電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2020年12月に40Vmaxシリーズ対応の充電式ワークライトML002Gを発売する。40Vmax充電式電動工具ではシリーズ初の現場用ライト。
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40Vmaxシリーズ対応のワークライト ML002G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2020年12月に40Vmaxシリーズ対応の充電式ワークライトML002Gを発売する。標準希望小売価格は10,200円(税別)。
ML002Gは、18Vシリーズで展開されている充電式LEDワークライトML807の40Vmax対応モデル。基本仕様はML807と同等で最大光束710lm、サブLEDでは最大照度1,900lxとなる。USB出力が最大出力5V/2.4Aに向上。
販売仕様は本体のみのML002Gで展開。
ML002G製品仕様 (18Vシリーズ ML807比較)
製品名 | ML002G | ML807 |
対応バッテリー | 40Vmax | 14.4V/18V |
LED点灯構成 | 0.5W×20灯 0.5W×10灯 2.0W×1灯 |
0.5W×20灯 0.5W×10灯 1.0W×1灯 |
最大光束 | メインLED:710lm | |
最大照度 | サブLED:1,900lx | |
連続使用時間 | BL4025:10~32時間 BL4040:16~51時間 |
BL1460B:14~43時間 BL1460B:9~28時間 |
USB出力 | 5V/2.4A (Apple 2.4A) |
5V/2.1A (Apple 2.1A) |
重量 | 0.46kg | 0.42kg |
寸法 | 126×86×376mm | 121×79×121mm |
定価 | 10,200円 | 9,200円 |
カラー展開 | 青 |
製品の特徴「40Vmaxシリーズ初のワークライト」
作業に合わせて使える機能を搭載
作業に合わせてLEDライトの照射範囲を3段階切替。
360°全面に照射して簡易照明に使える20灯・前面を広く照らす10灯・フラッシュライトとして使え長時間連続点灯可能なサブLEDの3モードを搭載
収納可能のフックを搭載、360°回転可能で自由に設置可能。メタルフックで高耐久
光拡散樹脂ランプカバー搭載でLED特有の光の強さを和らげます。
サブLEDの光を遠く、広範囲に明るく照射
5A/2.4AのUSBコネクタを搭載。現場でのスマートフォン充電や緊急・災害時のUSB電源としても活用
(iPhone XR充電時 BL4040 約7回/BL4025 約4回)
周辺機器も40Vmax対応が進む、今後の展開にも期待
2019年秋の突然の40Vmaxの展開以降、急速に製品拡充を進めている本シリーズですが、ついにライトの展開も始まり、40Vmax展開は加速していきそうです。
36V電動工具の展開では、先行するHiKOKIマルチボルトシリーズが44モデルと先行していますが、この2年で40Vmaxは29モデルまで拡充を進め、一般的な作業であれば40Vmaxシリーズでも困ることは無い環境が整いつつあります。製品開発ペースを考えると、遅くとも2021年の秋ごろにはラインナップ数は逆転することになりそうです。(マルチボルトシリーズの優位点は下位互換性は考慮しない場合)
今回のML002Gに関しては、マキタライトの中で最も人気の製品が選ばれた形となっています。今後もライトの拡充は進み、ML809やML810、ML813のような大容量バッテリーの利点を生かしやすい製品が逐次投入されるでしょう。
カタログで少し気になるのが、スペック上のサブLEDが2.0Wとなっている点です。従来モデルのML807のサブLEDは1.0WのLEDですが、照度及び光束は同スペックとなっています。記載間違いとも考えられますが、もしかしたら部品や調達の都合で2WのLEDを1W相当の明るさまで落とした仕様にしているのかもしれません。
ちなみに、製品名を見ると「ML001Gは無いのか」と思ってしまいますが、既にフラッシュライトML001Gの販売も進められています。ただし、ML001Gは日本未発売のDML815に相当するモデルで、DML815自体日本発売が行われていないため、ML001Gの日本発売も見送られることになりそうです。