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2024年9月30日

HiKOKI 今後の新製品・販売候補品をチェック【2023年冬編】

HiKOKI 今後の新製品・販売候補品をチェック【2023年冬編】

本記事は工機ホールディングス株式会社及び関連会社が保有する産業財産権の情報を解説・紹介するものであり、新製品発売や経営動向を保証するものではありません。工機ホールディングス株式会社及びHiKOKI(ハイコーキ)取扱店へのお問い合わせはお控えください。

アタッチメント式5in1ドライバドリル DS18DDQ

海外地域ではアタッチメント式の5in1ドライバドリル DS18DDQを発売しています。

DS18DDQは、先端アタッチメント装着に対応する 18Vコードレスのドライバドリルです。スミウチ、キーレスチャック、マグネットソケット、アングルアダプタの4種類のアタッチメントの対応によって、幅広い穴あけ作業に対応します。

実売価格はハンガリーでフルセット品 106,600 HUF (5万円)で販売中。販売地域に関しては、欧州の一部地域に限られており、現時点で日本地域での発売予定はありません。

トルクブーストテクノロジー搭載製品

2023年夏に紹介したモータコイルのスターデルタ切替機能は「トルクブーストテクノロジー」として海外市場での製品展開が始まっています。

この機能は、ブラスレスモータのステータコイルの配線をリレーで切り替えることで、スター結線とデルタ結線を相互に変えられる機能です。この機能によって、高回転時はデルタ結線、高トルク時はスター結線のように負荷によって最適なモータ配線に変えられるので、モータ性能が大きく向上します。

特許内ではさまざまな製品への適用も視野に入れているようですが、トルクブーストテクノロジー第一弾となる製品は165mmコードレス丸ノコ C3607DBに搭載されています。

国内市場でトルクブーストテクノロジーを搭載する製品は発売されていませんが、本機能はドライバドリルやディスクグラインダ等にも有効な機能なので、2024年の新製品はトルクブーストテクノロジー機能を中心とした高出力製品になるものと予想しています。

Bluetooth接続の延長ハンドルユニット

Bluetooth搭載バッテリーを活用した延長ハンドルユニットに関する特許です。

本特許は、外付けの延長ハンドルにBluetooth搭載バッテリーを装着して、工具にもBluetooth搭載バッテリーを装着することでBluetoothバッテリー間でスイッチの状態を同期させ、工具を遠隔操作させようとするものです。

Bluetooth搭載バッテリーの活用の点では有効な特許ですが、電力をほとんど必要としないBluetoothデバイスのために電動工具用の大型バッテリーを使うのは少し大げさな気もします。重量バランスや技適などの各種無線規格適合の点では良いのですが、普通にハンドル側は単三電池と内臓Bluetoothバッテリーで良い気がしています。

高い技術力を持つ工機HDではありますが、これはなんとなく技術に振り回されてる感じのする特許です。

バッテリーアシストコンプレッサの最終デザイン

2021年12月に紹介したバッテリーアシストコンプレッサの最新意匠では正方形型の4連タンク仕様になっています。

当初の意匠図では従来の建設作業用コンプレッサーを踏襲したデザインでしたが、今回のバッテリーアシストコンプレッサの最新モデルは、外側にタンクを囲んだ4連タンク仕様になっています。

今回の特許ではバッテリーは2本装着可能な仕様はそのままで、新しく2台連結にも対応する動作についての記載があります。もし本当に販売が開始されたら、建設作業用コンプレッサーの恐竜的進化の代名詞とも言える製品になりそうです。

利兼様のブログ内では2024年2月の発売予定ともいわれており、その製品仕様に関しては16Lタンク仕様とも定価約10万上昇と言及されています。市場的に全く未知の製品であるため、ユーザー評価もどちらに振れるか読めない製品となりそうです。

内部仕切り付きのシステムケース1

HiKOKIスペインをはじめとする海外一部地域では、内部仕切り兼用の小分けケースが付属するシステムケース1を販売しています。

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