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2020年4月28日

椎茸ドリルとは/穴を空ける工具【電動工具解説】

椎茸ドリルとは、椎茸原木栽培の植菌孔あけに特化した電動工具です。

電動工具の多くは単純な機能を持ち様々な作業に対応できますが、電動工具の中には特定の作業専用に特化した専用工具も販売されています。今回は変わり種の電動工具「椎茸ドリル」について解説します。

椎茸ドリルとは「椎茸原木栽培の植菌穴あけ」専用ドリル

マキタ 椎茸ドリル DD2020 原木栽培
参考:マキタDD2020カタログ

椎茸ドリルとは、名前の通り椎茸の栽培に使用される電動ドリルの1つで、「椎茸原木栽培」の植菌種駒を打ち込む穴あけに使用する専用ドリルです。

椎茸ドリルは一般的な電気ドリルと異なり、操作性に優れた「スライドスイッチ」、10,000min-1もの高い回転数の「高速穴あけ」、穴あけ深さを一定に保つ金属製の「ストッパリング」を備えた仕様になっているのが特徴です。

原木栽培の種駒打ちでは、穴あけの精度よりも早さや効率が求められ、椎茸ドリルはそれ以外の機能を全て廃しているため一般的な穴あけ作業には適していないので注意が必要です。

効率的な種駒穴あけが出来る椎茸ドリルですが、近年は椎茸の原木栽培の更なる効率化も進んでいます。大規模生産では椎茸ドリルよりも効率の良い、穴あけから植菌までを一貫する半自動機械を導入している生産者も多いようです。

椎茸 原木栽培
椎茸の原木栽培には「種駒」を使用する。種駒は椎茸の菌が蔓延した木片で、クヌギやコナラなどの原木に打ち込んで椎茸の栽培を行う
椎茸 原木栽培
椎茸ドリルで穴を空けて、種駒を打ち込んでシイタケの菌が原木全体に蔓延するのを待つ。種駒の穴は穴あけ径・深さが指定されているため、大量に栽培を行うには効率よく短時間で穴を空けられる「椎茸ドリル」が必須。
椎茸 原木栽培
専門業者による椎茸原木栽培は数多くの原木に多数の穴を空けて種駒を打ち込む。作業効率のための「椎茸ドリル」は非常に穴あけ効率が良い。
椎茸 原木栽培
種駒を打ち込んで2夏(一年半後)経過の秋ごろに椎茸が発生する。原木が朽ちるまでの2~3年は椎茸の発生が続く。

各社 椎茸ドリル一覧

現在、椎茸ドリルはマキタ「DD2020」とHiKOKI「DW12SA(S)」の2機種が販売されています。

どちらの椎茸ドリルもほぼ同じ仕様で形状も変わりませんが、マキタはモーター出力が500Wと高く、HiKOKIはカーボンブラシが自分で交換できる仕様になっています。それぞれのメリットがあるので、実際の作業量や原木の材質などで選ぶと良いかもしれません。

過去には東芝ブランド(日本電産テクノモータ)のしいたけドリル「SD-10P2」が普及していましたが、2012年3月の電動工具事業の撤退により廃盤となっています。

マキタ 椎茸ドリル DD2020

製品名DD2020
回転数10,000min-1
最大穴あけ能力Φ12mm
モーターユニバーサルモーター
消費電力500W
寸法274×67×131
重量1.3kg

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HiKOKI 椎茸ドリル DW12SA(S)

製品名DW12SA(S)
回転数10,000min-1
最大穴あけ能力Φ12mm
モーターユニバーサルモーター
消費電力380W
寸法
重量1.4kg

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