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2020年4月8日

バンドソーとは/鉄を切る工具【電動工具紹介】

バンドソーとは、帯(バンド)状の刃(ソー)を回転させて、切断を行う電動工具の総称です。

刃を用いる切断工具ですが、レシプロソーのような往復運動による切断ではなく、一方向への回転運動によって切断を行うため、他の切断工具の中でも切断能力が高く、断面も綺麗に仕上がる工具です。

バンドソーとは「帯状の刃で切断する電動工具」

バンドソーとは帯状(バンド)の刃(ソー)を回転させて切断を行う電動工具です。バンドソーは木材切断と金属切断で製品の特長が異なるため、本記事では金属切断用のバンドソーについて解説します。

バンドソーは非常に高い切断性能を持ち、回転速度は他の切断工具と比べると刃の速度が遅く火花がほとんど発生しないのが特徴です。動作音も静かなので、住宅地や集合住宅などの作業音が気になる現場でも鉄の切断を行いやすい利点があります。

パイプ切断や軽天など、棒形状の切断に最適

参考:マキタPB183D

バンドソーは金属パイプや軽量鉄骨などの棒状材料の切断作業に適しており、現場合わせの切断作業や、設置済みパイプの解体作業など、様々な現場で活用できます。

特に、バンドソーは金属を切断できる工具の中では最も安全な切断工具なのも特徴です。

高速回転するディスクを使用しないため、火花や金属破片の飛散・キックバック等の心配もなく、僅かな荷重で切断が進むので、不安定な作業現場での切断にも対応できます。

バンドソーのおすすめ機種

小型定置バンドソー「HiKOKI CB12FA2」

製品名CB12FA2
最大切断幅丸パイプ:115mm
角パイプ:100×100mm
ノコ刃周速0.4~1.3m/s
電圧AC100V
全負荷電流3.5A
質量21.0kg
発売年

AC電源のバンドソーでは、定置式スタンドを搭載した製品が主流です。

定置式バンドソーは荷重による切断に対応しており、材料をセットした後は自動で切断を行うことが出来ます。

スタンドを使用しているため、切断時の歪みが少なく、無理な切断荷重による焼けや刃の摩耗も少ないため、安定した切断が可能です。

大型のバンドソーは工場の据え付け設備として使用され、音が小さく素早く切断できる利点を活かして住宅地が近い町工場での切断作業や、1度の切断で数本切断する束ね切りなどに使用されます。

最大切断径 120mmのポータブルバンドソー「マキタ PB180D」

製品名PB180D
最大切断幅120mm
ノコ刃周速1.4~2.7m/s
電圧18Vバッテリー
寸法508×231×302mm
重量6.5kg
発売年2014年

小型のACバンドソー以上の最大切断幅を持つのが、マキタのポータブル充電式バンドソー「PB180D」です。

充電式のポータブルバンドソーでありながらAC電源のバンドソーに劣らない切断能力を持ち、最大切断能力は120mmと幅広い現場で自由に使えるのが魅力のバンドソーです。

切断径と取り回しのバランス優れたモデル「HiKOKI CB18DBL」

製品名CB18DBL
最大切断幅丸パイプ:83mm
角パイプ:80×80mm
ノコ刃周速1.3~3.2m/s
電圧18Vバッテリー
14.4Vバッテリー(CB14DBL)
寸法413×173×266mm
重量3.5kg
発売年2015年

切断能力と重量のバランスが取れているのが、HiKOKIのコードレスバンドソー「CB18DBL(S)」です。

最大切断幅83mmに本体重量は3.5kgと軽量小型ボディなのが特徴で、切断能力と取り回しに優れたバランスの良いモデルです。

マキタ製品では取り扱っていない14.4V仕様のバンドソーも販売されているため、軽くて切断幅の大きいバンドソーが必要なユーザーにもオススメです。

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アルミフレームで剛性アップ&安定切断「マキタPB183D」

製品名PB183D
最大切断幅66mm
ノコ刃周速1.3~3.2m/s
電圧18Vバッテリー
寸法392×174×242
重量3.8kg
発売年2020年

アルミフレームを搭載して本体の剛性と切断性能を向上したのが、マキタの最新型バンドソー「PB183D」です。

小型のポータブルバンドソーは樹脂製フレームが多く、強い押し付けや温度による変化でフレーム本体が曲がってしまうため、切断時の歪みやノコ刃外れなどが発生してしまいます。

PB183Dでは小型ながらアルミフレームを採用し、剛性の向上と本体サイズの小型化を実現しています。

近日発売予定のPB184Dでは、最大切断幅51mmのよりコンパクトになったバンドソーも販売予定となっています。

替刃は若干高価、基本的には純正品を使用

バンドソーは製品毎にバンド長が異なるため、ほとんどの場合バンドソー純正の替刃を使用します。社外品の替え刃も販売されていますが、純正品と大きな価格差はなく、切断コストは若干高い傾向にあります。

ただし、刃を長持ちさせるためと言って切削油を垂らして切断するのはNGです。切削油の使用前提ではないバンドソーの場合、のこ車に油が付着して空回りやのこ刃外れの原因になるため、必ず乾式での切断を行わなければなりません。

バンドソーまとめ

適切な材料鉄・ステンレス・アルミ等
適切な形状金属棒・パイプ・構造物
適さない形状板金
利点安全・火花がでない・切断環境を選ばない
欠点本体、替刃が高価
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