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2021年3月12日

【2019年版】HiKOKI(日立工機)のインパクトドライバー厳選!おすすめ2選

【2019年版】HiKOKI(日立工機)のインパクトドライバー厳選!おすすめ2選

「パワー」が強いHiKOKIのインパクト

HiKOKI(旧日立工機)のインパクトドライバは、「パワー重視」のモデルになっているのが特徴です。

日立工機の時代よりスペック重視で開発されてきたインパクトドライバは、同時期に販売されていたインパクトドライバの中でも常に高いスペックを備えていました。現在は、ビットの性能やメカ的な限界から各メーカー間でのパワーは横並びとなってしまいましたが、マルチボルトなどの独自技術も開発しており、他のメーカーと異なる方面で常に一歩先を進んでいるのが特徴です。

HiKOKIのブランドカラーは緑色ですが、限定色などの多色展開も数多く行っており、様々なバリエーションから選べるのも魅力です。

プロ向けならフラッグシップモデルのWH36DAで間違いなし

HiKOKIブランドでインパクトドライバを選ぶのであれば、その時期の最上位となる機種を選ぶのがおすすめです。

HiKOKIのプロ向けインパクトドライバはハイエンド、ローエンド、18Vフラッグシップで性能的な差に乏しい製品が乱立している上に、価格的も差ほとんどないため、よほどの場合で無ければフラッグシップモデルとなるWH36DA一択となります。

特に、HiKOKIが普及を進めているバッテリーは「マルチボルト」シリーズなので、電動工具のラインナップ数も考慮するのであれば、マルチボルトバッテリーが付属するWH36DA以外の選択肢はありません。

価格差の違いが生まれにくいインパクトドライバ

前回のマキタおすすめインパクトでも述べましたが、インパクトドライバは構成する部品が非常に少なく、価格的な差を生みにくい電動工具です。

HiKOKIは国内のインパクトドライバにおいて、価格的な優位点がほとんどなく機能的にも差が乏しい廉価版のインパクトを投入する傾向があります。廉価インパクトのほとんどが、その時期のフラッグシップインパクトを買わせるためのあえての当て馬となっている印象があり、ユーザーがインパクトの選定に惑う要因となっています。

廉価版インパクトを購入するのであれば、数千円を上乗せするだけで最新型フラッグシップインパクトが購入できるので、コストパフォーマンス等を考えるのであれば、その時期の最上位モデルとなるインパクトを購入するのをオススメします。

HiKOKIのスライド10.8Vシリーズは少し様子見

マキタのスライド10.8Vに対抗する小型インパクトとして、HiKOKIのスライド10.8Vシリーズも紹介したいところではありますが、HiKOKIの10.8Vシリーズには大きな動きがないため、少し様子見です。

製品単体として見ればマキタの10.8Vシリーズにも対抗できるHiKOKIのスライド10.8Vシリーズですが、2019年2月のシリーズ展開以降、主だった工具の製品拡充が行われておらず、HiKOKIは10.8Vの製品展開にあまり力を入れていない印象を受けます。今後のラインナップ展開のペースを考えると、将来的なラインナップ展開に若干不安が残るシリーズとなっています。

従来の差し込み式10.8Vシリーズの展開も止まった点も含め、10.8Vの小型電動工具に限るのであれば、製品ラインナップに優れ各周辺機器とも共用できるマキタのスライド10.8Vシリーズをオススメします。

限定カラーを数多く展開するのも魅力のHiKOKI

HiKOKIは日立工機の時代から限定カラーのインパクトドライバを数多く展開してきたメーカーです。

比較的早い段階に多色展開を行ったメーカーという事もあり、限定色も多数展開しており、限定カラーもバリエーションが豊富です。

過去にはオレンジや紫などの蛍光色や金属部分のカラーを変えたミラーシリーズなど独特な配色で派手な限定色を展開しており、現在はブラックとホワイトのハウジングに金色のアクセントを加えたハイゴールドシリーズの限定色を展開しています。

インパクトドライバは種類が少なく、周囲とも被りやすい電動工具なので、限定色やアクセサリーをつけて好んで個性を出す方も多い電動工具です。周りと違うインパクトが欲しいと考えてる方にはHiKOKIの限定色を狙ってみるのもオススメかもしれません。

パワーと粘り強さでトップクラスのインパクト!「WH36DA」

HiKOKIの最新鋭インパクトドライバが「WH36DA」です。マルチボルトバッテリートリプルインパクト等が特徴の、HiKOKIの独自技術の粋を集めたフラッグシップインパクトです。

最大の特徴は、マルチボルトバッテリーの36V駆動による連続作業時の強さです。高電圧のモーター駆動は、発熱が少なくて連続作業が可能で、バッテリーの低残量時にも力強い締め付け力を維持できるため、作業能率が低下しないのが大きな強みです。

マルチボルトバッテリーは18Vと36Vマルチボルトシリーズ両対応した汎用性の高いバッテリーで、18Vシリーズとも併用可能なので、製品ラインナップ数の点でも大きな強みになります。

また、HiKOKIにはコンセントからマルチボルト工具へ直接給電できるACアダプタ「ET36A」も販売しており、AC電源のインパクトドライバとして使用する事も可能です。

プロ向けモデルとも使いまわせるバッテリーが魅力「FWH14DGL」

DIYモデルで最もおすすめなインパクトドライバーがHiKOKIのFWH14DGLです。発売以降、安さと使い勝手の良さ、バッテリーの拡張性などを含めてDIYでのロングセラーとなっています。

FWH14DGLは、有名ブランドの電動工具を非常に安い価格で購入できるのが大きなメリットです。

特にHiKOKIの電動工具は、「プロ向け」と「DIY向け」でバッテリープラットフォームを区別していないため、FWH14DGLに付属していたバッテリーをそのままプロ向けモデルの製品に使用する事ができます。

FWH14DGLに付属しているバッテリーは14.4Vの1.3Ahバッテリーなので、丸のこやグラインダなどの大電力を必要とする工具に使用するのは難しいかもしれませんが、USBアダプタやラジオなどちょっとした周辺機器にもバッテリーを活用できるのは大きなメリットとなります。

また、同価格帯のプライベートブランドと比べた場合、HiKOKI取扱店によるアフターサポートもあるため、万が一動かなくなってしまった場合でも修理対応が可能です。

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