
電動工具メーカーのボッシュ株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、2026年9月24日にコードレスマルチツール GMF 18V-30を発売する。本体質量1.0kgの軽量設計と、切断時の振動を抑える構造を採用。スターロックプラスに対応し、スナップインシステムでブレードを交換できる。標準小売価格は32,000円(税抜)。
ボッシュ コードレスマルチツール GMF 18V-30
ボッシュ株式会社は、Professional 18Vシリーズのコードレスマルチツール GMF 18V-30を発売します。

GMF 18V-30は、プロ用18Vバッテリーで使用する充電式マルチツールです。先端工具を小さな角度で左右に振動させ、木材などの切断や研磨に使用します。
STARLOCKとSTARLOCK PLUSブレードの装着と、左右3°の振幅角に対応するマルチツールで、壁面の開口や床面に沿った配管の切断など、部材を取り付けた状態で部分的に加工したい場面に対応します。
軽量1.0kgのコンパクトボディと3.0m/s^2の低振動設計で快適な作業を実現しており、マルチツール作業時の手の痺れや疲れを軽減します。
販売仕様は、本体のみのGMF 18V-30で販売します。
- GMF 18V-30 ブレード1枚付属/バッテリー・充電器別売 標準小売価格32,000円(税抜)
GMF 18V-30 製品仕様
製品の特徴
「本体1.0kgの軽さと低振動設計なスターロックプラスマルチツール」

GMF 18V-30は、スターロックプラスブレード対応モデルです。
本体重量は1.0kの軽量ボディで全長は280mmの取り回しに優れており、細径グリップを採用したことで壁際や入り組んだ場所で本体を持ち替えながら作業する際にも使いやすいモデルになっています。
デュアルハウジング構造で手に伝わる振動を抑制

駆動部からグリップへ伝わる振動を抑えるデュアルハウジング構造の採用によって振動値は3.0m/s²に低減しています。
スナップインシステムでブレードを素早く交換

先端工具の交換にはスナップインシステムを採用。
取り外しはSDSレバーを操作する方式で、加工直後の熱を持ったブレードに直接触れずに外せます。作業場所を移動しながら異なる材料を加工する場合にも交換の手間を抑えられます。
振動数はダイヤルで無段階調整可能

振動数は10,000~18,000回/分で、電子無段変速ダイヤルによって調整できます。
過負荷からモーターを保護するEMP機能を搭載しており、LEDライトも備えているため暗い場所での作業も行いやすくなっています。
マキタ TM53Dとの違いを比較解説
STARLOCK MAXに対応しない充電式マルチツールとしては、マキタ 充電式マルチツール TM53Dが競合モデルとして挙げられます。

マルチツールの最上位規格のブレードはSTARLOCK MAXであり、それに対応するハイエンドマルチツールの製品展開も進みましたが、最近はMAXほどの作業能力を持たせず、OISやSTARLOCK対応に留めた軽量小型の充電式マルチツールも展開しています。
マキタ TM53DはOIS/STARLOCK対応モデルであり、ボッシュ GMF 18V-30はSTARLOCK/STARLOCK PLUSと対応ブレードが異なっています。
ブレード仕様としてはSTARLOCK PLUSに対応するボッシュ GMF 18V-30の方が優位なのですが、マルチツール本体の製品仕様としては振動角度や振動数でマキタ TM53Dの方が優位となっている悩ましい製品となっています。
具体的な違いとしては、軽量コンパクトでSTARLOCK PLUSに対応するボッシュ GMF 18V-30、OISブレード対応で製品性能が高いマキタ TM53Dとなっています。
実用的な観点としては、既にSTARLOCK MAXマルチツールを所持していて、2台目マルチツールのちょい使い用に購入を検討しているのであれば、ブレードの種類や価格的な安さで利点があるOISブレード対応の点やデプスアクセサリーがある点からマキタ TM53Dが優位かもしれません。
取り回し重視の軽量STARLOCK PLUSマルチツール
今回のGMF 18V-30は、取り回しのよさと導入価格のバランスを重視したい方に向く充電式マルチツールです。特に18Vマルチツールとしての本体重量の軽さはクラストップと考えられます。
ただし、ここ数年は競合他社による18VモデルのOIS/STARLOCKの新型マルチツールや10.8Vモデルの軽量マルチツールの製品展開も進んだため、GMF 18V-30のアピールポイントである軽量コンパクトは日本市場的にあまり響かない要素かもしれません。
ボッシュユーザーの方であれば、2025年に発売した上位モデルのGMF 18V-40Hの2台目マルチツールとして有力な製品になりそうですが、マルチツールの新規購入を考えている方や既に他電動工具ブランドのマルチツール持ちの方であれば、あまり選ぶ必要はないかなと思うのが正直なところでしょうか。
特に、OIS非対応仕様はジェフコム スイッチボックスソーなどの特殊仕様のマルチツールブレードに対応できないため、この辺りも2台目マルチツールとして選ぶには厳しい製品仕様かもしれません。
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