2019年12月にクラウドファンディングサイトMakuakeで3,000人近いサポーターを集め、大きな話題を集めた左手デバイスTourBoxの後継マイナーチェンジモデル TourBox Neoが発売されていたので、今まで使っていたTourBoxから買い替えました、今回は相違点と最新ソフトウェアについて解説します。
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左手デバイスの名機TourBoxが「NEO」へ
2019年12月にクラウドファンディングが行われ、3,000人近いサポーターを集め話題になった左手デバイス TourBoxのマイナーチェンジモデル TourBox NEOの販売が2021年から始まっていたので、これまで使っていた無印TourBoxから買い替えてみました。
前回、Makuakeクラウドファンディング時にTourBoxについてレビューしていますが、簡単に解説するとこのデバイスは左手デバイスと呼ばれるパソコンの入力補助デバイスで、ダイヤルやキーボタンにキーボードの各入力を割り当てることで複雑な操作が必要なソフトウェアの動作の補助を行えるデバイスです。
TourBox NEOではノブとダイヤルにプッシュブタンが新たに搭載され、全15ボタンによる操作ができるようになりました。また背面のUSB端子が削除され、USBハブ機能が無くなっています。
別売キャリーケースで運搬もしやすく
今回、TourBox専用のキャリーケースも買ってみました。
これまでは布製の収納袋に入れて持ち運んでいたんですが、ケーブルが邪魔になったりバッグの中で擦れてしまったりと持ち運びに少し不満がありましたが、キャリーケースに入れることで外でも使いやすくなりました。
ケーブルも2本くらいまでなら収納できる入るので、TourBox接続用のケーブルと延長ケーブルやスマホの充電ケーブルなどを入れています。
TourBoxコンソールアプリもVer3.0へ、マクロ機能が追加
TourBox Neoの紹介とは異なりますが、TourBoxはコンソールのバージョンアップが頻繁に行われており、機能追加やバグフィックスがほかのデバイスメーカーとは比較にならない程のスピードで行われています。
9月8日のTourBoxコンソールアプリVer3.0アップデートでは、ついに待望のマクロ機能が搭載されました。
マクロ機能とは、キーボードやマウスの動作など一連の動きを保存して実行する機能です。Ver2まではキー割り当てまでしか対応していませんでしたが、マクロによって連続したキー入力やテキスト入力・マウスの制御などこれまで以上に複雑な動作を実現できます。
USBハブ機能が無くなったのは残念だがダイヤルノブは強力
今回解説したTourBox NEOは、ノブとダイヤルにボタンが2つ追加されたのマイナーチェンジモデルです。
ほとんどのこれまでの無印TourBoxでも使用できるので、既にTourBoxを持っていてこの2つのボタンに魅力を感じないのであれば、無印のままでも問題は無さそうです。
個人的には無印TourBoxのUSBハブはノートパソコンなど外で使う時に便利な存在だったので、無くなってしまったのは少し残念ですが、ダイヤル部分に新たなボタンが追加されたのは操作面で強力です。
例えば、動画編集やゲージを操作していた時に、ほかのボタンを押すことなくそのまま押し込みで確定できるのは作業性も良いですし、実際の時短以上に心理的な作業の負担が減ったことが大きなメリットです。
また、ソフトウェアのバージョンアップでは待望のマクロ機能が追加されたのは見逃せません。
これまではショートカット動作に対応するソフトウェアしか対応できませんでしたが、マクロ機能の追加によってエディタやゲームなど幅広いソフトに対応できるようになり、TourBoxは事実上左手デバイスの決定版とも言える地位を得られたデバイスになったと考えています。
画像編集や動画編集などクリエイティブな分野でパソコンを使っている人は要チェックのデバイスです。