電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)からコードレス磁気ボール盤 BM36DAを2021年2月24日(水)に全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。
目次
HiKOKI コードレス磁器ボール盤 BM36DA
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年2月25日にコードレス磁気ボール盤 BM36DAを発売する。
BM36DAは、高所や電源の取れない屋外現場で使用する穴あけ工具です。主に橋梁補修作業等の金属穴あけ作業に使用します。マルチボルト36Vバッテリー対応により、全高149mmのコンパクトボディで200mmH形鋼フランジに穴あけできるのが特徴です。
対応穴径は板厚20mmまででΦ11.5~13.5、板厚25mmでΦ14~27まで。
1充電当たりの作業量は、BSL36A18の装着時で穴径22mm板厚16mmで約16回。
販売仕様は、マルチボルト蓄電池BSL36A18×2と充電器UC18YDL2が付属する(2XP)仕様で販売する。
- BM36DA(2XP) 充電器・バッテリー・ケース付属 希望小売価格448,000円(税抜)
BM36DA製品仕様
製品名 | BM36DA |
穴あけ能力 | 板厚20mmまで:Φ11.5~13.5mm 板厚25mmまで:Φ14.0~27.0mm |
最大ストローク | 40mm |
ターンテーブル | 前後10mm・左右10mm |
マグネット磁力 | 5.5kN/561kgf |
モータ | 直流ブラシレスモータ |
無負荷回転数 | 820min-1 (回/分) |
動作電源 | マルチボルト36V |
1充電作業量 | 板厚22mmΦ22mm時:16回 |
重量 | 9.0kg |
寸法 | 366×149×138mm |
製品の特徴「作業場所を選ばないコードレス磁器ボール盤」
コードレス式なので取り回し性に優れており、電源確保が困難な高所などでの作業にも最適です。また、橋梁補修で多く使われる穴径27mmまでの作業にも対応できます。
200mmH形鋼フランジに穴あけが可能
全高149mmなので、200mmH形鋼フランジの穴あけも可能です。(BSL36B18バッテリー装着時は全高が高くなるため注意)
機体の状態が一目でわかるパイロットランプ付
加工する板厚が薄い場合に警告を発する「板厚検知」、本体の浮きや磁力低下を検知する「本体浮き検知」、電気ドリルにかかる負荷を検知する「負荷検知」の3つの安全機能を搭載しています。
機体の状態をパイロットランプが5つのカラーでお知らせするので、安心して穴あけを行うことができます。
シンプルな配置で見やすいスイッチパネル
視認性の良いカラースイッチとシンプルで使いやすい配置のスイッチパネルを搭載。
左右付け替えが可能な送りハンドル
左右で付け替えられる送りハンドルを搭載、H鋼のどちら側でも穴あけ作業が可能。
LEDライトを搭載
ドリル先端を照らす白色LEDライトを搭載、光の届きにくい狭所・暗所や夜間作業でも穴あけ箇所をしっかり照らします。
ベースは日東工器のアトラエース
どちらを選ぶかは価格次第
今回販売されたBM36DAのベースは、2019年9月に発売した日東工器のアトラエースCLO-2725です。カタログスペックや仕様も同一の製品です。
BM36DAを選ぶ利点としては「HiKOKI取扱店で購入できる」です。HiKOKI的には積極的に販売する製品よりもラインナップ拡充の意味合いが強く、マルチボルトシリーズのラインナップ数をアピールするためだけの位置づけになります。
販売価格的にもHiKOKIの販路を経由しているため、CLO-2725よりも若干高めに販売されています。本体のみ(NN)仕様も展開されてないため、既存のHiKOKIユーザーにとってもBM36DAを購入する利点はありません。
ちなみに、日東工器製品はネット販売店上にも強い販路を持っているので、BM36DAを選ばなくともネット上から簡単に購入できます。HiKOKIブランドに余程のこだわりが無ければアトラエースCLO-2725を選択するのがおすすめです。
BM36DAまとめ
HiKOKI コードレス磁器ボール盤 BM36DA
VOLTECHNO製品評価 (3 / 5)
マルチボルトバッテリー対応の磁気ボール盤
OEMモデル | 日東工器 CLO-2725 |
- 充電式で使える磁気ボール盤
- 販売仕様がバッテリー充電器同梱仕様のみ
- 日東工器モデルより販売価格が高い