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マキタ、充電式ウォールディテクタ「WD181D」「WD180D」を販売

マキタ、充電式ウォールディテクタ「WD181D」「WD180D」を販売

株式会社マキタが2019年7月に発売するのは、壁内の埋折物を検知する計測機器ウォールディテクタ 18V, 14.4V対応の「WD181D」と10.8V対応の「WD180D」だ。

「WD181D」「WD180D」は電動工具のバッテリーに対応した、国内電動工具メーカー初のウォールディタクタとなる。

これまでの壁内の埋折物に対しては、BOSCHのウォールスキャナーD-TECT150CNTが定番機種だったが、マキタユーザーにとってはバッテリーを使いまわせる待望の製品となりまそうだ。

マキタのバッテリーが使用できるウォールディタクター

2019年7月にマキタがリチウムイオンシリーズに新しく投入するのは、マキタバッテリーに対応したウォールディテクタ「WD181D」だ、14.4Vと18Vバッテリーに両対応しており、更に10.8Vバッテリーと乾電池に対応する「WS180D」を販売する。

ウォールディテクタとはコンクリート内の鉄筋などを検知する測定機器で、ハンマドリルでのアンカー施工を行う場合に、鉄筋や管などを避けて穴を空けるために使用される。他社品では「ウォールスキャナー」や「コンクリート探知機」などの名称で販売されている。

製品ラインナップではバッテリーと充電器が付属した仕様はなく、18Vと14.4V両対応の「WD181DZK」(標準小売価格¥178,000)と10.8Vスライドバッテリーと乾電池に対応した「WD180DZK」(¥177,000)が販売される。
※WD180DZKは2019年7月時点で未発売

最大検知深さ180mm、石こうボードやブロックにも対応

マキタウォールディテクタの最大検知深さはDRYコンクリートに使用した場合で最大180mmとなっている。モード切替で施工一年内のWETコンクリートにも対応し最大深さ100mmまでの検知に対応する。

コンクリート以外にも間仕切りモードによる木材や石こうボード裏の探知や、レーダービューによるブロック内部の空洞検知など多彩な使い方ができるのが特徴だ。

さらにマルチ検知モードを搭載しており、1つの画面に3回までの検知結果を画面に表示する機能を備える。これにより、よりグラフィカルに壁内状態を判断する事が可能だ。

フルカラー液晶&バックライト搭載の4.1インチ液晶

マキタウォールディテクタはフルカラー大型ディスプレイ4.1インチ液晶を備えている。

カラー液晶となったことで、壁内の状態などをより詳しく把握する事ができるようになった。バックライトも搭載しているため、夜間や暗い屋内作業でも見やすくなっている。

最長28時間使用できる長時間稼働仕様

マキタウォールディテクタは、1充電当たりの作業時間も長いのが特徴だ。WD181Dの場合、BL1860Bを使用する事で1充電あたり約28時間使用できる。

10.8VスライドモデルのWD180Dでは、BL1040Bを使用した場合で12時間と10.8Vモデルでも十分な作業時間だ。

WH180Dは単3電池パックで乾電池動作にも対応

.10.8VモデルのWD180Dでは、単3形電池パック[A-68806]を使用する事で、マキタバッテリーを所持していなくても乾電池で使用する事ができる。

単3形電池パックは単3電池8本を使用するが、約3時間30分使用する事ができる。

マキタとしては珍しいカテゴリの新製品

マキタの製品は保守的な製品が多く、測定に関連する機器は長らくレーザー距離計くらいしかなかったのだが、今回のようなカラー液晶を搭載したウォールディテクタは良い意味でマキタらしさを感じない製品だ。

恐らく今回の製品を販売した裏には、海外電動工具有力3社のDeWalt、Milwaukee、BOSCHに対してラインナップを追随する意図があるものと考えられる。既にこの3社は電動工具バッテリーに対応したウォールスキャナーを販売しており、マキタは海外市場において後れを取らないために販売に踏み切ったのだろう。

業界的には目新しさがない製品ではあるが、マキタユーザーを数多く抱える日本市場においては待望の製品になる事は間違いない。

ハンマドリルには、HiKOKIのマルチボルトシリーズやHILTIのハンマーなど、単純なスペックであればマキタより優位な点を持つ競合メーカーが存在するが、マキタのバッテリーを使いまわせるウォールディタクタは、マキタのはつり工具を選択するターニングポイントとなり得る製品になりそうだ。

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