電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランドHiKOKI(ハイコーキ)からコードレス刈払機の新製品 CG36DBを2021年3月8日(月)より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。
目次
HiKOKI マルチボルトコードレス刈払機 CG36DB
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年3月より新型のコードレス刈払機CG36DBを発売します。
CG36DBは、マルチボルト36Vで動作する新型のコードレス刈払機です。モータ後方配置構造により優れた作業性と快適な取り回しを両立。クラストップクラスの軽量ボディ4.1kgと作業シーンに合わせた回転数切り替え機能により長時間連続作業と疲れにくさを実現しています。
製品仕様は、ハンドル形状に応じて両手ハンドル仕様 CG36DBとループハンドル仕様 CG36DB(L)の2機種で展開。
販売仕様は、充電器・バッテリーが付属する(WP)と本体のみの(NN)で販売されます。
- CG36DB(WP) 充電器UC18YDL2・バッテリーBSL36B18付属 希望小売価格63,800円(税抜)
- CG36DB(NN) 本体のみ 希望小売価格41,600円(税抜)
- CG36DB(L)(WP) 充電器UC18YDL2・バッテリーBSL36B18付属 希望小売価格63,800円(税抜)
- CG36DB(L)(NN) 本体のみ 希望小売価格41,600円(税抜)
CG36DB製品仕様 (前機種CG36DA比較)
製品名 | CG36DB | CG36DA |
外観 | ||
チップソー外径 | 230mm | 230mm |
モータ | ブラシモータ | |
無負荷回転数 | エコ:3,500min-1 標準:4,900min-1 パワー:5,900min-1 |
4,100~5,200min-1 |
重量 | 4.1kg | 5.0kg |
寸法 | 1,800×620×403mm | 1,885×620×420mm |
本体価格 | ¥41,600(税抜) | ¥53,130(税抜) |
販売年月 | 2021年3月 | 2018年4月 |
製品の特徴「本体質量トップクラスの軽量ボディ」
徹底した軽量化により、36Vコードレス刈払機でトップクラスの軽さを実現。従来製品よりも約300g軽量化。
モータ後方配置による最適バランス
モーターの後方配置で重心バランスがよくなり、エンジン刈払機に近い操作感。先端が軽く振りやすい快適な操作性を実現。
作業に合わせて選べる回転数3段階切替
本体のスイッチで回転数を3段階に切替。電池の消費を抑えられ、より長く刈払作業を行うことが可能です。
HiKOKI 約8年ぶりの新型コードレス刈払機
今回発売されたCG36DBは、日立工機時代から数えて約8年ぶりの新型コードレス刈払機です。
前モデルのCG36DAは、2013年発売の旧36Vシリーズ CG36DALを流用したモデルだったのでスペックに違いはありませんでしたが、CG36DBではモータ後方配置構造など、他社の最新モデルに追従した設計が加えられています。
バッテリーを含む本体質量が4.1kgと軽量な点や性能当たりの価格の安さなどが優秀な充電式草刈機で、一般家庭の庭園管理や公共緑地の整備作業等に最適なモデルです。
製品単体としては優れたモデルですが、充電式の園芸機器シリーズでトップを走るのは家庭向け~セミプロ用途で広いシェアを持つマキタです。次点でホームセンター家庭向けモデルに強い旧RYOBI(京セラインダストリアルツールズ)、その下にエンジン園芸機器メーカーの充電式モデルやホームセンタープライベートブランドなど、さまざまなメーカーの園芸機器が販売されています。
最大の競合となるマキタは、エンジン式から充電式への本格的な移行の表明と積極的な製品展開を進めていますが、一方のHiKOKIは園芸機器のシリーズ展開が弱く、農園・緑地管理等などのさまざまな園芸機器を必要とする用途ではバッテリーを使いまわせるメリットを生かすことができません。
HiKOKI マルチボルトシリーズは建設向けで優れた製品ラインナップを揃えているのが特徴です。農業・造園のプロユーザーには園芸機器モデルのラインナップ不足も感じてしまいますが、建設現場の傍らで軽い除草作業を行うような軽作業用途のユーザーにおすすめの製品と言えるでしょう。
CG36DB まとめ
HiKOKI マルチボルトコードレス刈払機 CG36DB
VOLTECHNO製品評価 (5 / 5)
マルチボルト36V動作の充電式刈払機。後方モータ配置で軽量化
旧モデル | HiKOKI CG36DA |
競合製品 | マキタ MUR001G |
- 軽量
- 低価格