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AUFU USB C ケーブル マグネット 240Wを購入
最近、通販サイトでよく見かける、マグネットでコネクタが着脱できるケーブルを購入してみました。

このケーブルは、コネクタ部分がマグネットで簡単に着脱できるようになっているタイプのUSB Type-Cケーブルです。コネクタ部分だけ外して本体に装着しておけば、プラグを近づけるだけで磁石の力でくっついて、簡単にケーブルの着脱ができるようになるのが特徴です。
接続はマグネットの強力な磁力でくっ付きますが、不意に引っ張ったりねじったりしたときには簡単に外れるようになっているので、ケーブルやUデバイス側のコネクタ破損の予防になるのも特徴です。
この手のマグネット着脱できるケーブルは、10年ほど前からクラウドファンディングなどで見かけるようになった製品で、近年ではAmazonなどの通販サイトでも手軽に買えるようになり、各メーカーが色々なマグネット着脱ケーブルを販売しています。
今回のレビューでは、中国メーカーが販売するAUFUのUSB Type-Cケーブルを検証してみます。
- AUFU Type-C 240W マグネット式充電プラグ ケーブル・コネクタ2本セット
- AUFU専用 Type-C端子 コネクタ3本セット
- AUFU専用 microUSB端子 コネクタ3本セット
マグネット着脱+180°回転機構+LEDインジケータ搭載のUSB Type-Cケーブル
AUFUのUSB Type-Cマグネットケーブルは、ケーブル両端にUSB Type-Cプラグが付いたCtoCケーブルです。
ケーブルの片方は、マグネット着脱+180°回転機構+LED動作インジケータを搭載しており、USB Type-Cケーブルとしては付加価値てんこ盛りのケーブルとなっています。

さて、マグネット着脱についてピンとこない方も多いと思うので説明すると、このケーブルは普通に使う分にはちょっと感じのメカメカしい感じのUSB Type-Cケーブルなのですが。

USB機器に差し込むプラグ部分が外れるようになっていて、そこが磁石でくっ付いている構造になっています。

こんな感じにコネクタを取り外せて、着脱部の周りに強力な磁石が入っているので、USBポートに差し込まなくても、ケーブルを近づけるだけで簡単にUSBケーブルを接続できるアイデア商品なのが特徴のケーブルです。

そんなわけで早速、USB Type-Cポートを備えた、USB PD 100W充電対応のノートパソコンに使用してみます。

プラグを差し込む時は、そのまま差し込めば普通に給電が始まります。少し分かりにくいのですが、電気が通っているとUSBケーブルの薄紫色のLEDが点灯します。

そのまま引っ張ると、プラグ部分だけが外れます。そしてコネクタを近づければ磁石の力でくっ付くので、引っ張ったり近づけたりするだけで簡単にプラグの着脱が行えるようになります。

AUFUのマグネットケーブルは180°回転機構を備えているので、L字ケーブルのようにも使えます。

反対側にも曲げられるのでケーブル配線の自由度も高いです。

USB 2.0の通信機能も搭載、スマホの有線テザリングにも対応します
AUFUのUSB Type-Cマグネットケーブルは給電だけではなく通信機能も搭載しているので、USBデバイスとの通信にも対応しています。

上の写真は、iPhoneとノートパソコンを繋いで有線テザリングでスマホ経由で接続しているところです。
USB通信ケーブルとしての仕様はUSB 2.0の480Mbps仕様でUSB 3.0などの高速通信は行えないものの、USB優先テザリングなどの用途であれば2.0でも十分対応できます。
マグネット部分はスライド摺動接点で安定性が高そうな感じ

マグネットケーブルは、着脱部分の構造がメーカー毎に異なっています。AUFUのマグネットケーブルは上下の接点で挟み込む構造を採用しています。
マグネットケーブルの他の構造としては点接点や、丸型電極でコネクタが回せるようになっているものもありますが、AUFUの接点方式は比較的安定した接続性を確保できる方式ではないかなと思っていあm素。
5A負荷接続時の温度上昇は普通のUSB Type-Cケーブルよりも厳しい
コネクタ部分がマグネットで着脱できるので、ケーブルの取り回しやコネクタ部分の破損を防げる便利なケーブルなのですが、懸念点として挙げられるのが、接点部が増えたことによる接触抵抗の増加による温度上昇です。
先ほど、「比較的安定した接続性を確保できる方式」とは言ったものの、構造的に接点が増えているので接触抵抗が増えるのは避けられません。このケーブルは最大5Aの電流に対応しているので、実際のコネクタ表面の温度を計測してどれくらい温度上昇するのか確認してみます。
温度計測は、熱電対をコネクタ部表面に固定して接続します。接着には使用後に綺麗に剥がせるUVレジンを使用していあす。

と言うわけで、USBトリガ基板で20Vを要求して、電子負荷で5Aをかけて温度が飽和するまでの10分間放置してみたところ、コネクタ表面温度は54.1℃まで上昇しました。

54.1℃がUSB PDで5A放電した時のどれくらいの温度上昇なのか比較するために、筆者が普段使っている普通のUSB PD240Wケーブルを同じ条件で測定したところ41.5℃でした。

やはり、マグネット着脱ケーブルはコネクタに接点が増えた構造的に大電流の時には通常のケーブルよりも発熱しやすいようです。
新品のケーブルでも5A流れると50℃を超える高温になり、この温度でも長時間接触すると低温熱傷になるため実際の使用には注意が必要かもしれません。また、経年劣化で接触抵抗が増えたり、バッグの中に入れたまま放熱が妨げられるともっと高い温度になる可能性もあるので、使用するシーンは考えなければいけないかもしれません。
スマホや携帯ゲーム機の使用なら恐らく問題なし、ラップトップやモバイルバッテリーの5A要求デバイスは要注意
今回紹介したマグネットケーブルは、USB Type-Cケーブルを簡単に着脱できるようにするアイテムです。
特に、AUFU USB C ケーブル マグネットは、180°の回転構造やLEDインジケータなどの便利な機能を備えており、接点構造も比較的安定している印象です。そのため、スマートフォンや携帯ゲーム機のように、頻繁にケーブルを抜き差しする機器では便利に使用できます。
また、USB PDの電力仕様として5A、最大240Wまで対応する大電力仕様となっている点は、他メーカーのマグネットケーブルと異なる特徴です。ただし、実際に5Aで使用すると通常のケーブルよりも温度上昇が大きくなるため、使用には注意が必要です。
新品状態でも54℃まで上昇しているため、端子の汚れや錆によって接触抵抗が増えると、さらに温度が上がる可能性があります。加えて、モバイルバッテリーやUSB PD充電器のように機器自体が発熱するUSBデバイスに接続した場合、コネクタ周辺の温度がより高くなることも考えられます。その結果、デバイス側コネクタの破損や樹脂部品の変形につながる可能性もあるため、大電流用途で使用する際は目を離さないようにした方がよいでしょう。
とはいえ、大電流用途を避ければ、普段使いのUSBケーブルとして便利な製品であることは間違いありません。プラグ単体でも販売されており、microUSB用コネクタも別売で用意されているため、さまざまなUSBデバイスをマグネットコネクタ化するには扱いやすい製品と言えそうです。






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