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2024年9月23日

マキタ BS001G 充電式ベルトサンダを発売、幅76mm仕様でACモデルを超える作業効率

マキタ BS001G 充電式ベルトサンダを発売、幅76mm仕様でACモデルを超える作業効率

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年9月に40Vmax充電式ベルトサンダ BS001Gを発売する。幅76mmのベルトを備えハイパワーブラシレスモータの搭載によりACモデルより約30%の作業効率を実現する。本体標準小売価格は55,500円(税抜)から

目次

マキタ 充電式ベルトサンダ BS001G

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年9月に充電式ベルトサンダ BS001Gを発売します。

BS001Gは40Vmaxバッテリーで動作するアップハンドル型の充電式ベルトサンダです。

40Vmax バッテリとハイパワーブラシレスモータを採用しており、ACモデルと比較して作業能率が約30%アップしており、モータの定回転制御機能によって負荷が掛かってもベルト速度が落ちにくく粘り強い研削を実現します。

可変フロントハンドル構造により壁際作業にも対応でき、別販売品のクランプ・ガイドルールセットを装着すれば定置型のベルトサンダとしても使用できます。

販売仕様は本体のみのBS001GZで販売します。

  • BS001GZ 本体のみ 希望小売価格55,500円(税抜)

BS001G 製品仕様(ACモデル 9911比較)

製品名 BS001G 9911
外観
研磨ベルト寸法 76mm x 533mm 76mm x 457mm
モータ ブラシレスモータ ユニバーサルモータ
無負荷研磨ベルト速度 120~470m/min 75~270m/min
変速モード 1~5 1~6
スイッチ形状 トリガスイッチ トリガスイッチ
対応電源 40Vmax AC100V
無線連動 ×
逆さ置き
振動3軸合成値 <2.5m/s2 <2.5m/s2
重量 4.7kg 2.6kg
長さ 440×148×165mm
本体価格 55,500円(税込) 31,300円(税込)
販売年月 2024年9月

製品の特徴
「40Vmaxバッテリー対応のアップハンドル型ベルトサンダ」

BS001Gは、40Vmaxシリーズ初の充電式ベルトサンダです。

40Vmaxバッテリとハイパワーブラシレスモータの採用により、ACモデルから約30%の作業能率アップを実現しており、モータの定回転制御機能によって負荷が掛かってもベルト速度が落ちにくく粘り強い研削を実現します。

重心設計もベルトの中心に来るようにバッテリが配置されており、研削ムラを低減しつつ安定したサンディングが行えるようになっています。

可動フロントハンドルで壁際作業や収納に便利

ハンドル位置を調節できる可変フロントハンドルは前方60°・後方30°の範囲で調節できます。

本体右側面はフラットなので壁際の研磨作業にも対応でき、使いやすい位置にハンドルを調節できます。

逆さ置きで定置型ベルトサンダとしても使用可能

ハウジング上面に平面部を設けているため、別販売品のクランプ・ガイドルールセット品を装着すれば小物研削等に最適な定置式ベルトサンダとしても使用できます。

ただ、BL4050Fなどの大型バッテリーを装着する場合には、BS001Gと作業台のすき間が無くなるようスペーサーを挟む必要があります。

別売サンディングシュー装着でより平滑な仕上げ

別売のサンディングシュー装着で、研削面をへり平滑で綺麗に仕上げられます。

ロック式の脱落防止機能付きダストバックが標準付属

ロック機構を備えた脱落防止機能付きダストバッグが標準付属しており、作業中に不意に外れることがありません。

3段階で照射角度を調節できる白色LEDライト

前方を照らすLEDライトは可動式で照射角度を45°の範囲で3段階に調節できます。

マキタの無線連動AWSに対応

マキタの無線連動集じん機能AWSに対応、充電式モデルながらも集じん機との連動動作に対応します。

防水保護等級 IPX6に適合

防水保護等級IPX6に適合。屋外作業での急な雨天時でも安心して使用できます。

HiKOKI コードレスベルトサンダ SB3608DAとの違い

国内で販売されているアップハンドル式の充電式ベルトサンダとしては、HiKOKI コードレスベルトサンダSB3608DAが競合モデルとなります。

どちらの製品も幅76mmベルト仕様であり、36Vバッテリーでの動作や壁際作業に対応する構造なので、実際の使用感もほとんど同一で変わらないものと考えられます。

重量の仕様ではHiKOKI SB3608DAの方が0.4kg軽くなっていますが、マキタBS001Gは大型バッテリのBL4040装着時の重量を表記しているので、実際の重量差はそこまで大きくないと想定しています。

付加価値的な面だと、マキタ BO001Gは逆さ置き機能や防水IPX6への対応などもありますが、アップハンドル式のベルトサンダの逆さ置き機能はあれば良い程度の機能であり、防水IPX6も実際の作業としてはほとんど縁の無い機能であるため、製品そのものの評価としてはHiKOKi SB3608DAの方が無駄な機能も無く、優れていると言えるのかもしれません。

製品名 BS001G SB3608DA
外観
研磨ベルト寸法 76mm x 533mm 76mm x 533mm
モータ ブラシレスモータ ブラシレスモータ
無負荷研磨ベルト速度 120 – 470m/min 122 – 450m/min
変速モード 1~5 1~5+オートモード
スイッチ形状 トリガスイッチ トリガスイッチ
対応バッテリー 40Vmax マルチボルト36V
無線連動
逆さ置き ×
防じん防水 IPX6 ×
振動3軸合成値 <2.5m/s2 3.0m/s2
重量 4.7kg 4.3kg
長さ 440×148×165mm 325×199×150mm
本体価格 55,500円(税込) 46,100円(税込)
販売年月 2024年9月 2022年11月

HiKOKIに続くアップハンドル型の充電式ベルトサンダ

今回のBS001Gは、2022年に発売したHiKOKI SB3608DAに続く国内2製品目のアップハンドル充電式ベルトサンダです。

HiKOKI SB3608DAの製品解説内でも記載していますが、アップハンドル型のベルトサンダは実際の作業で使うシーンがほとんど無く、プロ用途・DIY用途ともに活用する機会の乏しい製品です。

国内で購入できる充電式ベルトサンダとしては逆さ置き機能に対応しているので、定置型ベルトサンダとして使用できるのは魅力ですが、逆さ置き使用時のハンドルがバッテリ着脱の邪魔になっているようにも見え、BL4040バッテリー装着時で約12分しか動かせないことを考えると付加価値としては微妙な機能にも見えてしまいます。

製品のアピールポイントとしては重心位置であり、サンディングシューなどのアクセサリもあるので、そのあたりの使い勝手はAC電源のモデルよりも使いやすいのかもしれません。アップハンドル型のベルトサンダを多用する方で研削ムラが気になる方などは、マキタ展示会などで実物があれば一度触らせてもらうのが良いかもしれません。

とは言え、数が出る製品ではないため、実際に展示会などで触れられる機会は発売直後の1年以内に限られそうな感じがします。

まとめ

マキタ 充電式ベルトサンダ BS001G

VOLTECHNO製品評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

良い点
  • ACモデル以上のハイパワー
  • ベルトの中心に配置された重心
  • 可動式のハンドルを搭載
  • 逆さ置きに対応
  • 壁際研削作業に対応
悪い点
  • ベルトサンダとしては高価

よく比較される工具

HiKOKI SB3608DA

2021年10月発売

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

BS001G用アクセサリ

AA 鉄工用サンディングベルト(荒仕上)

AA 鉄工用サンディングベルト(中仕上)

AA 鉄工用サンディングベルト(仕上)

WA 木工用サンディングベルト(荒仕上)

WA 木工用サンディングベルト(中仕上)

WA 木工用サンディングベルト(仕上)

CC 石材プラスチック用サンディングベルト(荒仕上)

CC 石材プラスチック用サンディングベルト(中仕上)

CC 石材プラスチック用サンディングベルト(仕上)

40Vmaxシリーズ 標準バッテリ

40Vmaxシリーズ 高出力Fバッテリ

バッテリアダプタ

40Vmaxシリーズ 充電器

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(1口充電器セット)

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(2口充電器セット)

ポータブル電源

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