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2024年9月20日

HiKOKI WH18DD コードレスインパクトドライバを発売、Amazon限定のミドルクラス

HiKOKI WH18DD コードレスインパクトドライバを発売、Amazon限定のミドルクラス

電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)からコードレスインパクトドライバ WH18DDを2022年2月よりAmazon限定で販売する。

HiKOKI コードレスインパクトドライバ WH18DD

電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)から18Vコードレスインパクトドライバ WH18DDのAmazon限定販売を2022年2月より開始しました。

本機はミドルクラスに位置する小型サイズの18Vコードレスインパクトドライバです。薄型18VバッテリBSL1820Mの採用により本体重量1.2kgの軽量化を達成し、重心が手元に置くことで取り回しにも優れるインパクトドライバです。

低価格なインパクトドライバながらもブラシレスモーターを採用しており、カーボンブラシ不要のメンテナンスフリーで経済的です。

販売仕様はバッテリBSL1820M・充電器UC18YKSLが付属する(2BG)仕様のみ展開し、Amazonストア限定で販売します。

製品仕様 (18Vミドルクラス WH18DB比較)

製品名 WH18DD WH18DB
外観

能力(小ねじ) :4~8mm
能力(普通ボルト) M5~M14 M5~M16
能力(高力ボルト)
M5~M12
最大締付トルク 140N・m 172N・m
無負荷回転数 0~3,200min-1 0~3,100min-1
打撃数 0~4,000min-1 0~3,400min-1
フック × 付属
付属バッテリー (2BG)仕様:BSL1820M×2 (2SC)仕様:BSL1830×2 
(2JC)仕様:BSL1850C×2
付属充電器 UC18YKSL UC18YSL3
重量 1.2kg
(BSL1820M装着時)
1.5kg
(BSL1850C装着時)
寸法 134×217×28mm 128×242×29mm
実売価格
(2020/03参考)
(2BG)仕様:23,500円(税込) (2SC)仕様:30,000円(税込)
(2JC)仕様:36,000円(税込)
販売年月 2022年2月 2019年5月

製品の特徴
「Amazon限定販売のHiKOKIインパクトドライバ」

本機WH18DDは、Amazon限定販売のコードレスインパクトドライバです。

HiKOKIを取り扱うホームセンターや地域販売店での販売は行われず、Amazon HiKOKIストアからのみ購入できます。

2019年発売のミドルクラスインパクトWH18DBと比較すると、今回のWH18DDは性能を抑えることで取り回し・小型・低価格性を重視した製品です。

WH18DBについては、低価格販売が行われたフラッグシップモデル WH36DCの登場によって存在意義が失われてしまった悲運の製品となりましたが、今回のWH18DDは取り回しやスペック・価格の面で明確な差別化ができており、造作用途のような細かい締結作業において活躍できそうなインパクトドライバと言えるでしょう。

純粋なコストパフォーマンスでは
最上位HiKOKIインパクト WH36DCの優位性は崩れない

今回のWH18DDは製品そのものを評価すればスリムで取り回しの面で優れた仕様を持つ低価格インパクトではあるものの、コストパフォーマンスの面では優れたインパクトドライバと言えない製品です。このインパクトドライバ取り回し重視で選ぶのでは無ければ、一度考え直すのが良いかもしれません。

もともとWH18DDは米国市場においてWH18DDXとして販売が行われているインパクトドライバです。僅かな仕様の違いはあれど、米国販売価格では実売10,000円程度で販売されている格安帯の製品に当たります。これを考えると日本市場の23,000円は割高です。

米AmazonのMetaboHPTのWH18DDX販売ページ
価格は時期によって変動するが、最安値$79で売られている時期もある。

とは言え、日本販売の価格が高いだけならローカライズコストとして理解もできるのですが、日本市場では最上位モデルのインパクトWH36DCと価格が競合する問題があります。

HiKOKIは旧日立工機の時代から国内でもミドルクラスのインパクトドライバを併売する傾向があります。ブラシレスモータ世代以降、「シェアを増やすためのハイエンドインパクト低価格販売」と「機能を限定したミドルクラスインパクト」の製品展開をまともに両立できた例は少なく、HiKOKiミドルクラスのインパクトは中途半端な立ち位置に留まっています。

HiKOKI(日立工機)の歴代18Vミドルクラスインパクトドライバ。

今回のWH18DDもその例に漏れておらず、本製品を購入するのであれば、もう少しだけ予算を捻出して、29,000円程で販売されている最上位モデルのWH36DC(XPS) Amazon限定 Bluetoothバッテリ1個付属セットを選ぶのがおすすめです。

HiKOKI 最上位のフラッグシップインパクトドライバ WH36DCは業界トップクラスの性能を持ち、18V-5.0Ah(36V-2.5Ah)のマルチボルトバッテリーBSL36A18Bや急速充電器 UC18YDL2、小物が大量に入る専用ケースも付属しながらも価格差は6,000円程度に収まり、価格・性能共に優秀な製品なので、電動工具を選ぶのが初めてでHiKOKIブランドのインパクトを選ぶのであれば、初めから最上位モデルのWH36DCを選ぶのが良いでしょう。

製品名 WH18DD(2BG) WH36DC(XPS)
外観

動作電圧 18V 36V
対応バッテリシリーズ 18V/マルチボルト マルチボルト
能力(小ねじ) :4~8mm
能力(普通ボルト) M5~M14 M5~M16
能力(高力ボルト)
M5~M12 M5~M14
最大締付トルク 140N・m 200N・m
無負荷回転数 0~3,200min-1 0~3,600min-1
打撃数 0~4,000min-1 0~4,100min-1
LED 下方 白色1灯 センタハイト白色3灯
フック × 標準付属
Bluetoothカスタム ×
付属ケース 小型ケース 小物入れ付きケース
付属バッテリー BSL1820M×2
(18V-2.0Ah)
BSL36A18B×1
(18V-5.0Ah/36V-2.5Ah)
付属充電器 廉価充電器
UC18YKSL
超急速充電器
UC18YDL2
重量 1.2kg
(BSL1820M装着時)
1.5kg
(BSL36A18B装着時)
寸法 134×217×28mm 116×241×29mm
実売価格
(2020/03参考)
23,500円(税込) 29,000円(税込)
販売年月 2022年2月 2020年10月
特筆事項 Amazon限定モデル Amazon限定仕様

 

 

WH18DDまとめ

HiKOKI コードレスインパクトドライバ WH18DD

VOLTECHNO製品評価 3 out of 5 stars (3 / 5)

Amazon限定販売の低価格ミドルクラスインパクトドライバ

良い点
  • 小型で取り回しに優れる
  • 低トルク仕様で造作作業に向く
悪い点
  • 基本スペックが低め
  • 付属品を含めると割高
  • 別売純正フックが取り付けられない

よく比較される工具

HiKOKI WH36DC

2020年10月発売

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

マルチボルトバッテリー

18Vバッテリー

Bluetooth搭載マルチボルトバッテリー

充電器

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