ミルウォーキー M12 SIが挙げられます。

GLK10.8V-420の特徴としては、2段階の温度切替機能と専用カバー装着が挙げられます。
特に、温度切替機能はバッテリー本体着脱式のコードレスはんだごてとしては採用例がない機能なので、配線のはんだ付けから基板作業まで行う方にはメリットの大きい機能と考えられます。
ミルウォーキー M12 SIの特徴としては、本体を曲げられる構造が特徴で、作業シーンに応じてガン形状やくの字形状にして作業を行えるのが大きな利点となります。その一方で、温度切替機能は無く、折り曲げ構造があるために全長が長いので、取り回しの面では若干悪い面もあります。
これらを比較すると、若干ボッシュ GLK10.8V-420のほうが優位にも感じますが、それぞれ一長一短の部分はあるのでどのような機能と形状が必要なのかを吟味してから選ぶ方が良さそうです。
製品の比較を TOOLNARY で見る| 製品名 | ボッシュ コードレスはんだごて GLK10.8V-420 | ミルウォーキー コードレスはんだごて M12 SI |
|---|---|---|
| 外観 | GLK10.8V-420 | M12 SI |
| メーカー | ボッシュ | ミルウォーキー |
| 製品カテゴリ | はんだごて | はんだごて |
| 本体電源 | バッテリー / 10.8 V / ボッシュ プロ用 10.8V/12V | バッテリー / 12 V / ミルウォーキー M12 |
| 最高温度 | 比較対象内の最大値:420 ℃ | 400 ℃ |
| 温度設定範囲 | 350℃/420℃ | - |
| 予熱時間 | 20 秒200℃に達するまで。 | - |
| こて先規格 | - | 交換式(ポイント/フラット)工具を使わず交換可能。 |
| 本体寸法 | 68×51×223mm | 全長294mm |
| 質量 | 比較対象内の最小値:0.18 kg | 0.41 kg2.0Ahバッテリー装着時。 |
| 構造・可動部 | - | 一体型。ヘッドを0°・45°・90°の3段階で固定可能。 |
| 状態表示 | こて先の状態表示灯を搭載。 | 緑点滅:加熱中/緑点灯:使用準備完了/赤点灯:電源OFF後の高温状態。 |
| 作業用LEDライト | あり | あり |
| 連続使用時間(条件別) | - | 60分国内流通仕様表の値。使用バッテリーと作業条件の記載なし。 |
温調機能は二段階のみだが魅力的
GLK10.8V-420は、差し込み式の10.8Vバッテリーを装着するタイプのコードレスはんだごてです。
最近はUSBバッテリー内臓のハンダゴテもありますが、GLK10.8V-420やM12 SIのようなバッテリー着脱式のコードレスハンダゴテは、普通の電源コード式のハンダゴテと同等の十分な熱容量を持つので、基板や配線のはんだ付けに対応できる汎用性の高さがウリとなります。
筆者は、ミルウォーキー M12 SIの国内正規発売が行われた際、すぐに飛びついて購入してしており、実際に役立つシーンも多いのでこの手のコードレスはんだごては愛用の製品になっています。とは言え、M12 SIは温調機能が無いので、無理して表面実装部品の実装を行った時にはパターンを焼いて剥がしてしまったり、インサート圧入時に樹脂を焼いてしまったりなどトラブルも起きているので、2段階ではあるもののGLK10.8V-420の温度切替機能はちょっと魅力的に見えています。
最近はバッテリー内臓式のUSB充電はんだごても通販サイトで買えるようになっていますが、先端コテ形状がC210のものが多く、熱容量的に不足する場合もあるため、比較的太めの配線にはんだ作業を行う時には今回の製品のようなコードレスはんだごてを使用したいところでしょうか。








