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2021年3月21日

マキタ ML812 充電式ライト、コンパクトサイズで1,250lmの大光量

マキタ ML812 充電式ライト、コンパクトサイズで1,250lmの大光量

電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年3月に充電式フラッシュライト「ML812」を発売します。ML812は、手軽で持ち運びのしやすい0.89kgでコンパクトサイズで最大光束1,250lmの大光量のフラッシュライトです。

マキタユーザー待望、手軽に持ち運べる大光量ライト「ML812」

電動工具を販売する株式会社マキタは2020年3月に最大光束1,250lmの18V充電式フラッシュライト「ML812」を発売します。

ML812は、持ち運びに優れる0.89kgの軽量ボディでありながら、非常に明るい光量と多彩な点灯モードを搭載しているのが特徴のライトです。切り替えられるモードは広い面を照らす「フラッドモード」、中心長距離照射「スポットモード」、点滅させる「ストロボモード」です。

製品の特長「ハンディサイズで大光量」

マキタ 充電式ライト ML812 カタログ

ML812はマキタが展開する「持ち運べるグリップ形状のライト」として、最大光束量のライトです。

これまでのマキタのグリップ形状のライトは、ワークライトやLED1灯の小型フラッシュライトのみで、照射面を照らせる大きい光束量を持つライトはスタンドライトのみに限られていました。

ML812は「スポット・フラットモード」で1,250lm。広い面を照らすフラッドモードでも1,000lmの明るさを実現しており、同社の充電式LEDスタンドライトML805(750lm)より明るいフラッシュライトです。

マキタ 充電式ライト ML812 光量比較

多彩な4種類の点灯モードを搭載

マキタ 充電式ライト ML812 点灯モード

ML812は点灯モードの切替機能を備えており、4種類の点灯モードを備えています。

モード切替はバッテリー装着部のパネルにモード切替のボタンが搭載されており、電源スイッチのトリガボタンと分けられているので、設定したモード状態で直接ON・OFFできるので使いやすくなっています。

  • 「スポット・フラッドモード」最も明るい1,250lmの光束量
  • 「スポットモード」フラッシュライトと同じ点灯モード。中心が最も明るく長距離照射
  • 「フラッドモード」周辺を明るく照らす。この状態でも1,000lmの大光量
  • 「ストロボモード」災害や緊急時などに(スポット・フラッドモード状態で点滅)
マキタ 充電式ライト ML812 点灯時間目安

角度調整や釣り下げフックで、設置場所を選ばない

マキタ 充電式ライト ML812

ML812は直接地面に設置するだけではなく、フックやストラップなどを使って様々な場所に設置が可能です。

照射角度も4段階の角度調整機能が搭載されているため、側面だけではなく上面を照らす場合など様々な作業に対応できます。

他社品比較(HiKOKI UB18DA比較)

※ライトのLED構成から最も近いHiKOKI UB18DAと比較。 優位点は太字

製品名マキタ ML812HiKOKI UB18DA
外観
最大光束スポット:600lm
フラッド:1,000lm
スポット+フラッド:1250lm
2,500lm
LED構成9W×1
1W×16
18W×1
3W×8
連続点灯時間
(最大光量時)
6.0時間
(BL1860B)
3.0時間
(BSL1860)
点灯モードスポット
フラッド
ストロボ(点滅)
スポット+フラッド
スポット
ワイド
ワイド(エコ)
スポット+ワイド
寸法119×115×313280 x 204 x 203
防じん防水APTIP54
重量0.89kg1.85kg
標準付属品肩掛けストラップ
三脚W5/8ネジ対応
定価23,200円15,000円

持ち運びと明るさのバランスに優れた現場向けのライト

ML812は持ち運び性が良く、明るさも十分なので用途や場所を選ばずどこにでも使えるライトです。特に、スタンドライトと違って上向き照射が行いやすい形なので、天井作業時の補助照明などの少し明るさが足りない部分を補うライトとして活躍できそうです。

用途やLED構成が最も近いHiKOKI UB18DAと比較すると、明るさや防水性能で見劣りしてしまう部分もあるものの、半分以下の重量や持ち運びやすいコンパクトサイズな部分が魅力的です。

余談ですが、カタログの「スポットモード時 照射距離640m – 照度0.25lx」は真上に満月がある夜と同じ明るさで実作業を想定した明るさではないようです。労働安全衛生規則で明記されている「就業させる場所の作業面の照度」1では、最も明るさの低い「粗な作業」でも照度70lxが求められています。

カタログに示された640mは夜間に「照らされている」ことが確認できるだけの照射距離であり、640m範囲内の作業性が確保できるほどの明るさではない点に注意が必要です。

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脚注

  1. 労働安全衛生規則 第三編 第四章 採光及び照明(第六百四条-第六百五条
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