株式会社やまびこ(本社:東京都青梅市)は、2021年11月24~26日開催の草刈り・除草ワールド2021 ECHOブース内で新製品のバッテリー式T字型バリカン BTT510を発表した。T字型のバリカン刃の搭載で効率の良い刈払い作業を実現する。発売時期は2022年春を予定。同ブース内では新型の50Vバッテリーチェンソー2種も同時展示した。
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ECHO バッテリー式T字型バリカン BTT510
屋外作業機械を製造および販売する株式会社やまびこ(本社:東京都青梅市)は、2021年11月24~26日開催の草刈り・除草ワールド2021(会場:東京ビッグサイト青海展示棟) ECHOブース内で新製品のバッテリー式T字型バリカン BTT510を発表した。
草刈り作業における新発想のT字型バリカン刃を採用し、往復狩りが可能な構造によって刈り残しが少なく、さまざまな角度に生えた草も簡単に刈り込める特徴を持ちます。
本製品はECHOブランドの50Vバッテリーシリーズに対応し、刈払機やチェンソーなどの他の製品との相互利用にも対応する。
販売時期は2022年春を予定。本体のみの予定販売価格は61,600円(税込)
- BTT510/1 充電器LCJQ-560D・バッテリーLBP-560-100付属 希望小売価格99,000円(税抜)
- BTT510/2 充電器LCJQ-560D・バッテリーLBP-560-200付属 希望小売価格108,900円(税抜)
- BTT510 本体のみ 希望小売価格61,600円(税抜)
BTT510 製品仕様
製品名 | BTT510 |
カッター長 | 475mm |
カッター形状 | 両刃 |
モーター形式 | DCブラシレス |
連続動作時間 | 40min(1P)/80min(2P) |
乾燥重量 | 3.0kg |
寸法 | 1480×475×275mm |
製品の特徴「草刈の常識を覆す新発想の園芸機器」
BTT510は、草刈り作業に使う充電式機器として新発想のT字型のバリカン刃を採用した草刈り機です。
前後に備え付けられたバリカン刃によって往復狩りが可能なので、刈り残しが少なくバリカン刃自体の角度調整によってさまざまな角度に生えた草も刈りこむことができます。
バリカン下部にはソリと車輪が設けられており、平面は車輪でスムーズに、凹凸面は反りで乗り越え、確実に草を捉えて滑らかに刈り込み作業が行えるのが特徴です。また草の密度が高い場所でもオートブースト機能によりいつでも総会に草を刈りこめます。
ECHO新型のバッテリーチェンソー
同展示ブースでは、新型の50Vバッテリーチェンソー BCS510W-30SC/BCS530-35H25も展示した。
製品名 | BCS510W-30SC | BCS530-35H25 |
ガイドバー調 | 300mm | 350mm |
チェン種類 | 25AP-68E | 25AP-76E |
重量 | 4.5kg | 5.4kg |
寸法 | 730×190×220mm | 810×219×262mm |
思いつきそうで思いつかなかったT字型バリカン機
刈払機に装着するバリカン刃には三陽金属 ツインブレードやアイデック スーパーカルマーなどがありますが、刈払機の高速回転を落とすための減速ギアによって重量化・複雑化しているのが欠点でした。
BTT510は、製品本体をバリカン刃に合わせたモータ出力にて、T字型形状にすることで使い勝手を大きく向上させているのが大きな特徴です。類似形状のバリカン刃搭載の草刈り機と異なり、ソリと車輪で使いやすさも大きく向上しているのは見逃せない点でしょう。
バリカンの刃の幅475mmについては、「もっと長い形状や曲線バリカンを出す予定は無いのか」と聞いてみたところ、試験機のレビュー時点では30cmや1mの製品もあったようですが、結局一番使い勝手の良い475mmが最も好評だったため、このサイズでの販売となったようです。
また、やまびこ他ブランドや他シリーズでの展開を確認したところ、T字型バリカン機を出すのはECHOブランドの50Vシリーズのみで、現時点では他製品への採用や先端アダプタのみの展開は予定していないとのこと。