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2020年4月29日

atolla CH401レビュー|ACアダプタを使わないセルフパワーUSBハブ

atolla CH401レビュー|ACアダプタを使わないセルフパワーUSBハブ

USB機器と言えば、現在のデジタル機器ではなくてはならないコネクタです。当初通信だけだったUSBですが、現在では充電のみの機能も求められるようになり、モバイル機器においては事実上のデファクトスタンダードな充電規格になりつつあります。

その一方で、モバイルパソコンやタブレットなどに搭載されるUSBコネクタは1個だけで、USB不足になることも珍しくありません。今回はセルフパワーでありながらACアダプタ不要のUSBハブを紹介します。

※2020年4月時点で取扱店舗が0になり、atolla CH401は購入できなくなりました

USBハブはセルフパワーのものがオススメ、しかしACアダプタが必要

電源供給の違いでUSBハブには2種類の方式があります。1つがUSB端子のみで電源供給を行う『バスパワー方式』、そしてもう1つが別電源から電源供給を行う『セルフパワー方式』です

バスパワー方式は、ACアダプタが不要でUSBケーブルのみで電源供給出来るため配線や持ち運びが便利なのが特徴です。一方、セルフパワー方式は、別途ACアダプタが必要になってしまいますが、消費電力の大きな機器を接続することができ、安定してUSB機器を使用することが出来ます。

マウスやキーボードの接続だけならバスパワー方式のUSBハブでも十分ですが、スマホの接続や光学ドライブの動作時になるとUSBだけの電源供給では足りなくなってしまい、動作が不安定になってしまうことがあります。

セルフパワー方式なら十分な電源供給能力があるため、安定してUSB機器を動作させることが出来ますが、別途ACアダプタと電源を用意しなくてはいけません

atolla CH-401はACアダプタ不要のセルフパワーUSBハブ

前置きが長くなりましたが、今回紹介するのは4ポートのセルフパワーUSBハブのCH-401です。このUSBハブは一見すると通常のUSBハブに見えますが、他のUSBハブにはない『MicroUSB』端子で電源供給ができるという特徴を持っています。

通常のセルフパワーUSBハブは、ACアダプタが付属していてコンセントから5V給電が行われるのですが、このCH-401はUSB電源から5V供給することができるためコンセントを確保する必要がありません。

USBからの電源供給はACアダプタのモノよりも性能が低くなってしまう事が多いのですが、それでもパソコンやスマートフォンの充電で足りなくなりがちなコンセントを占拠しないのは、非常に大きなメリットと言えます。

アルミボディの高級感ある製品外観

atollaUSBハブ

CH-401は全体がアルミボディで覆われており、高級感があります。国内サプライメーカーのUSBハブはプラスチックの筐体のモノが多いので特徴的です。

atolla USBハブ5V端子

側面部には電源供給のDCジャックとMicroUSB端子が搭載されています。DCジャックの径は3.5×1.35mmの汎用品で、5VのACアダプタには良く採用されているサイズです。ちなみにこの製品にはACアダプタが付属されていないため、このDCジャックを使用する場合は別途ACアダプタを購入する必要があります。

隣のMicroUSBアダプタも電源供給に使われる端子で、Androidスマートフォンで一般的なケーブルをそのまま使用することが出来ます。

電源供給されると、USBハブの青色LEDランプが点灯します。

ケーブルの長さは、約15cm程です。

使用環境(Nintendo Switch)

CH-401をSwitchドックに装着

現在、このUSBハブはNintendo Switchに使用しています。SwitchにはUSBポートが1つしかないため、有線LANとコントローラの有線接続を同時に行うにはUSBハブを使用しなければいけません。

SwitchにはUSB有線LANアダプタやプロコン、あとは複数のデバイスを使用していますがバスパワーのUSBハブではいまいちLANが安定しないので、供給電力が足りないのかな?と重いセルフパワーのUSBハブに変更したら安定動作するようになりました。

Switchに使っていて相性問題とか大丈夫かな?とも思いましたが、問題なく使用できています。

USB電源にはスマートフォンを充電している5ポートのUSB電源を使用しており、コンセントを圧迫することもありません。

まとめ ACアダプタ不要のセルフパワーUSBハブ

CH-401は、USBハブの中でも珍しいMicroUSBコネクタから5Vを供給できるUSBハブです。

ノートパソコン用のUSB電源付きACアダプタや、タブレットなどで使う多口USB電源などを使えばコンセントを複数用意しなくてもセルフパワーのUSBハブを使えるというメリットがあります。

例えば、ホテルやコワーキングスペースなどのコンセントを占有しなくてもUSBハブを使うことが出来るため、外出先でも外付けHDDなどの電力の大きなUSB機器を安定して使うことが出来ます。

このCH-401はOTGにも対応しており、バリエーションとしてUSB Tyep-Cに対応したハブCH-402も販売されています(5V端子はMicroUSBのままです)。AndroidタブレットやMacBookなどに周辺機器を接続する方には最適のUSBハブと言えるでしょう。

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