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2021年8月13日

GENKI ShadowCast、コンパクト・低価格HDMIキャプチャデバイスが登場

GENKI ShadowCast、コンパクト・低価格HDMIキャプチャデバイスが登場

ゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsはゲーム機用キャプチャデバイス「GENKI ShadowCast」を発表しました。5月19日(水)からクラウドファンディングサイト Makuakeで先行購入が開始され、プロジェクトは2021年7月15日まで、早割で最大26%OFFから応援購入できます。

GENKIブランドの新型キャプチャデバイス ShadowCast

GENKIブランドを展開するゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsはゲーム機用キャプチャデバイス GENKI ShadowCastのクラウドファンディングを5月19日から開始します。

GENKI ShadowCastは、Nintendo Switchなどのゲーム機器をパソコンの画面に表示するドングル形状のHDMIキャプチャデバイスです。

手持ちのノートパソコンをゲームディスプレイにしたりゲーム画面をキャプチャしたりと、手軽なHDMIキャプチャデバイスとして使用できます。

海外クラウドファンディングサイトKickstarterでは200万ドル達成の話題の大型案件となり、今回のMakuakeでも超人気製品になると予想されます。

今回、製品紹介用のレビューサンプル品を提供頂いたので、GENKI ShadowCastの使用感についてレビューしてみます。

ShadowCast製品仕様

出力解像度1080p / 30fps
720p / 60fps
USB端子USB Tyep-C
入力HDMI解像度4K/30fps または 1080p/60fps
USB出力解像度1080p/30fps または 720p/60fps
音声出力モノラル
動作電圧5V – 0.4A
対応OSWindows / MacOS / UVCに対応するAndroid
対応プラットフォームNintendo Switch、Sony Playstation 3/4/5™、Xbox Series X、SNES mini 他
要求CPUPC動作時:i5-3400またはi7-3537U 2.0GHz以上
要求グラフィックPC動作時:nVidia GT 630またはGT 735M以上
要求メモリPC動作時:4GB以上
重量10g
寸法52mm x 25mm x 9mm

Shadow Castの特徴「パソコンで手軽にキャプチャ」

Shadow Castは、ゲームのプレイ画面をパソコン上に表示できるデバイスです。

ノートパソコンを持ち運べるゲームディスプレイにできるのはもちろんのこと、ゲーム動画の録画やYouTube配信にも使用できます。

対応機器も幅広くWindowsノートパソコンはもちろんのこと、Mac OSにも対応。Apple Silliconに最適化されたMac OSのネイティブアプリも提供されています。もちろん、昨年末に発売したばかりのM1プロセッサ搭載 MacBookでも快適に動きます。

さらに、アプリのインストールも面倒という方には、GENKI ArcadeのWebブラウザ版もあり、Google Chromeがインストールしてあれば、ソフトのインストール不要でノートPCでゲームプレイできます。

ゲーム機以外のキャプチャもOK

Shadow Castはゲーム用途をコンセプトに開発されたUVCキャプチャデバイスですが、ゲーム機器以外にも活用できます。

HDMIを搭載するデバイスなら何でもキャプチャできるので、発想次第で「デジタル一眼をWebカムとして使う」「ディスプレイのないサーバマシンの映像出力に使う」など応用の幅も広いデバイスです。

公式アプリ以外の動作にも対応

GENKIShadowcastは公式のキャプチャアプリ「Genki Arcade」を推奨していますが、専用アプリを使わなくてもキャプチャ可能です。

例えば、ほかのキャプチャアプリを使用して録画したり、そのままtwitchやYouTube配信もできます。OBSやStreamLabs OBS、Wirecast、X-Splitなど各種ライブストリーミングソフウェアにも対応します。

Shadow Castの使用感レビュー、操作性や遅延について

Shadow CastはUSBメモリのようなドングル形状のキャプチャデバイスです。ゲーム機とPCの接続は電源不要のケーブル1本で接続でます。

手に持ったShadow Castはキャプチャデバイスとは思えない程小さく感じる
付属のUSB Type-Cケーブル。長さは1.8m、USB 2.0仕様のケーブルなのでUSB 3.0機器に使いまわす時は速度に注意。日本向けのShadowCastにはUSB Type-C to A変換アダプターが付属する
USB Type-C端子、こちら側にType-Cケーブルを挿してパソコンとつなぐ
こちらはHDMI端子側。SwitchやPS4以外にもHDMIを搭載する機器なら何でも対応する。

接続するだけでパソコン画面へ手軽にゲーム画面を表示できて低遅延でストレスも少なく快適にゲームプレイできます。

使用上の出力解像度は、1280×720/60Hzもしくは1920×1080/30Hzです。このあたりは一般的なUVCデバイスに多く見られる仕様です。

ちょっと友達の家で集まって配信したい時や自分が持ってないゲーム機で配信がしたい時など、ShadowCast一つあれば、そのまま友達の家で配信することもできて、配信環境の構築もShadowCast一つで完結できます。

使い方

Shadow Castを低遅延で快適に使うには、専用ソフトの使用が推奨されています。

ソフトはGENKI公式サイトのShadow Cast販売ページからダウンロードできます。

販売ページ画面右のDOWNLOAD Genki Arcadeより対応OSを選び、ダウンロードします。

ダウンロードリンクがある。公式Shadow Cast販売ページの右側
Nintendo SwitchドックのHDMIコネクタにShadow Castを装着して、付属のType-Cケーブルを接続する。
Type-Cケーブルのもう片方はパソコンのUSB Type-Cコネクタにつなぐ。日本向けのShadowCastにはUSB Type-C to A変換アダプターが付属するのでType-Cコネクタがないパソコンにも使用できる

遅延について

気になる表示遅延ですが、ボタン反応の遅さや違和感はほぼ感じられず、ゲームプレイの影響は最小限レベルでした。

モンハンライズでShadow Castを試してみたところ、遅延の影響は感じず問題なくプレイ可能でした。キーアクションにシビアなタイミングが求められるアクションゲームであれば問題ないレベルでした。

2021年の3月に発売したばかりのモンハンライズをプレイ。こちらはプレイに支障なし

ただし、タイミングが求められるリズムゲームに関しては気持ち早めに押す必要がある程度に影響してきます。

ズレが出てくるとコンボの精度にも影響してくるため、格闘ゲームでも違和感が出てくるかもしれません。

リズムゲームのようなゲーム内でタイミング調整できる機能があればそちらでの調整も必要です。

リズムゲーム 太鼓の達人ではプレイに違和感を少し感じる。ゲーム設定からタイミング調整で音に合わせるタイミングを調整できるので、そちらで対応すれば問題ない。

ただし、原理上やはり遅延は発生してしまうため、表示速度最優先で配信しながらプレイする場合は、HDMI分配器を使った従来通りのキャプチャ環境が必要です。

GENKI Dockと併用すればよりコンパクトに

GENKIブランドにはもう一つ代表的な製品のGENKI Dockがあります。(GENKi Dockの詳細はこちら

充電とTV出力を同時に行えるGENKI DockとShadow Castを組み合わせれば、完全手のひらサイズのキャプチャ環境構築も可能です。

GENKI Dockと組み合わせればNintendo Switch充電+ゲームプレイキャプチャ+USB機器接続の配信環境が手のひらサイズで実現できる。

シンプルさとコンパクトさがウリ、低価格な点も見逃せない

実は、UVCに対応する小型キャプチャデバイスそのものに関しては珍しい製品ではありません。GENKI Shadow Castが注目を浴びるのは、ゲーム向けのデバイスとして特化した仕様にあります。

一般的に、キャプチャデバイスと表示ディスプレイを分離するのがキャプチャ環境の作り方の基本とされてきました。これは、一般的なキャプチャデバイスでは映像入力からパソコンの表示までに遅延するため、キャプチャデバイスでゲームプレイを兼ねるのは難しいとされてきたためです。

今回発売するGenki Shadowcastは、そんなゲームプレイで問題になる遅延を解決した製品であり、使い勝手にも優れた新たなコンセプトのキャプチャデバイスです。

ゲーム配信や手軽な録画環境を考えている方やUVCキャプチャデバイスに興味がある方などは、是非このタイミングでGENKI Shadow Castを試してみるのはいかがでしょうか?

GENKI ShadowCastまとめ

GENKI ShadowCast

VOLTECHNO製品評価 5 out of 5 stars (5 / 5)

ゲームに特化したHDMIキャプチャデバイス

良い点
  • コンパクトなボディ
  • 低遅延
  • 電源不要ですぐ使える
  • ブラウザで動作する
悪い点
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