工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、2022年10月開催のDIY・プロ用ツールの商談展 第13回 ツールジャパン2022(会場:千葉県幕張メッセ)でHiKOKI (ハイコーキ) コードレスクリーナ R12DBを発表した。スライド10.8Vバッテリーシリーズの細径ボディが特長。製品仕様・販売時期は未定。
目次
HiKOKI コードレスクリーナ R12DB
工機ホールディングス株式会社は、第13回 ツールジャパン2022で HiKOKI(ハイコーキ)コードレスクリーナ R12DBを展示しました。
R12DBは、スライド10.8Vシリーズのコードレスクリーナです。細形軽量で取り回しに優れたボディが特徴です。
2020年10月時点のイベント取材時点で製品仕様・販売価格・販売仕様は開示されておらず、詳細は不明です。
- R12DB(ESB) バッテリBSL1215・急速充電器UC12SL 希望小売価格43,200円(税抜)
製品仕様 (R12DA比較)
製品名 | R12DB | R12DA |
---|---|---|
外観 | ||
集じん容量 | 280mL | 560mL |
吸込仕事率 | ターボ:45W 標準:21W エコ:9W |
強:30W 標準:18W 弱:10W |
バッテリー | スライド10.8V | |
重量 | 0.8kg | 1.2kg |
寸法 | 499×67×89mm | 740×176×164mm |
価格 | セット品43,200円(税別) | 8,800円(税別) |
販売年月 | 2022年10月 | 2022年06月 |
製品の特徴
「小型サイズの軽量コードレスクリーナ」
R12DBは、HiKOKI スライド10.8Vシリーズ新作のコードレスクリーナーです。
コンパクトサイズのスライド10.8Vバッテリーに合わせた細径軽量ボディを持ち、取り回しに優れた家庭向けのコードレスクリーナーになっています。
製品自体のコンセプトは後発、スライド10.8Vの拡充には期待
これまでHiKOKIの新製品情報は、ニュースリリースや公式サイト上で開示されており、今回のようなイベントでの先行展示は初めてです。この辺りは、イベントで毎回新製品を展示するマキタの影響を受けたのかもしれません。
さて、今回のコードレスクリーナR12DBは、現場よりも家庭向けを意識した印象を受ける製品です。軽量・細径の取り回し重視の充電式クリーナなので、ちょい使いの2台目クリーナとしては十分な性能を持つと予想しています。
ただし、同じようなコンセプトのクリーナは先行品が多く、代表的な製品としては、家電メーカー SharkのEVOPOWERシリーズ・工具ブランドではEARTH MAN VCM-108LiAなどが販売されています。
今回のR12DBに関しては、バッテリー着脱式のクリーナなので、家庭で使うには使い勝手が若干悪く、バッテリーや充電器が別になっている分初期費用の要因にも繋がるため、同コンセプト他社品に対する優位点は無いと考えています。
これは筆者の憶測ですが、販売価格においては、他社製のバッテリー内蔵クリーナとR12DB(NN)仕様は同じような売価になると予想しています。
価格的な面を含め実直に評価すると、電動工具とクリーナで同じバッテリーを差し替えて運用するよりも、「電動工具は電動工具のバッテリー」「クリーナは内蔵バッテリー式」で分けた方が実用性やコスパの観点で利点が多く、R12DBは製品コンセプトとバッテリー戦略の狭間で良い部分を潰し合っている製品にも見えてしまいます。
この辺りは、HiKOKI スライド10.8Vシリーズの貧弱さもネガティブな要素の一因ではあるので、今後の継続的な製品拡充などに期待したいところでしょうか。
まとめ
HiKOKI コードレスクリーナ R12DB
細径ボディの軽量スティッククリーナー