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2023年2月25日

オグラ、マキタ18Vバッテリーが使える充電式鉄筋・鋼材加工機

オグラ、マキタ18Vバッテリーが使える充電式鉄筋・鋼材加工機

マキタのバッテリープラットフォームを活用し、マキタ18Vバッテリーに対応する充電式シリーズを展開するのは、株式会社オグラ(本社:神奈川県海老名市)の充電式鉄筋・鋼材加工機です。

鉄筋・鋼材加工に強い製品ラインナップを揃えるオグラ

携帯式の鉄筋・鋼材加工機を展開する株式会社オグラは、マキタの18Vリチウムイオンバッテリーシリーズに対応する充電式鉄筋・鋼材加工機を展開しています。

オグラの展開する充電式工具は、さまざまなサイズに合わせた携帯式の金属加工機を展開しているのが特徴で、コンパクトで小型サイズの製品から大型の加工機まで取り揃えています。

2016年頃からはマキタのブラシレス搭載シリーズを母体としたハイパワーな製品を展開し、作業スピードと1充電あたりの作業量が向上した製品を展開しているのも特徴です。

いくつかの製品はマキタブランドとして販売されている製品もあり、販売店やタイミングによってはオグラ製品の方が安い場合もあるので、マキタバッテリーに対応する鉄筋・鋼材加工機の購入を検討する場合はマキタブランドとオグラブランドの両方の価格を調べるのがおすすめです。

コードレス鉄筋カッター HCCシリーズ

鉄筋カッターは鉄筋コンクリート造の建築物に欠かせません。

オグラのブロック刃式の充電式鉄筋カッタは3サイズで展開され、そのうちHCC-16BLとHCC-19BLはそれぞれマキタブランドの鉄筋カッタSC163D/SC192Dと同仕様で販売されています。

製品名最大切断能力切断速度寸法質量定価
HCC-13DFD13約2.5秒331×262×99mm4.7kg187,000円
HCC-16BLD16約2.6秒360×276×108mm6.9kg238,700円
HCC-19BLD19約4.5秒387×301×132mm10.9kg238,700円

HCC-13DF【最大切断能力D13】

HCC-16BL 【最大切断能力D16】※マキタSC163D同等

※Amazon販売ページHCC-16BL引用画像はHCC-16DF

HCC-19BL【最大切断能力D19】※マキタSC192D同等

コードレスツライチカッター HSCシリーズ

通常の鉄筋カッターで切断し難い施工済みの鉄筋や差し筋・全ねじのツラ切断に使用するのがツライチカッターです。チップソーによって切断するので取り回しに優れているのが特徴です。

オグラのツライチカッターは3サイズが展開されていて、そのうちD25切断に対応するHSC-25BLNがマキタブランドSC251Dとして販売されています。

HSC-38BLは最大切断能力D38に対応しているのが特徴で、クラス最大最軽量の充電式ツライチカッターになっています。

製品名最大切断能力寸法質量定価
HSC-20BLND19471×137×139mm4.0kg185,000円
HSC-25BLND25471×137×139mm4.0kg205,000円
HSC-38BLD38515×170×148mm6.0kg270,000円

HSC-20BLN【最大切断能力D19】

HSC-25BLN 【最大切断能力D25】※マキタSC251D同等

HSC-38BL【最大切断能力D38】

コードレス鉄筋ベンダー HBBシリーズ

現場の鉄筋曲げ加工で活躍するのがコードレス鉄筋ベンダーです。充電式の鉄筋ベンダーは非常に珍しい製品です。

工場のオートベンダーで自動加工が主流になり現場で鉄筋の曲げ加工を行うシーンは減りましたが、ちょっとした鉄筋コンクリート施工や現場合わせなどではこのような携帯式ベンダが役に立ちます。

製品名最大曲げ能力曲げ速度寸法質量定価
HBB-90DFND16約8.5秒457×126×277mm10.4kg246,000円

HBB-90DFN【最大曲げ能力D16】

コードレスパンチャー HPCシリーズ

チャンネル・アングル・フラットバーなどの鋼材に穴をあける工具がパンチャです。

新型ブラシレスモーターの搭載によりパワーが向上。AC電源のパンチャーにも劣らない性能を実現しており、オグラが次世代シリーズと銘打つ「Nシリーズ」の最新モデルHPC-NF209WBLでは、最大φ20mm/t9もの穴あけに対応しています。

マキタブランドではPP200DがオグラブランドのHPC-N208WDF同等品として販売されています。

製品名最大穴あけ能力穴形状寸法質量定価
HPC-156WDF一般鋼材:Φ15/t6
ステンレス:Φ15/t6
丸穴
長穴
391×115×293mm7.9kg246,000円
HPC-NF188WBL一般鋼材:Φ18/t8
ステンレス:Φ18/t8
丸穴
長穴
427×149×308mm11.3kg338,000円
HPC-N208WDF一般鋼材:Φ20/t8
ステンレス:Φ20/t6
丸穴
長穴
417×127×315mm10.7kg258,000円
HPC-N209WDF一般鋼材:Φ20/t9
ステンレス:Φ20/t6
丸穴
長穴
430×127×315mm11.3kg278,000円
HPC-NF209WBL一般鋼材:Φ20/t9
ステンレス:Φ20/t6
丸穴
長穴
435×149×336mm12.4kg368,000円

HPC-156WDF【最大穴あけ能力Φ15/t6】

HPC-NF188WBL【最大穴あけ能力Φ18/t8】

HPC-N208WDF【最大穴あけ能力Φ20/t8】※マキタPP200D同等

HPC-N209WDF【最大穴あけ能力Φ20/t9】

HPC-NF209WBL【最大穴あけ能力Φ20/t9】

鋼材作業も充電式、取り回しの良さが魅力

鋼材加工機と言えばAC電源の製品が一般的でしたが、近年はバッテリー技術の向上と同時にブラシレスモーターの実用化によって、AC電源の加工機と同じくらいの作業ができるようになっています。

長物の加工が多い鋼材加工作業ではコードが邪魔になることも多いため、取り回しに優れる充電式加工機は安全面的にも優れていると考えます。

特に、マキタのバッテリーシリーズに対応するオグラの加工機は、マキタ製品と共通で使用できる大きなメリットがあり、グラインダーやドリル・クリーナーなど幅広い工具で使いまわすことができます。取り回しと高い汎用性の利点から、現場だけではなく工場でも充電式工具の普及が進むのかもしれません。

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