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2023年1月19日

Makita MW001G Cordless Microwave Oven(充電式電子レンジ)が登場、40Vmaxシリーズの調理家電

Makita MW001G Cordless Microwave Oven(充電式電子レンジ)が登場、40Vmaxシリーズの調理家電

米国連邦通信委員会(FCC)においてマキタが開発中の充電式電子レンジ MW001Gの情報が開示された。40Vmaxバッテリーに対応する充電式の電子レンジで350/500Wの出力切替機能を搭載する。現時点で販売地域や販売価格の情報は不明。

記事内で紹介する製品は海外地域の情報であり日本での正規販売は行われていません。マキタ日本法人及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控え下さい。

Makita Cordless Microwave Oven MW001G

米国連邦通信委員会(FCC)は2022年12月にMakita Corporation “MW001G”(FCC ID:YI4DWMW001G)の情報を開示しました。

MW001Gは、40Vmaxバッテリーで動作する充電式の電子レンジです。40Vmaxバッテリーの2本装着構造を備え、350Wと500Wの出力切替機能を搭載しています。

1充電当たりの稼働時間は、BL4080Fバッテリー×2本装着 500Wモード時に37分の動作に対応します。

情報開示時点の2022年12月時点では販売地域や販売時期・価格の公式情報は無く、今後のアナウンス待ちです。

製品仕様

製品名 MW001G
外観
庫内容量 8L
庫内サイズ 255×241×120mm
動作電源 40Vmax
出力 350/500W
タイマー最大時間 20分
庫内ライト
重量 9.9~13.1kg
寸法 343×318×338mm
本体価格
販売年月

製品の特徴
「史上初(?)バッテリー動作の充電式電子レンジ」

MW001Gは史上初(?)のバッテリー動作専用充電式電子レンジです。これまでDC12V/24Vで動作するポータブルタイプの電子レンジは存在しましたが、電源としてリチウムイオンバッテリーを使用するバッテリー専用の電子レンジは初ではないでしょうか。

電子レンジとしては最大出力500Wのワット仕様を備えており、バッテリーで動作する電子レンジながらも一般的な電子レンジと同じように使用することが可能です。

屋外でも使用しやすい可搬式の電子レンジなので運搬用の取手を搭載しており、キャリーベルトを装着すれば肩掛けでの運搬にも対応します。

フラットテーブル仕様で広々使える庫内

MW001Gはフラットテーブル仕様なので回転・駆動部が無く庫内を広々使用できます。

庫内寸法は255×241×120mmなのでコンビニ弁当 225×165mmサイズの温めにも対応します。

出力350W/500W切替

ワット出力は350Wと500Wの切り替え機能を搭載しており、本体上部のボタンでワンタッチ切替できます。

バッテリー2本装着で最大37分(500W時)、1本でも動作可能

MW001Gは、背面に40Vmaxバッテリー装着部を2カ所備えています。BL4080Fバッテリー装着の500W動作時には最大37分の動作に対応します。

製品自体の動作電圧は36Vなのでバッテリー1本の動作にも対応しており、BL4025バッテリー1本でも約4分動作させることができます。

  500Wモード 350Wモード
BL4025 4分 6分
BL4040 7分 10分
BL4050F 11分 16分
BL4080F 18分 26分
BL4025×2 9分 13分
BL4040×2 15分 21分
BL4050F×2 23分 33分
BL4080F×2 37分 52分

USB 5V出力機能を搭載

USB 5V出力機能を搭載しており、スマートフォンなどのUSB機器の給電にも対応しています。

AC電源動作には非対応

残念ながら動作電源はマキタ 40Vmaxバッテリーのみの対応となり、AC100VやDC12Vには非対応です。

AC100V兼用に対応すればキッチン用途としても使えるのですが、800WクラスのACアダプタやインバータ内蔵の構成にすることはコスト的な負担が大きくなるので見送られたものと予想されます。

実用化には至った夢の充電式白物家電、さてどのように売り出すか?

マキタは2018年頃から充電式電子レンジに関する特許を出願しており、今回の40Vmax充電式電子レンジの登場はその研究開発5年の集大成とも言える製品です。2021年9月には意匠出願も行われており、発売秒読みかと期待されていた製品でした。

今回の情報源は米国FCCが開示するものなので北米地域においては販売が行われる可能性は高いものの、日本市場においては不明の状態です。ただし庫内サイズが日本のコンビニ弁当サイズに合わせてあるようなので、そう遠くないうちに国内でも発売すると見ています。

気になる価格ですが、FCCレポートに記載のあるOEM先”Zhongshan Donlim Weili Electrical Appliances Co,led”のOEM参考価格や国内販売品のフラットテーブル電子レンジ・マキタ電子ケトルの価格帯などを考慮すると、本体のみ仕様であるMW001GZの実売価格は2万円台後半から4万円台半ばになると予想しています。

パワーソースキット XGT10の実売価格は10万円で、充電式電子レンジ本体を含めてフルセットで新規購入すると約15万円の出費となってしまうため、電子レンジのためだけにMW001G一式を購入するのは正直難しい所でしょう。

もちろん、既存の40Vmaxバッテリーユーザーであれば本体のみの購入で動かすことはできますが、BL4025バッテリー1本でコンビニ弁当1つ温めるのが限界の現状のバッテリー性能を考えてしまうと少し微妙かもしれません。

コストパフォーマンスを考えてしまえば、同じことが1000Whクラスのポータブル電源と低価格電子レンジの組み合わせれば10万円程度の出費で済んでしまいます。さらにAC100V出力でほかの家電も使えて太陽光パネルでも充電できる汎用性を考えれば、今回のマキタ充電式電子レンジはコンセプトの段階で死蔵に相当する製品です。

とは言え、この辺りの市場背景は把握している上で開発に至っているはずなので「充電式製品の総合サプライヤー」を謳っている以上、可搬式の電子レンジとして唯一無二の強みを活かした販売戦略に期待したいところです。とりあえずはケトル・ランタン・冷温庫そして今回の電子レンジと40Vmaxシリーズのアウトドア家電は十分に出揃っている段階なので、現場営業マンによる既存販路への売り込みだけではなく、より高いレベルでの新規営業販路開拓が行われることも期待しています。

ちなみに、USB給電はあれば便利なことに間違いない機能ではあるものの、正直なところ調理家電にUSB電源としての機能は必要ないと思っています。ただでさえ稼働時間の短い製品であることに加えUSB PD普及が進みつつある昨今の動向を考慮すればUSB給電機能は中途半端なので、原価低減として省いても良かったのではないでしょうか。

まとめ

Makita Cordless Microwave Oven MW001G

40Vmaxバッテリー対応の充電式電子レンジ(未発売製品)

良い点
  • AC電源不要の電子レンジ
  • 持ち運びに対応
  • 40Vmaxバッテリー2本装着
悪い点
  • AC電源非対応
  • 本体価格は高いと予想

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