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2023年11月16日

Makita PM001G Backpack Mist Blowerを発表、広範囲散布に対応する大型モデル

Makita PM001G Backpack Mist Blowerを発表、広範囲散布に対応する大型モデル

Makita Werkzeug GmbH(マキタドイツ)は2023年カタログ上で、40Vmax Backpack Mist Blower PM001Gを発表した。40Vmaxバッテリーの2本装着と15Lタンクを搭載、最大風量14.3m3時20分の連続作業に対応する。日本地域での販売は未定。

Makita Backpack Mist Blower PM001G

Makita Werkzeug GmbH(マキタドイツ)は、公式カタログ上で40Vmax Backpack Mist Blower PM001Gの発売を予告しました。

PM001Gは、40Vmaxバッテリーで動作する充電式の背負式噴霧器です。

薬剤の広範囲散布に使用する機器で、最大風量14.3m3/minと最大風速64m/sの出力と15Lタンクを搭載によってエンジン式背負い式噴霧器と同等の作業性を備えています。

発売予告時点でドイツ・コロンビア等の一部地域で販売が予告されており、日本地域での発売は未定です。

製品仕様

製品名 PM001G
外観
風速 42/52/64 m/s
風量 9.0/11.0/14.3 m3/min
タンク容量 15L
散布量 標準ノズル:0.12-1.55L/min
ULVノズル:0.03-0.05L/min
散布粒子径 標準ノズル:22-280㎛
ULVノズル:14-85㎛
バッテリー 40Vmax
重量 12.5-15.4kg
寸法 330×585×690mm
本体価格
販売年月

製品の特徴
「広範囲散布作業向けの大型噴霧器」

画像参考:Makita PM7650H 75.6cc 4 Stroke Mist Blower

PM001Gは、15Lタンクと大型ノズルを備えた広範囲散布用の背負い式噴霧器です。

大型ノズルの採用と最大風量14.3m3/minと最大風速64m/sの出力仕様により、山間地や区画ごとの広範囲な薬剤散布作業を効率的に行えます。

オプションでULV(Ultra Low Volume)ノズルも装着でき、昆虫に付着しやすいサイズの粒子(20㎛以下)を必要とするULV乳剤の空間噴霧作業にも対応します。

充電式の手軽さで新たな需要の期待も高い1台

大型ノズルを備える背負式動噴は、海外市場ではBackpack Mist Blowerとして各社製品展開が行われている製品です。プランテーションのような大規模農場では広い範囲に散布できる製品が求められてきましたが、日本においては諸外国に比べ小規模農家が多いことから、取り回しの良いモデル中心に販売されていたと推測しています。

とは言え、背負い式大型動噴は日本市場でも少なからず需要のある製品であり、昨今の排ガス規制や環境意識への高まり・充電式による運用簡易化によってこれまで以上の新たな需要も期待できそうです。

課題としては電動工具中心のマキタは農機分野での競合他社に比べて販路や周辺機器展開のノウハウに乏しいため、それらの分野を含めた売り上げ拡大をどう行っていくかが今後の製品展開の要点になってきそうです。

競合他社品の動力散布機は用途に応じたアクセサリ展開も多く様々なユーザーニーズを満たしている。
画像参考:DME401A – KIORITZ

まとめ

Makita Backpack Mist Blower PM001G

40Vmax対応の充電式噴霧器(日本未発売)

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

40Vmaxシリーズ 予備バッテリ

バッテリアダプタ

40Vmaxシリーズ 充電器

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