VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

2021年10月16日

HiKOKI RB18DC コードレスブロワを発売、クラストップのパワフル吹き飛ばし

HiKOKI RB18DC コードレスブロワを発売、クラストップのパワフル吹き飛ばし

電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)から18V動作のコードレスブロワ RB18DCを2021年8月27日(木)より全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。

HiKOKI コードレスブロワ RB18DC

電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年8月27日(金)より18V動作のコードレスブロワ RB18DCを発売します。

RB18DCは従来モデルRB18DSLよりも風量約60%向上しながらも振動値を約25%軽減して快適に作業できるのが特徴。スイッチを最大に引いたときの風量を強・中・弱の3 段階に調整できる「風量調整機能」と、トリガーの引き代に応じて風量を調整できる「無段変速スイッチ」で、用途やシーンに応じて風量を自在に調整できます。

1充電当たりの作業量は、BSL36A18装着時 3モードで約20分の作業量に対応。

販売仕様は本体のみの(NN)のみで販売されます。

  • RB18DC(NN) 本体のみ 希望小売価格12,000円(税抜)

製品仕様 (前機種RB18DSL比較)

製品名 RB18DC RB18DSL
外観
全負荷回転数 0~20,000min-1 0~15,000min-1
モーター 直流モーター
風量 0~3.5m3/min 0~2.2m3/min
風速 最大:95m/s
平均:78m/s 
風圧 0~3.9kPa
重量 1.8kg 1.6kg
寸法 490×207×150mm 505×230×145mm
発売日 2021年8月 2010年
本体価格 12,000円(税別) 12,000円(税別)

1充電当たりの連続使用時間

BSL36A1818V / 5.0Ah(マルチボルト)3:約20分、2:約55分、1:約130分
BSL146014.4V / 6.0Ah3:約30分、2:約100分、1:約210分

製品の特徴「従来比60%UPの風量」

風路構造の最適化により、クラストップの大風量を実現。吹き飛ばし作業をパワフル&スピーディーにこなせます。

さらに、振動値を約25%も軽減。作業者への負担を減らし、快適に作業できます。

風量切り替えレバー+無段変速トリガスイッチを搭載

スイッチを最大に引いたときの風量を強・中・弱の3段階に調整できる風量調整機能と、無段変速スイッチで思い通りの風量調整ができます。

オンロックボタンを搭載

トリガーを引いた状態で固定できるオンロックボタンを搭載。広い範囲の清掃や継続的な風の送り込みなど色々なシーンで活躍できます。

マキタ 充電式ブロワUB185Dとの違い

HiKOKI RB18DCと競合する製品は、2020年3月に販売したマキタ UB185Dです。

風速は僅かにマキタUB185Dの方が勝っていますが、風速の測定はノズル形状や測定方法によって誤差も出やすいので、実用時には両社ともほぼ同等の使い勝手になる考えられます。

機能面ではオンロックの有無があり、オンロックボタンを搭載しているHiKOKI RB18DCの方が優位ですが、バッテリー容量的にAC電源やエンジンブロワと同じ使い方はできないので、あくまでも有るなら便利程度の機能です。

今回のブロワに関しては、ブロワがマキタ・HiKOKI選定やプラットフォームの乗り換えの決め手になるほどの製品ではありません。ユーザー手持ちのバッテリーに応じてそれぞれRB18DC・UB185Dを購入するのがおすすめです。

製品名 RB18DC UB185D
外観
全負荷回転数 0~20,000min-1
モーター 直流モーター
風量 0~3.5m3/min 0~3.2m3/min
風速 最大:95m/s
平均:78m/s 
最大:98m/s
平均:81m/s
風圧 0~5.8kPa
風量調整 トリガ+レバー トリガ+ダイヤル
オンロック ×
重量 1.8kg 1.8kg
寸法 490×207×150mm 517×156×210mm
発売日 2021年8月 2020年3月
本体価格 12,000円(税別) 11,900円(税別)

スタンダードな現場用ブロワ、現場向けにおすすめ

RB18DCは、2010年発売のRB18DSLの後継モデルです。前日発売されたRB36DBの印象が強すぎるたので、RB18DCについては比較的地味な製品となっていますが、順当な性能向上を実現しています。

製品外観については持ち手とノズル口の角度がマキタブロワ寄りになり、全体的にマキタUB185Dの意匠を意識したデザインになりました。色は黒からブランドカラーの緑になりましたが、ボディのエラストマが少ないので新興中国ブランドKIMOを彷彿とさせてしまうのは少し残念な点かもしれません。

機能面ではレバー変速やオンロックボタンなどを備え、使い勝手は相当向上しています。現場清掃も兼ねた使い方などでは小型のRB36DBよりも今回のRB18DCの方がおすすめです。

さて、少し気になるのが「14.4Vリチウムイオン電池にも対応」の部分です。

ご存じの方も多いと思いますが、ほとんどの18Vモデルは14.4Vバッテリーを装着してもパワー低下などはあるもののそのまま使用できてしまう製品があります。

これまで14.4Vと18Vの2仕様で分けていながら、18V仕様の製品のみを出したときにセル電圧分だけ性能低下している状態を「14.4V対応」と表記するのは、製品をアピールする方法として雑に感じます。

パナソニックのDualシリーズにも言えることですが、「14.4V対応」を謳うのであれば、14.4Vバッテリーと18Vバッテリーで同等のスペックで使える仕様を備えてこそアピールできる機能と思います。

RB18DC まとめ

HiKOKI コードレスブロワ RB18DC

VOLTECHNO製品評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

18V動作のコードレスブロワ

コンパクトモデルHiKOKI RB36DB
従来モデル日立工機 RB18DSL
競合製品マキタ UB185D
良い点
  • 従来モデルより風量大幅増加
  • オンロックボタン搭載
  • 風量調整レバー+無段階風量変速
  • 低振動化
悪い点
  • ブレーキ非搭載

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

Return Top