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2021年7月13日

Panasonic EZ1PD1 充電インパクトドライバーを発売、EXENAシリーズ第一弾

Panasonic EZ1PD1 充電インパクトドライバーを発売、EXENAシリーズ第一弾

電動工具を製造・販売するパナソニックライフソリューションズ社は、2021年8月にEXENAシリーズの第一弾の充電インパクトドライバーEZ1PD1を発売する。新構造のモーターと打撃構造によって業界最短のヘッド長さ98mmを実現する。別売のアタッチメントで隅打ちやアングル締結作業にも対応。

Panasonic 充電インパクトドライバー EZ1PD1

電動工具を製造・販売するパナソニックライフソリューションズ社は、2021年8月にEXENAシリーズの第一弾の充電インパクトドライバー EZ1PD1を発売します。

新構造のモーターと打撃構造を採用し業界最短のヘッド長98mmのコンパクトボディを実現。狭所にもヘッドが入り込むので快適に作業を行うことができます。

別売アタッチメントの装着にも対応し、アングルインパクトとして使用できるアングルアタッチメントと壁際のビス止めの作業性を向上させるスミ打ちアタッチメントの2種類のアクセサリも同時販売します。

カラー展開は黒(-B)・赤(-R)・黄(-Y)の3色で販売。販売仕様は14.4V-5.0Ahバッテリーが付属するJ14D・18V-3.0Ahスリムバッテリーが付属するN18D・18V-5.0Ahバッテリーが付属するJ18Dの3仕様で販売します。

EZ1PD1の発売は2021年8月1日を予定。全国のパナソニック電動工具取扱店で購入できます。

EZ1PD1製品仕様 (前機種EZ76A1比較)

製品名 EZ1PD1 EZ76A1
外観
最大締付トルク 155N・m 170N・m
無負荷回転数 弱:0~1,000min-1
中:0~1,600min-1
強:0~2,100min-1
弱:0~950min-1
中:0~1,450min-1
強:0~2,800min-1
打撃数 弱:0~2,100min-1
中:0~3,100min-1
強:0~4,100min-1
弱:0~1,800min-1
中:0~2,500min-1
強:0~3,100min-1
重量 1.5kg 1.7kg
寸法 97×59×243mm 127×60×240mm
発売年月 2021年8月 2019年8月
本体価格 26,800円 25,600円

製品の特徴「史上最短のヘッド長さ98mm」

従来モデルEZ76A1から-29mmの短縮を実現、ヘッド長さ98mmで狭所にも入り込むので快適に作業を行うことができます。

これまでのヘッド長最短モデルは京セラ DID11XRの99.4mmでしたが、今回のEZ1PD1の発売によってインパクトドライバのヘッド長さ最短記録は-1.4mm短縮されました。

アタッチメントで隅打ちやアングル締結も快適に

先端カバーを外して別売のアタッチメントを装着すれば、狭所や隅などの締結作業が行い難い場所も快適に作業できます。

第1弾として狭所、隅、壁際など、自在に対応できるアングルアタッチメントスミ打ちアタッチメントの2種類を展開。入り組んだ場所でもスムーズに美しい仕上げをサポートします。

アタッチメントの付け替えは目印に合わせて差し込むだけのツールレスワンタッチ脱着に対応。8方向の角度に合わせて装着できるので、さまざまな作業方法に対応します。

カムアウトを軽減する独自構造

衝撃低減(+BRAIN)によるリアルタイムセンシングとアンビル部のボールベアリングを採用した芯ブレ低減によってカムアウトを低減し、従来モデルの「半分」の押し付け力でねじ締めが可能です。

新 ワンタッチビットロック方式を採用

ビットを軽く押し込むだけでビットを装着できる「新ワンタッチビットロック」を採用。頻繁にビット交換が必要となる作業をよりスムーズで快適にします。

別売のアングルアタッチメント・スミ打ちアタッチメントも新ワンタッチビットロックを採用しています。

使いやすさを重視した各種機能

ヘッド最短路線を突き進むパナインパクト

電動工具メーカーは各社個性的な電動工具を開発していますが、技術力を生かし独創的な電動工具を展開するメーカーはマキタでもHiKOKIでもなく、パナソニックと考えています。

ベクトル制御技術や9相6極の新型モーター採用をはじめ、極限まで小型化した打撃構造など従来のインパクトドライバから大きな変更が加えられており、電動工具のブラシレスモーター採用以降で最も革新的な構造変更が加えられたインパクトドライバーと捉えられます。

PZ1PD1の実使用においては、モーター・打撃構造部の小型化で締結トルクが減少し、ハンマの打撃も1回の打撃力よりも回数でカバーしている方式なので、マキタ・HiKOKIのフラッグシップインパクトのようなガンガン締め付ける作業には不適と考えられます。

PZ1PD1は機器取付作業や設備管理、造作作業などに向いているインパクトドライバと言えるでしょう。

カムアウト軽減については、+BRAINによるモーター制御やボールベアリングによるアンビルブレ抑制よりも、締付トルクの低減や打撃構造の小型化の方が大きな要因になっていると考えられます。このあたりはフィーリングを含め従来モデルから変わっていそうなので、触れる機会があるなら一度試用してみるのが良いかもしれません。

別売のアタッチメントは希望小売価格が9,800円で、ビットアクセサリーメーカーのL型アダプタが2,000円程度で販売していることを考えると、価格差に少し悩むところです。標準付属仕様はないので販売店側でセット販売が行われていればと言ったところでしょうか。

今回の2種アタッチメントは第1段としているので、第2段を出す予定があるのかもしれませんが、スミ打ち・アングル以外のアタッチメントが果たして本当に展開できるのか興味深いところです。

打撃構造をインパクト本体側に内蔵しているため、基本的に展開できるアタッチメントは締結に関係したものに限られます。ブラックアンドデッカーのマルチエボシリーズのような豊富なアタッチメント展開は行わないと予想されます。

EZ1PD1まとめ

Panasonic 充電インパクトドライバー EZ1PD1

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

Panasonic EXENAシリーズ第一弾充電式工具、業界最短の98mmヘッドとアタッチメント対応が特徴

旧モデルPanasonic EZ76A1
競合製品マキタ TD001G TD172D
HiKOKI WH36DC
京セラ DID11XR
良い点
  • ヘッド長98mmの最短ボディ
  • アタッチメントで多彩な締結作業に対応
  • Dualで14.4Vと18Vに両対応
  • 半分の押し付け力でネジ締め可能
悪い点
  • 締付トルクは他社より見劣り
  • アタッチメント標準付属販売仕様なし

この記事を書いた人

VOLTECHNO編集部
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