電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、新型の18V充電式ヘッジトリマシリーズを発売する。ブラシレスモータを搭載して耐久性とパワーが向上しΦ18mmまでの切断に対応する。刃長仕様は300~460mmまでの4仕様を展開。希望販売価格は300mm仕様 MUH308DZが25,500円(税抜)から販売。
目次
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH308Dシリーズ
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年6月に18V充電式ヘッジトリマ MUH308Dシリーズを発売します。
MUH308Dは300mmの18V充電式ヘッジトリマにおいてクラス初のブラシレスモータを搭載するモデルです。
高耐久クランク機構と防振二重構造の搭載によって高い作業性と低騒音を両立します。別売のウルトラチップスイーパを装着することで、両刃作業時の往復刈込でも枝葉の左右払落しが可能で作業効率も向上します。
製品仕様はシャーブレードの長さが異なる300/360/400/460mmの4仕様で展開し、販売仕様はバッテリー充電器が付属するDRGと本体のみのDZを販売します。
- MUH308DRG (300mmモデル) 充電器DC18RG・バッテリーBL1860B 希望小売価格52,600円(税抜)
- MUH308DZ (300mmモデル) 本体のみ 希望小売価格25,500円(税抜)
- MUH368DRG (360mmモデル) 充電器DC18RG・バッテリーBL1860B 希望小売価格54,400円(税抜)
- MUH368DZ (360mmモデル) 本体のみ 希望小売価格27,300円(税抜)
- MUH408DRG (400mmモデル) 充電器DC18RG・バッテリーBL1860B 希望小売価格55,500円(税抜)
- MUH408DZ (400mmモデル) 本体のみ 希望小売価格28,400円(税抜)
- MUH468DRG (460mmモデル) 充電器DC18RG・バッテリーBL1860B 希望小売価格58,100円(税抜)
- MUH468DZ (460mmモデル) 本体のみ 希望小売価格31,000円(税抜)
製品仕様
製品名 | MUH308D | MUH368D | MUH408D | MUH468D |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
刃長 | 300mm | 360mm | 400mm | 460mm |
最大切断径 | Φ18mm | |||
ストローク径 | 2,000min-1 | |||
カット数 | 4,000min-1 | |||
バッテリー | 18V | |||
連続運転時間 | 約1時間35分 | 約1時間30分 | 約1時間25分 | 約1時間20分 |
重量 | 2.4kg | 2.5kg | 2.5kg | 2.6kg |
寸法 | 676×176×164mm | 740×176×164mm | 794×176×164mm | 854×176×164mm |
本体価格 | 25,500円(税別) | 27,300円(税別) | 28,400円(税別) | 31,000円(税別) |
販売年月 | 2022年06月 |
製品の特徴
「18Vクラスのブラシレスモータ採用ヘッジトリマ」
MUH308Dは、300mm仕様ヘッジトリマ初のブラシレスモータ搭載モデルです。
コンパクトサイズながらも高耐久・ハイパワーを実現し、従来モデルMUH305D比でストローク数1,650min-1から2,000min-1へ向上、1充電当たりのカット数も約20%向上しています。
ブレード長さが異なる4仕様を展開
MUH308Dシリーズでは、シャーブレード長さ仕様の異なる4仕様を展開します。300mmのショートブレードから460mmのロングモデルまで用途に応じて幅広く展開しています。
高耐久の「新」クランク機構を搭載
厚型クランクの採用でブレードの接触面積を増やすことで、高負荷時のクランク外れを防止し摩耗も軽減します。
2重の防振構造
モータ振動を分離するラバーリングの搭載で疲れにくい低振動を実現します。
ロックオフ・ロックオンボタンで安全性と快適性を両立
ヘッジトリマの誤作動を防ぐための指一本で解除できるロックオフレバーを搭載。
トリガー部側面のロックオンボタンも搭載しており、トリガーを握らなくても連続運転が可能です。
ウルトラチップスイーパ(別売)装着で作業効率アップ
別販売品のウルトラチップスイーパの装着によって両刃作業時の往復刈込での枝葉払落し対応します。
通常の両刃刈込ではレシーバを装着しないので、刈りこんだ枝葉はそのまま落ちてしまいますが、ウルトラチップスイーパを装着すれば両刃作業でも払落しができるようになります。
ブラシレスモータ化のメリットをどこまで見出せるか
本シリーズは18V充電式ヘッジトリマのスタンダードクラスに位置する製品です。
ブラシレスモータの搭載によって作業性やフィーリングは向上していると予想され、300~360mmのMUH308D/MUH368Dにおいては細かい所向けのコンパクトサイズの充電式ヘッジトリマとして活用できるモデルになりそうです。
ただしマキタは2022年3月にマキタは低価格帯に位置するMUH307Dシリーズを販売しています。
MUH307Dシリーズと今回のMUH308Dシリーズは製品仕様上大きな違いが無いため、製品仕様が変わらずに価格上昇要因となってしまったブラシレスモータにどこまでメリットを見出せるかが難しい所です。
また400mm以上のモデルにおいては、セミプロ上位モデルに位置するMUH405DシリーズやMUH503SDシリーズ、40Vmaxの充電式ヘッジトリマも選択肢に挙がってきます。
今回のMUH308Dシリーズに関しては、グレード戦略の立ち位置として中途半端といえるシリーズになるかもしれません。
MUH308Dシリーズ まとめ
マキタ 充電式ヘッジトリマ MUH308Dシリーズ
VOLTECHNO製品評価 (4 / 5)
ブラシレスモータ搭載の18V充電式ヘッジトリマ
- ブラシレスモータ搭載でパワー向上
- 新クランク機構で耐久性が向上
- 防振二重構造で快適な使い心地
- ウルトラチップスイーパ装着で左右払落し対応
- 同ブレード長さのシリーズから価格上昇
- ウルトラチップスイーパは別売り
MUH308D (300mmモデル)
MUH368D (360mmモデル)
MUH408D (400mmモデル)
MUH468D (460mmモデル)
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