電動・エア工具を製造・販売する工機ホールディングス株式会社(東京都港区)は、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」からコードレスベルトサンダ SB3602DAを2020年2月24日より全国のHiKOKI取扱販売店などを通じて発売する。
目次
HiKOKI コードレスベルトサンダ SB3602DA
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2021年2月24日にコードレストリマ の新製品 SB3602DAを発売する。
SB3602DAは、高出力・高効率のブラシレスモーターとマルチボルト36Vバッテリーによってクラス最強の研削性能を実現したベルトサンダです。
業にあわせて変速ダイヤルでベルトの速度を調節できるほか、ベルト幅20mmで効率的な研削作業を実現。ベルト部分を広範囲に回転できるので角度調整も自在でき使いやすさを追求しています。
1充電当たりの連続作業量は変速ダイヤル1時で約20分、最高速度のダイヤル5で約8分を実現。
販売仕様は、バッテリーと充電器が付属する(2XP)仕様のみ販売
- SB3602DA(2XP) マルチボルト蓄電池(BSL36A18)・急速充電器(UC18YDL2)・システムケース2付属 160,000円(税抜)
SB3602DA製品仕様 (マキタ BS180D比較)
製品名 | SB3602DA | BS180D |
外観 | ||
ベルト幅 | 20mm | 6, 9, 13mm(標準付属9mm) |
ベルト速度 | 460~1,540m/min | 600~1,700m/min |
無負荷回転数 | 3,000~10,000min-1(回/分) | – |
重量 | 3.0kg | 2.0kg |
寸法 | 545×123×244mm | 500×96×116mm |
定価 | SB3602DA(2XP) 160,000円 | BS180DRG 62,600円 |
製品の特徴「モータ出力1.270W 最強クラスの研削性能」
高出力・高効率のブラシレスモーターとマルチボルト36Vバッテリーによって、バッテリフル充電時でモータ出力1,270Wの最強クラスの研削性能を発揮。
狭い所でも削りやすい20mm幅ベルト
ベルト幅は狭い所でも削りやすい20mmで、作業効率がアップ。
ベルト冷却ファンを搭載
研磨ベルト冷却用のファンを搭載。摩擦の熱を効率的に放熱することで劣化を防止し、ベルトの寿命を延ばします。
ベルト角度調整が可能
作業環境に応じた角度調整が可能。コンパクトに折りたためて収納にも便利です。
ベルト速度も広いレンジで調整可能
「変速モード」と「オートモード」を備え、作業にあわせてベルト速度を460~1,540m/minの範囲で調節できます。
「変速モード」は研磨ベルトの速度を無段階に設定でき、負荷が変化してもダイヤルで設定した回転数を維持します。「オートモード」はモーターの無負荷時の最高回転数を低くすることで、騒音を抑えられます。
製品そのものは日東工器のベルトン CLB-20
SB3602DAの母体である日東工器のベルトンシリーズは、鋼材加工向けの産業機器グレード品です。
20mmの太いベルト幅と高出力モーターを搭載していますが、民生向けの製品ではないためコストパフォーマンスは著しく悪く、DIY・木材加工等の使用に対しては過剰スペックです。
実勢販売価格は110,000~130,000円になると予想されます。この価格では、バッテリと充電器が揃って半値以下で購入できるマキタ BS180DRGがあるので、HiKOKIユーザー方であってもBS180DRGを一式で買った方が良いでしょう。(NN)仕様も展開されていないため、既にバッテリ充電器を持つHiKOKIユーザーに対するメリットもありません。
スペックそのものは優れている製品ですが、販売時期・競合他社品・販売仕様などマキタ BS180Dの存在によって、販売意義が薄れており、DIY・建設ユーザーとしては逆にマキタへのユーザー流出を起こしかねない悪手の製品です。
日東工器の製品をHiKOKIの販路で取り扱っている関係から、販売価格は日東工器のCLB-20より高く設定されています。現在はウェブ通販でも日東工器製品の購入が可能なので、購入先や仕入先等に問題がないのであれば今回のSB3602DAを購入する利点はありません。
SB3602DA まとめ
HiKOKI コードレスベルトサンダ SB3602DA
VOLTECHNO製品評価 (2 / 5)
マルチボルト36Vの細径ベルトサンダ、日東工器OEM品
OEM元 | 日東工器 ベルトン CLB-20 |
競合製品 | マキタ BS180D |
- 日東工器ブランド品よりも販売価格が高い