
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2025年9月に40Vmaxシリーズの充電式チェンソーMUC031Gを発売する。エンジン式27mL相当クラスながらも最適バランス設計により手首の負担を減らす操作感を実現し、クラス最軽量の3.0kgボディを実現した。本体標準小売価格は55.600円(税別)から
目次
マキタ 充電式チェンソー MUC031G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、40Vmaxバッテリに対応する充電式チェンソー MUC031Gを発売しました。

MUC031Gは、マキタ40Vmax充電式チェンソーの新型エンジン式27mLクラスモデルです。
マキタ40Vmax充電式チェンソーで最軽量となる3.0kgボディの実現による軽快な取り回しと手元とバッテリの距離を近くした最適バランス設計によって抜群の操作感を実現しています。
1充電あたりの作業量はBL4025バッテリ装着時で杉角材50×50mm切断作業で約280本です。
販売仕様は、ガイドバー長さ250mmのバッテリ充電器セットのMUC031GRDと本体のみのモータ部・チェンソーバーセット仕様が異なる5仕様で販売します。

- MUC031GRD バッテリ充電器付属 希望小売価格111,700円(税抜)


- MUC031GZR1 本体のみ 希望小売価格55,600円(税抜)
- MUC031GZR2 本体のみ 希望小売価格57,900円(税抜)
- MUC031GZR3 本体のみ 希望小売価格60,200円(税抜)


- MUC031GZR4 本体のみ 希望小売価格60,200円(税抜)
- MUC031GZR5 本体のみ 希望小売価格62,500円(税抜)
MUC031G 製品仕様 (MUC002Gシリーズ比較)
製品名 | MUC031G | MUC002G MUC008G MUC009G |
---|---|---|
外観 | ![]() |
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相当排気量 | 27mL | 30mL |
ガイドバー長 | 200mm 250mm 300mm |
200mm 250mm 300mm |
チェーン形式 | 80TXL 25AP |
80TXL 25AP |
チェーンスピード | 0~24.0 m/s | 0~24.8 m/s |
バッテリー | 40Vmax | 40Vmax |
重量 | 3.0kg | 3.7kg |
寸法 | 525×188×203 mm | 266×194×227 mm |
販売価格 | 111,700円(税別) | 127,700円(税別) |
販売年月 | 2025年09月 | 2021年12月 |
製品の特徴
「クラス最軽量3.0kgボディで取り回しが向上」

MUC031Gは、マキタ40Vmaxシリーズ エンジン式27mLクラスの充電式チェンソーです。
チェーンスピード24.0m/sのエンジン式同等の優れた性能を持ちながらも、エンジン式27mL同等クラスの充電式チェンソーとしてはクラス最軽量の3.0kgのボディで取り回しに優れているのが特徴です。
バッテリの取り付け位置も従来モデルMUC002Gの水平装着構造から、グリップ部に近い最適バランス設計によって縦向き、横向きの切り替え支持のストレスを低減し、手首の負担を軽減し軽快な取り回しを実現します。

ガイドバー長と形状が異なる計6種の販売仕様をラインナップ

MUC031Gシリーズでは、ガイドバー長さやチェンソー形式、ガイドバー形式が異なる計6種の販売仕様で展開します。
バッテリ充電器が付属するマキタブルーのMUC031GRDを基本モデルに、作業用途に応じたレッドカラーの本体のみモデルが購入できます


クイック着脱フックでベルトの装着も容易

ベルトなどのカラビナに装着できるクイック着脱フックを搭載。最適バランス設計によるバッテリ位置でフックのアクセスが容易になり取付・取外しの取り回しが容易になりました。
新型スイッチ操作パネルでスイッチ操作と確認が容易に

グローブ装着でも明瞭なクリック感を実現する新型スイッチを搭載。製品状態が把握できるお知らせLEDランプで視認も容易です。
トリガオンから素早く全速回転、エンジン式を超えるレスポンス

エンジン式を超える立ち上がりの速さでトリガオンから素早く全速回転。オンオフを繰り返す細かい連続作業も軽快にこなせます。
ロックしても「リトリガ」不要で素早く再起動

過負荷でロックしても、負荷を取り除けばトリガを引き直さずに再起動するリトリガ不要機能を搭載。トリガを引いたまま再開できるので作業を効率化します。
防水保護等級IPX4に適合

水の中でも運転可能な防水設計「WET GUARD」を搭載。バッテリーと共に防水適合なので急な雨天の中でも使用できます。
MUC002Gシリーズから4年、後継機種のMUC031Gの期待値は高い

マキタが40Vmaxシリーズの充電式チェンソー MUC002Gを発表したのは、JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021でした。それから4年は経過したものの、事実上の後継モデルであるMUC031Gを発表したのは、マキタがOPE分野における製品開発に本腰を入れ続けていることに間違いないと思っています。
一応、MUC002Gはエンジン式30mL相当であり、MUC031Gはエンジン式27mL相当なのでパワー面では若干下がってしまっているものの、使用感としてはそこまで大きな差は無いのではと想定しています。
むしろ、本体重量の軽量化と取り回し性の向上によって使い勝手は大きく向上しているものと考えられ、作業スピードとしては取り回しの良さからMCU031Gの方が優れているのではないかとさえ考えています。
MUC002Gのカタログでは、エンジン式30mLクラスの本体重量が4.0kg前後らしいので、本製品の3.0kgボディはかなり軽く感じそうです。先日のMUC030Gは若干重い印象を受けてしまいましたが、やはり現状の充電式製品になると軽さと手軽さ重視の方がメリットを活かせるのかもしれません。
販売仕様としては、これまでのマキタ40Vmax充電式チェンソーとは製品仕様と販売仕様が変わっている点に注意が必要です。これまでは対応チェーン形式によって製品名も変わっていたのですが、今回のMUC031Gに関しては、80TXLと25APで同じ製品名であるMUC031Gが割り当てられており、チェーン形式の違いは製品名の接尾辞で判断することになります。
この辺りは、ユーザー要望や販売管理の関係から同じ製品名にまとめたのかなと思っていますが、チェーンの交換や修理に出す際には少し注意した方が良さそうです。
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※林業、土木作業業、造園広義業等、業種に関わらずチェンソー下肢防護衣の着用が義務化されました。(2019年8月1日より)