切断・切削工具の開発および製造・販売を行う株式会社モトユキ(本社:大阪府堺市)は、2022年3月にX-LOCK対応の多羽根ディスク ガチフラXに100mm径のシリーズを追加した。砥材はジルコニアアルミナで粒度は#36から#120まで4種を揃える。希望小売価格は6,500円。
目次
ガチフラX 100mm GGW-XZ-100シリーズ
切断・切削工具の開発および製造・販売を行う株式会社モトユキは、2022年3月から同社が展開するグローバルソーブランドのX-LOCK対応多羽根ディスク ガチフラXに100mm径バリエーションのGGW-XZ-100シリーズを追加しました。
発売当時は125mm径のGGW-XZ-125シリーズしか選択肢の無いX-LOCKシリーズでしたが、100mm径のX-LOCK対応多羽根ディスクの登場によって、100mm X-LOCKシリーズがより使いやすくなります。
- GGW-XZ-100-36 粒度#36 希望小売価格6,500円(税抜)
- GGW-XZ-100-60 粒度#60 希望小売価格6,500円(税抜)
- GGW-XZ-100-80 粒度#80 希望小売価格6,500円(税抜)
- GGW-XZ-100-120 粒度#120 希望小売価格6,500円(税抜)
製品の特長
「100mm X-LOCK初の100mm 多羽根ディスク」
ガチフラX GGW-XZ-100シリーズは、100mm X-LOCKシリーズ初の多羽根形状の研削ディスクです。
100mm径のX-LOCKディスクは販売メーカーが少なく、マキタ純正アクセサリと数社の砥石・ディスクメーカーのみの展開となっていましたが、今回グローバルソーブランドで100mm径の多羽根ディスクが発売されたことで、金属作業において切断から中仕上・仕上げ作業まで対応できるようになります。
100mm X-LOCKディスクグラインダがようやく実用的に?
昨年のガチフラX 125mm径の発売時にモトユキは「100mmX-LOCKが普及しておらず、取り付け構造の都合上、研磨布紙の面積が少なくなってしまうため難しい」と回答していましたが、その裏では100mmディスクの開発も進めていたのは流石と言うところでしょうか。
さてX-LOCKシリーズは、構造規格元のBOSCH主導で開発が始まり、海外で普及が進んでいる125mm径を中心に製品展開が進められている規格です
125mm径のX-LOCKディスクグラインダに関してはBOSCH主導のアクセサリ展開により、一通りの作業を行うには困らないラインナップが揃っているのですが、マキタに関しては日本で普及している100mm径のグラインダにX-LOCKを搭載するGA420D/GA045Gを発売しながらも、肝心の100mm X-LOCKディスクアクセサリがほとんど無い状態が続いていました。
今回、グローバルソーからX-LOCK対応の100mm多羽根ディスクが発売されたことにより、鉄工系の現場作業でようやくX-LOCKディスクグラインダが日の目を見られるようになるかもしれません。