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2026年10月11日

マキタ18Vリチウムイオンシリーズ徹底解説ガイド

マキタ18Vリチウムイオンシリーズ徹底解説ガイド

マキタの主力シリーズは、18Vリチウムイオンバッテリーを搭載した充電式電動工具シリーズです。シリーズ展開が始まった当初は電動工具だけのシリーズでしたが、今ではバッテリー容量も増え、園芸機器から家電まで様々な製品が展開され、マキタを象徴する人気製品シリーズになっています。

マキタの主力18V充電工具シリーズ「18V LXT」

マキタを象徴する主力製品シリーズは18Vスライドバッテリーシリーズです。

電動工具から始まったこの充電式シリーズは、園芸機器・清掃機器まで使える定番シリーズになり、現在ではテレビやライト・扇風機など家電製品まで進出が進んでいます。

マキタの18Vスライドバッテリーシリーズは2020年4月現在で283モデル、18V×2本シリーズの52モデルを合わせて計335モデルが展開されていて、国内他社メーカーを圧倒する製品ラインナップが展開されています。

18Vバッテリーは「電圧」+「容量」が製品名

マキタ18Vバッテリーシリーズの製品名は「電圧」+「容量」で表されています。

例えば「BL1860B」は18V・6.0Ah、「BL1820B」は18V・2.0Ahのバッテリーです。BL1830Bなどの末尾の「B」は残量表示付きモデルの例ですが、BL1890・BL18120のように末尾に「B」がない残容量表示付きモデルもあります。

18Vバッテリーを2本装着する36V電動工具に対応

マキタの「18V×2本」対応工具は、18Vバッテリー2本で36Vの電源を構成します。工具が指定するバッテリーなら、18V工具と共用でき、大型の園芸機器などにも同じシリーズを活用できます。

旧36Vシリーズには、バッテリコンバーターを利用する構成もあります。コンバーターは適用工具が指定されるため、工具・コンバーター・バッテリーの組合せで対応を判断します。

40V MAXシリーズには非対応

マキタは2019年10月に新たな電動工具シリーズ「40V MAX」シリーズを展開しましたが、18Vバッテリーシリーズとの互換性がありません。

40V MAXと18V LXTはバッテリーの取付け規格が異なります。両シリーズを使う機器やポータブル電源を介する構成も、指定された電源と接続方法が基準です。

18Vバッテリーの互換性は工具型番と指定電池で選ぶ

マキタの18Vバッテリーは、工具の型番ごとに指定されるバッテリーを基準に選びます。同じ18Vでも、工具の取付け形状や対応容量が異なる場合があります。LXTロゴや☆マークだけで全機種との互換を判断することはできません。

たとえばML014Gの国内取扱説明書では、BL1815N・BL1820B・BL1830B・BL1850B・BL1860B・BL1890・BL18120が推奨バッテリーに挙げられています。また、MLM540Dの2026年5月国内カタログにはBL1890・BL18120の対応が掲載されています。BL1815Nなどの旧型も、大容量の9Ah・12Ahも、対応する工具を選んで使う電池です。中古品を含め、工具型番と指定電池の組合せが選定の基準になります。

互換バッテリーに注意、品質が悪く発火の危険性も

マキタの予備バッテリーは高価なので、通販サイトを中心にさまざまなメーカーから格安の互換バッテリーが販売されています。

互換バッテリーの実態は電動工具向けではない格安のバッテリーセルを内蔵した欠陥品で、安全保護機能も欠落しているため、普通に使用していても発煙・発火の危険性があります。

互換バッテリー業者も「純正品相当」とはアピールしていますが、実際には「最新の急速充電器DC18RFで充電しないでください」と注意書きが添えられるパターンもあり、非常に発火リスクの高いバッテリーになっています。

マキタを始めとした電動工具メーカーは純正バッテリーを使用することを喚起しており、経済産業省やNITEも互換バッテリーに対するさらなる対応策を提示するための調査や新たな規制を検討しています。12

マキタ 18Vバッテリー対応充電器の種類と解説

18Vバッテリーの充電器は、コンセントから急速充電するタイプ、複数本を充電するタイプ、車載電源やUSB PD電源を使うタイプなど、使う場所と本数で選べます。

当サイトでは、コンセントを使えて1本ずつ素早く充電したい方にDC18RFを勧めます。18V×2本工具を使うなら2本同時充電のDC18RD、車で移動するならDC18SE、USB PD電源を活用するならDC18SJと、用途で絞り込むと選びやすくなります。複数口の充電器は、装着できる本数と同時に充電する本数を分けて考えます。

この項目では、主要なマキタ18Vバッテリー対応充電器を紹介します

原記事の充電器比較画像(2020年7月アップロード)。充電時間の更新値は下の本文・比較表に記載しています。

「DC18RF」実用充電機能を搭載する急速充電器

作業の合間に素早く充電したい場合の候補が、18V対応急速充電器DC18RFです。

BL1860B(6.0Ah)をDC18RFで充電する場合、2026年5月の国内カタログでは実用充電約27分・フル充電約40分です。DC18RCのフル充電約55分と比べ、約15分短くなります。充電時間は電池の容量と充電器の組合せによる目安で、電池温度や充電状態などの条件で変わります。

充電器単体でも低価格で販売されているのが特徴で、買い増しもしやすい充電器です。マキタ1口充電器では初のUSB端子を搭載しているのもポイントです。

対応バッテリー14.4V-18V
入力容量330VA
USB端子5V/2.1A
充電時間3.0Ahバッテリー:実用充電17分/フル充電22分
6.0Ahバッテリー(BL1860B):実用充電約27分/フル充電約40分
寸法156×190×84mm
質量0.98kg

「DC18RC」1世代前のロングセラーモデル

マキタの充電式リチウムイオンシリーズを長年支え続けたロングセラー充電器がDC18RCです。

充電時間はDC18RF比較で若干見劣りしてしまいますが、マキタ充電器の中では十分実用的な充電器です。

型式の古い充電器ということもあり、マキタ旧モデルの7.2V-14.4Vニッケル水素バッテリーにも対応しているのが特徴で、古いマキタ充電式工具を愛用している方なら今でも現役で使える充電器です。

対応バッテリーNi-MH 7.2V-14.4V
Li-ion 14.4V-18V
入力容量410VA
USB端子–
充電時間3.0Ahバッテリー:フル充電22分
6.0Ahバッテリー:フル充電55分
寸法156×190×84mm
質量0.83kg

「DC18SE」車載専用の12-24V電源充電器

移動しながらバッテリーを充電したい、なんて要求に応えられるのが車載用充電器DC18SEです。DC18SEはシガーソケットの12Vまたは24Vに対応している充電器で、車から直接マキタバッテリーを充電することができます。

便利な充電器に見えますが「AC100Vには非対応」「充電時間が非常に長い」ので、緊急時・災害用や長距離移動時しか活用方法が無さそうなのが欠点です。

対応バッテリー14.4V-18V
入力容量70W
USB端子–
充電時間3.0Ahバッテリー:フル充電60分
6.0Ahバッテリー:フル充電130分
寸法164×190×106mm
質量1.0kg

「DC18SJ」USB PD電源を活用する充電器

USB PD対応の電源をマキタバッテリーの充電に活用できるのがDC18SJです。持ち運び用のUSB PD電源や、車載用アダプタADP14を利用する充電方法を選べます。コンセントからの急速充電と、移動先で使うUSB PD充電を用途で使い分けたい方に向いています。

USB PD電源とケーブルは、単ポート60W以上の出力に対応する構成が基準です。BL1860Bのフル充電はUSB PD 100W電源で約100分、ADP14利用時の60Wでは約145分と、供給電力によって変わります。詳しい使い方はマキタDC18SJの解説にまとめています。

マキタ DC18SJ の仕様をTOOLNARYで見る

「DC18RE」10.8Vバッテリー兼用の2口充電器

マキタのもう1つの主力充電式シリーズ スライド10.8Vバッテリーの充電に対応しているのがDC18REです。

充電ポートを2口備え、18Vと10.8Vの2種類のバッテリー充電に対応しているのが特徴です。18Vシリーズと10.8Vシリーズの2種類の電動工具を使用しているユーザーには必見の充電器です。

2023年で廃盤になり現在は入手不可能です。

対応バッテリー10.8V/14.4V-18V
入力容量240W
USB端子–
充電時間10.8V/1.5Ahバッテリー:フル充電22分
3.0Ahバッテリー:フル充電22分
6.0Ahバッテリー:フル充電55分
寸法164×190×106mm
質量1.2kg

「DC18RD」バッテリー同時2個充電に対応する2口充電器

バッテリーを2個同時充電できる充電器がDC18RDです。18V×2本シリーズの電動工具セットに付属してる充電器です。

マキタの36V電動工具は、18Vバッテリーを2個装着して動作させる方式を採用しているので、2個同時に充電すればすぐに36V工具を使用できて非常に便利です。18V×2本電動工具を使う時以外にも、コンセントが不足している仮設現場で何台もマキタ製品を使用している場合などにも活躍できます。

対応バッテリー12V-18V
入力容量690VA
USB端子–
充電時間3.0Ahバッテリー:フル充電22分
6.0Ahバッテリー:フル充電55分
寸法205×340×100mm
質量2.1kg

「DC18SH」2口充電器の低価格モデル

2口充電器の低価格モデルがDC18SHです。18V×2本シリーズの低価格帯の製品に付属している充電器です。

基本的な使い方はDC18RDと変わりませんが、充電時間が長いので頻繁に充電が必要になるような高負荷な使用はできないので注意が必要です。

対応バッテリー14.4V-18V
入力容量–
USB端子–
充電時間3.0Ahバッテリー:フル充電60分
6.0Ahバッテリー:フル充電130分
寸法–
質量–

「DC18SF」バッテリー4個の装着に対応する4口充電器

マキタバッテリーを4つ装着できる4口充電器がDC18SFです。

2口充電器の上位モデルにも見えますが、実際の充電性能はDC18RDよりも低いので4本装着時に全て充電し終わるまで最長260分かかります。充電も2本ずつなので、ガンガン充電する用途には向かないので注意が必要です。

対応バッテリー14.4V-18V
入力容量230W
USB端子–
充電時間3.0Ahバッテリー:フル充電60~120分
6.0Ahバッテリー:フル充電130~260分
寸法167×440×105mm
質量2.1kg

マキタ 18Vバッテリーの種類と解説

マキタ18Vバッテリーは展開時期の長い製品シリーズなので、数多くのバッテリーが販売されています。

容量を選ぶ前に、上の互換性の解説で工具に指定されたバッテリーを絞り込み、その中から取り回しと必要な作業量に合う容量を選ぶと分かりやすくなります。

ここでは従来から使われている18Vバッテリーと、2026年5月の国内カタログに掲載された大容量モデルを紹介します。

容量別の選び方とBL1820B・BL1830Bの違い

容量(Ah)は、同じ電圧の電池にどれだけ電気を蓄えられるかを見る目安です。小型工具の取り回しを重視するなら2.0Ah、1充電の作業量を優先するなら3.0Ah・6.0Ah、対応する園芸機器などで長時間使うなら9.0Ah・12.0Ahと、使い方に合わせて選びます。実際の作業時間は工具と負荷によって変わります。

型番・容量選ぶときの目安
BL1820B・2.0Ah薄型で取り回しを重視する作業
BL1830B・3.0Ah2.0Ahより1充電の作業量を重視する場合
BL1860B・6.0Ah連続作業と日常の使い回しを重視する場合
BL1890・9.0Ah指定された対応工具で長時間作業をする場合
BL18120・12.0Ah指定された対応工具でさらに容量を重視する場合
容量は国内公式資料の掲載値。用途の目安は当サイトの選び方で、対応工具は型番別に判断します。

BL1820BとBL1830Bの主な違いは、2.0Ahの薄型と3.0Ahの通常形状です。BL1830Bは容量がBL1820Bの1.5倍ありますが、容量と充電時間は比例しません。2024年10月の国内カタログでは、DC18RFでのフル充電はBL1820Bが約24分、BL1830Bが約22分です。軽さ・取り回しと、1充電の作業量を優先する度合いで選び分けます。

「BL1860B」 18Vバッテリーシリーズの主力バッテリー

マキタ18Vシリーズの定番として使われるBL1860Bは、容量6.0Ahのバッテリーです。連続作業の容量を確保しながら、さまざまな対応工具で使い回したい方の候補になります。

工具セットに付属する例もあり、すでにBL1860Bを持っている方は、指定電池が合う工具へ使い回せます。2026年5月の国内カタログには、さらに大容量のBL1890(9.0Ah)・BL18120(12.0Ah)も掲載されています。

マキタ BL1860B の仕様をTOOLNARYで見る

「BL1890」「BL18120」国内カタログに掲載された9Ah・12Ah

BL1890は9.0Ah、BL18120は12.0Ahの18Vバッテリーです。MLM540Dの2026年5月国内カタログに掲載されており、指定された対応工具で長時間の作業をしたい方の候補になります。国内対応例は上の互換性の解説にまとめています。

マキタ BL1890 の仕様をTOOLNARYで見る マキタ BL18120 の仕様をTOOLNARYで見る

発表時の経緯と概要はBL1890・BL18120の紹介記事で解説しています。国内資料への掲載時点は2026年5月です。

電池DC18RF実用充電DC18RFフル充電
BL1860B・6.0Ah約27分約40分
BL1890・9.0Ah約35分約59分
BL18120・12.0Ah約48分約70分
2026年5月国内カタログの参考値。電池温度や充電状態などで変わります。

「BL1830B」 18Vシリーズの低容量低価格バッテリー

マキタ18Vシリーズの低価格低容量バッテリーがBL1830Bです。主に低価格の充電式家電製品とセットで販売されています。

過去にはBL1830無印仕様が販売されていましたが、6.0Ahバッテリー販売に合わせて新たに残量表示付きのBL1830Bとしてリニューアル販売されました。

マキタ BL1830B の仕様をTOOLNARYで見る

「PDC01」背負い式のポータブル電源ユニット

マキタバッテリーを背負い式電源ユニットにするアダプターがPDC01です。厳密にはバッテリーではありませんが、バッテリーの一部としてここで紹介します。

背負いカバーの中に18Vバッテリーが4本入る構造で、6.0Ahのバッテリーを4本装着すれば最大24.0Ahのバッテリーとして長時間動作が可能になります。18V×2本シリーズのアダプタを使用すれば36V電動工具も動作させられるので、幅広い製品に対応できるオールラウンダーな電源ユニットです。

PDC01単体では使用できないので注意。ユニット搭載するための同容量バッテリー4本と、18Vまたは18V×2本のアダプタを購入が必要です。

マキタ PDC01 の仕様をTOOLNARYで見る
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「BL1820B」コンパクトサイズのスリムバッテリー

BL1820Bは、容量2.0Ahのスリムバッテリーです。

BL1820BはBL1860B/BL1830Bの半分の大きさのバッテリーで、取り回しの良さと軽さに優れているのが特徴です。スクリュードライバなどの取り回し重視の電動工具などには無くてはならないバッテリーです。

2.0Ahと3.0Ahの容量・充電時間の違いは、上の容量別比較にまとめています。

マキタ BL1820B の仕様をTOOLNARYで見る

「BL1850B」と旧モデル「BL1850」「BL1840」

5.0AhのBL1850Bは、ML014Gの国内取扱説明書でも推奨バッテリーに挙げられています。旧モデルのBL1850・BL1840と分けて扱うと、手持ちの電池を整理しやすくなります。

これらのバッテリーが販売していたころはリチウムイオンバッテリーの容量増加が順調に進んでいた頃で、1~2年のペースで新たなバッテリーが展開されていました。

当サイトでは、新たに買い足すなら6.0Ahをコストパフォーマンスの良い選択肢として評価しています。4.0~5.0Ahの電池は、処分セールなどで価格に利点がある場合に購入を検討する、という考え方です。

電圧18V
容量4.0-5.0Ah
重量–
寸法–
定価–
販売年2013-2015年
特徴旧モデルを含む比較(BL1850Bは別扱い)

脚注

  1. 急増!非純正リチウムイオンバッテリーの事故~実態を知り、事故を防ぎましょう~
  2. 電気用品安全法の技術基準解釈通達の一部改正 電気用品整合規格検討ワーキンググループでの検討状況
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