電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年2月に充電式18Vシリーズ 充電式ジグソーJV184D発売する。ブラシレスモータ搭載によりACモデル比45%の切断スピード向上を実現し、誤作動を防ぐ主電源スイッチやロックオンスイッチ等の機能を備えた使い勝手に優れたモデルとなっている。本体希望小売価格は27,400円(税抜)
目次
マキタ 18V充電式ジグソー JV184D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年2月に充電式18Vシリーズ 充電式ジグソーJV184D発売します。本体希望小売価格は27,400円(税抜)
ブラシレスモータを搭載し、誤作動を防ぐ主電源スイッチやロックオンスイッチなどの使い勝手を向上させる各種機能を搭載。切断時のみ高速回転するソフトノーロード機能により効率よく切断作業を行えます。
販売仕様はバッテリー充電器付属のJV184DRGとケースのみが付属するJV184DZKで展開します。
- JV184DRG バッテリーDC18RF・バッテリBL1860B・ケース付属 希望小売価格56,800円(税抜)
- JV184DZK ケース付属 希望小売価格27,400円(税抜)
製品仕様 (前機種 JV182D比較)
製品名 | JV184D | JV182D |
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外観 |
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切断能力 |
木材:135mm |
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傾斜角度 | 左右45° | |
ストローク量 | 23mm | 26mm |
ストローク数 | 0~3,000min-1 | 800~3,500min-1 |
重量 | 2.3kg | 2.5kg |
寸法 | 259×77×207mm | 266×77×208mm |
本体価格 | 27,400円(税抜) | 42,600円(税抜) |
販売年月 | 2022年2月 | 2014年 |
製品の特徴
「低価格なスタンダード充電式ジグソー」
従来モデルのJV182Dや他社ジグソーの充電式ジグソーの価格設定30,000~40,000円に対し、JV184Dはブラシレスモータを搭載する充電式ジグソーとして低価格設定の27,400円(税抜)で販売が行われます。
低価格設定ながらも、切断性能に関してはブラシレスモーターを搭載ており、AC機比で約45%アップの切断スピードを搭載しており、使いやすいスタンダードクラスのジグソーとなっています。
ロックオンスイッチを搭載
スイッチが入った状態を保持できるロックオンスイッチを搭載。連続作業や切り抜きの曲線切断などの持ち替えが簡単に行えます。
切断時のみ高速回転するソフトノーロード
切断時の負荷を検知するまでストローク数を抑制するソフトノーロード機能を搭載。
切断を始めるまでの墨線位置合わせなどが簡単に行えます。
オービタル・スピード調整ダイヤルなど使いやすい各種機能を搭載
HiKOKI コードレスジグソーCJ18DAとの違い
同価格帯で競合する18V充電式ジグソーはHiKOKI CJ18DAです。
HiKOKI CJ18DAに関してはジグソーそのものとして悪い製品ではないものの、今回のマキタJV184Dどころか自社36VモデルのCJ36DAに対してすら明確な有意性を見いだせない微妙な立ち位置の製品であり、モータ仕様や価格で劣るCJ18DAを選ぶ利点はほとんどありません。
36VジグソーのCJ36DAとの比較にしても、一般的にジグソーに求められる作業は板材の曲線切断であり、過大な切断スピードを必要とするシーンはほとんどありません。高価格帯のジグソーでは低振動化している製品もありますが、板材の切断作業においてはそこまで重要な要素でもありません。
ある意味、今回のマキタJV184Dは、低価格戦略を得意とするHiKOKIブランドのお株を奪う、価格と性能のバランスに優れた製品と言えるでしょう。