電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2020年11月に40Vmaxシリーズ対応の充電式ドライバドリルDF002G/震動ドライバドリルHP002Gの2機種を発売する。ミドルクラスのドライバドリルで全長が短く取り回しに優れているのが特徴。
目次
40Vmaxミドルクラスドライバドリル DF002G/HP002G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2020年11月に40Vmaxシリーズ対応の充電式ドライバドリルDF002G/震動ドライバドリルHP002Gの2機種を発売する。
DF002G/HP002Gは共に全長の短いミドルクラスのドライバドリル、高出力バッテリーの40Vmaxバッテリーを搭載するが、高出力を謳う製品ではなく、取り回しの良さを重視した取り回しに優れたドライバドリルとして展開。
穴あけ能力は、木工Φ38mm・鉄工Φ13mm、震動ドライバドリル HP002GはコンクリートブロックΦ13mmの穴あけ作業にも対応する。
販売仕様は、充電器DC40RA・バッテリBL4025×2本・ケースが付属するGDRX仕様と、本体のみのGZ仕様で展開される。カラー展開はドライバドリル DF002Gのみ青/黒の2色展開となる
- DF002GRDX 充電器・バッテリー・ケース付属
- DF002GZ 本体のみ
- DF002GRDXB[黒] 充電器・バッテリー・ケース付属
- DF002GZB[黒] 本体のみ
- HP002GRDX 充電器・バッテリー・ケース付属
- HP002GZ 本体のみ
DF002G/HP002G製品仕様
製品名 | DF002G | HP002G |
製品カテゴリ | ドライバドリル | 震動ドライバドリル |
能力 | 木工:Φ38mm 鉄工:Φ13mm |
木工:Φ38mm 鉄工:Φ13mm コンクリート:Φ13mm |
最大締付トルク | 65N・m | |
チャック能力 | 1.5~13mm | |
無負荷回転数 | 高速:0~2,200min-1 低速:0~900min-1 |
|
打撃数 | – | 高速:0~33,000min-1 低速:0~9,000min-1 |
重量 | 1.9kg | |
寸法 | 164×86×265mm | 174×86×265mm |
定価 | DF002GZ 25,200円 | HP002GZ 26,200円 |
バッテリー | 40Vmax | |
カラー展開 | 青・黒 | 青 |
製品の特徴「ミドルクラスの取り回し重視モデル」
DF002G/HP002Gは取り回しに優れたコンパクトサイズのドライバドリルです。高出力モデルのDF001G/HP001Gの全長181mmに対し、17mmも全長短縮され、重量も0.4kg減の1.9kgと軽量化。
40Vmaxバッテリーの採用により、18Vモデルのミドルクラスドライバドリルよりもコンパクト化を実現しながらも作業性は向上し、木工穴あけスピードは約30%アップ、震動ドライバドリルの石工穴あけスピードは約35%アップを実現。
バッテリー残量が減っても回転数を維持
低回転制御の搭載により、バッテリー残量や作業負荷に左右されにくい安定した穴あけ作業を実現。
高耐久オールメタルギヤにより耐久性をUP
ギアボックスの変速ギアには、高耐久のメタルギヤを搭載し耐久性アップ。
40Vmaxバッテリーで防水IPX6適合
40Vmaxバッテリーは防水防じん保護等級IP56に適合。本体装着時は防水保護等級IPX6に適合。
※バッテリを装着した場合は、本体側の保護等級に準じます
保護等級 | 内容 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
40Vmaxシリーズながら取り回しを重視したドライバドリル
マキタが2019年に発表した40Vmaxシリーズは、高出力が特徴の充電式電動工具シリーズですが、今回のDF002G/HP002Gは、出力を抑えたコンパクトモデルです。
40Vmaxの既存18Vシリーズとの差別化は、高機能高出力化を骨子とした製品展開を進めていくものと予想されましたが、今回のコンパクトモデルへの展開によって、高出力からコンパクトサイズのミドルクラスまで、全てのクラスの電動工具で40Vmax化が進むことになると考えられます。