Makita Singapore Pte. Ltdは、2021年12月に充電式芝刈り機LM001J/LM002Jを発表した。マキタの新しい充電式バッテリー 64Vmaxに対応する初のモデルで、57.6Vの高電圧動作が特徴。刈込幅が異なる2モデルを展開し、460mm幅のLM001Jと534mm幅のLM002Jを同時発売する。
記事内で紹介する製品は海外地域の情報であり、日本での正規販売は行われていません。株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控え下さい。
目次
Makita 64Vmax充電式芝刈り機 LM001J/LM002J
電動工具を販売するMakita Singapore Pte. Ltdは、64Vmaxバッテリー対応の充電式芝刈り機 LM001J/LM002Jを発表しました。
基本的な製品仕様は18V×2本モデル MLM532Dやコネクタ接続 MLM001Cに準じた仕様を備えており、マキタの新規格バッテリー 64Vmaxの57.6Vによる高電圧動作が特徴の充電式草刈機です。
刈込幅が異なる2モデルで展開され、460mm幅のLM001Jと534mm幅のLM002Jを販売します。
現時点で販売が予告されている地域はシンガポールのみ。日本向けモデルの販売は未定です。
製品仕様
製品名 | LM001J | LM002J |
---|---|---|
外観 |
||
刈込み幅 | 460mm | 534mm |
刈込高さ | 20~100mm | |
無負荷回転数 | 2,500 – 3,200min-1 | 2,300 – 2,800min-1 |
草刈エリア | 1,400m² | 1,600 m² |
連続稼働時間 | 34分 | 39分 |
重量 | 24.4 – 26.1kg | 25.7 – 27.6kg |
寸法 | 1,600 – 1,680 x 540 x 955 – 1,080mm | 1,710 – 1,800 x 585 x 985 – 1,115mm |
製品の特徴「64Vmaxバッテリー対応の充電式芝刈り機」
LM001J/LM002Jはマキタの新規格バッテリー 64Vmax BL6440に対応する超大型サイズのバッテリーです。
BL6440バッテリーは57.6V-4.0Ah(230Wh)の大容量を備える大型バッテリーで、本体装着式のバッテリーとしては現時点でマキタ最大容量となるリチウムイオンバッテリーパックです。
1充電あたりの作業量はLM001Jで34分、LM002Jで39分の作業量を実現しており、再充電時間は約2時間を要するバッテリー仕様になっています。
既存のマキタ充電式芝刈り機との違い
マキタの充電式刈払機は、40Vmaxを除くバッテリープラットフォームで展開が行われており、今回のLM001J/LM002Jに関しては過去に販売した充電式芝刈り機と同じ仕様を備え、対応電源のみを変更した仕様になっています。
64Vmaxバッテリーシリーズに関しては、低価格な2.0Ahリチウムイオンセルを採用した低価格大容量バッテリーがコンセプトのバッテリーシリーズと考えられ、一般家庭の芝整備に向けた製品であると考えられます。バッテリー電圧のカテゴリとしては80Vmaxと被ってしまう製品ですが、低価格なセルを採用することで価格的な区分けとしたいのがマキタの戦略でしょうか。
日本向けに関しては、64Vmaxの充電器の意匠出願が行われているので、本製品の販売が行われる可能性はあるものの、日本市場においては一般家庭への芝刈り機そのものの需要が低く、取扱える販売店も限られていることから販売の可能性はそこまで高くないと予想しています。
製品名 | LM002J | MLM532D | MLM001C |
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外観 |
|||
刈込み幅 | 534mm | ||
刈込高さ | 20~100mm | ||
電源 | 64Vmax | 18V×2 | ポータブル電源 |
無負荷回転数 | 2,300 – 2,800min-1 | ||
防水 | IPX4 | ||
草刈エリア | 1,600 m² | 1,700 m² | 6,900 m² |
連続稼働時間 | 39分 | 40分 | 120分 |
重量 | 25.7-27.6kg(本体のみ) | 40kg | 46kg |
寸法 | 1,710 – 1,800 x 585 x 985 – 1,115mm |
1,630 – 1,715×590 ×990 – 1,095mm |
1,630 – 1,715×590 ×990 – 1,095 |
LM001Jまとめ
マキタ 充電式芝刈り機 LM001J/LM002J
VOLTECHNO製品評価 (3.5 / 5)
64Vmaxバッテリー対応の充電式芝刈り機、日本未発売品
18V×2本モデル(460mm幅) | マキタ MLM462D |
18V×2本モデル(534mm幅) | マキタ MLM532D |
コネクタ接続モデル | マキタ MLM001C |
- バッテリーラインナップが乏しい
- 充電時間が長い