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マキタ MR300 充電機能付ラジオを発売、10.8~18Vバッテリ充電に対応

マキタ MR300 充電機能付ラジオを発売、10.8~18Vバッテリ充電に対応

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年5月に14.4V/18V、スライド10.8Vの充電機能を搭載する充電機能付ラジオ MR300を発売する。

マキタ 充電機能付ラジオ MR300

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年5月に14.4V/18V・スライド10.8Vに対応する充電機能付ラジオ MR300を発売します。

MR300はリチウムイオンバッテリーの充電機能を搭載するラジオです。14.4V/18Vとスライド10.8Vバッテリーの充電に対応し、AM/FM受信のラジオ機能とBluetoothスピーカーの機能を内蔵します。

1充電あたりの連続使用時間は、BL1860B装着時 最大約24時間の連続ラジオ受信に対応します。

販売仕様は、カラー違いのMR300(青)とMR300B(黒)の2仕様展開。充電器・バッテリーなしの本体のみ仕様で販売します。

MR300製品仕様(MR113比較)

製品名 MR300 MR113
外観
スピーカー 89mm×2 63.5mm ×2
101.6mm ×1
実用最大出力 10.8V:2W×2+10W
14.4V:3W×2+15W
18V:5W×2+25W
充電機能 ×
マイクアンプ ×
防じん防水 IP64 IP65
Bluetooth ペアリングのみ マルチモード
ステレオモード
対応電源 18V / 14.4V/ スライド10.8V / AC100V
重量 5.9kg 4.9kg
寸法 268×185×305mm 268×164×295mm
  • バッテリー連続稼働時間
バッテリーラジオまたはAUXBluetooth+USB充電
BL10156時間18分54分
BL1040B16時間24分2時間18分
BL1415N5時間36分1時間
BL1430B9時間24分1時間42分
BL1460B19時間30分3時間36分
BL1815N6時間6分1時間24分
BL1820B8時間12分1時間48分
BL1830B11時間18分2時間30分
BL1860B24時間42分5時間30分

製品の特徴「充電機能を搭載」

MR300は、マキタ初の充電機能搭載ラジオです。

14.4Vと18Vのバッテリーに加え、スライド10.8Vバッテリーにも対応する充電器として使用できます。

充電時間の目安は下記の表の通りです。

バッテリー充電時間(目安)
18V/14.4V – 6.0Ah100分
18V/14.4V – 5.0Ah84分
18V/14.4V – 4.0Ah67分
18V/14.4V – 3.0Ah48分
18V/14.4V – 2.0Ah38分
18V/14.4V – 1.5Ah27分
10.8V – 4.0Ah75分
10.8V – 1.5Ah31分

ラジオやBluetoothスピーカー機能の仕様は、MR108に準じた仕様となっています。

急速充電非対応に注意

今回のMR300は、日本よりも海外マーケットの事情を汲んで開発された製品と推測しています。

海外電動工具ブランドのDeWALT・Milwaukee・BOSCH・RIDGIDでは以前から充電機能付きラジオを販売しており、Makita USAでも2020夏の時点でXRM10の製品名で販売予告を行っていました。

さて、充電機能付きラジオをそのまま既存の充電器+ラジオの置き換えに置き換える場合、いくつかの注意点があります。

ラジオの原理上、バッテリー充電中は受信感度の低下や雑音が起こる可能性も高いので注意が必要です。販売店で許可を貰えるなら、充電時のラジオ受信状態を一度確認するのがおすすめです。

特にAM受信時は充電時のノイズを強く受けてしまうため、常にバッテリー充電を行うような使い方であれば、AMラジオ受信は使用せず、ワイドFMやBluetooth接続してスマホのradikoなどでの使用を推奨します。

最も注意しなくてはならないのが、充電時間が長さです。このラジオは急速充電器の約3倍の充電時間を必要とします。充電式電動工具の稼働時間は充電器の充電速度に依存するとも捉えられるので、単純に考えた場合、充電時間が3倍に伸びてしまうと充電式電動工具の最大稼働時間は1/3に減少します。

例えば、丸ノコやグラインダのような工具をガンガン使う用途では充電が間に合わなくなってしまうでしょう。

また、付属するACアダプタが大きく、取り回しも悪いので注意が必要です。大型のACアダプタは価格も高いので、替えの利かないDC側のコードが切れてしまうと大きな出費が発生します。

価格に関しても、急速充電器DC18RFはネット価格5,000円前後と比較的低価格で販売されているため、MR300単体とMR113+DC18RFに大きな価格差は発生しないと予想されます。

充電速度や搭載スピーカの音質を考慮すれば、MR300に全てを求めるのはコストパフォーマンスの面で悪く感じてしまうかもしれません。

これらの点を踏まえると、今回の充電機能付きラジオは既存のラジオ+充電器の組み合わせをそのまま置き換えられる製品ではありません。

現場での電動工具の使い方や充電頻度などを考え、よく検討してから購入するのがおすすめです。

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