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スマートホーム事業を手掛けるWonderlabs, Inc.社が販売するスマートホームIoTデバイス SwitchBotシリーズのSwitchBotカーテンが2020年からAmazonなどのネットモール上で販売されるようになりました。ワンタッチで取り付けるだけで今あるカーテンをスマートに操作できるガジェットです。
目次
カーテンの開閉を自動化する SwitchBotカーテン
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今回紹介するのは、中国深セン市の電子機器メーカー Wonderlabs, Inc.社が販売するスマートホームIoTデバイス SwitchBotカーテンです。
SwitchBotカーテンは、その名前の通りカーテンの開閉を自動化するためのIoTデバイスです。カーテンレールに取り付けるだけでカーテンの自動開閉を実現できるので、開閉し難い部分の採光やタイマー動作による防犯機能などさまざまな使い道があります。
接続方法はBluetoothのほか、別売のSwitchBot Hubを併用すればクラウド経由の操作やスマートスピーカーによる音声アシスタント操作にも対応します。
充電端子はType-Cポートを搭載。1充電当たりの稼働期間はフル充電で最大8か月。別売のソーラーパネルを装着すれば太陽光充電も可能です。
製品仕様は装着できるカーテンレールが異なるロッド・Uレール・Iレールそれぞれの仕様に分かれた3仕様で販売されています。
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今回使用するのはUレール対応のアダプタが付属している仕様のSwitchBotカーテンです。
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SwitchBotカーテンを取り付けてみる
早速、SwitchBotカーテンをカーテンレールに取り付けてみましょう。取付作業は1分もかかりません
SwitchBotカーテンはカーテンをぶら下げるランナーとランナーの間に挿入してカーテンを動かすデバイスです。開閉させたいカーテンの端の部分に取り付けます。
最初に本体の片側固定具を装着して、横からカーテンレールに挿し込みます。
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挿し込んだら、本体をくるっと90度回して抜けて落ちないようにしましょう。
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もう一個の固定具を同じようにカーテンレールに挿し込みます。
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固定具もくるっと90度回して抜けて落ちないようにします。
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最後に固定具を下に引っ張りながら、SwitchBotカーテン本体に装着します。
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初期セットアップと操作方法
SwitchBotカーテンの操作には、SwitchBotアプリをスマホやタブレットにインストールしてそこからセットアップします。
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SwitchBotアプリをインストールして、SwitchBotアカウントを作ってログインするとデバイス一覧画面が表示されるので、「+」ボタンを押してデバイスの追加画面を表示します。
SwitchBotカーテンが接続されていない状態であれば、自動的にBluetoothで未接続のSwitchBotデバイスを検出してくれます。ペアリングが始まらない場合は、SwitchBotカーテンのボタンを押したり充電してみましょう。
スマホ上でデバイスを選択したら、SwitchBotカーテンでもボタンを押してペアリングを開始します。
ペアリングが完了するとSwitchBotカーテンが追加されます。初回ペアリングの時にはわかりやすい名前に変更しておきましょう。
開閉方向や移動距離の調整など画面のガイダンスに従って操作していけばセットアップは完了です。
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スマホアプリ上で操作を行うと自動でカーテンを開閉してくれます。スマホで操作しなくてもタイマーで開閉時間を指定できるので、目覚ましの代わりや防犯としても使えます。
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別売りオプションのソーラーパネルでコードレスに
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SwitchBotカーテンは1充電で約8か月の動作に対応しますが、カーテンの重さやレールの長さによっては半年以下で電池切れになってしまいます。
そんな充電の手間を減らすソーラーパネルアクセサリも販売されています。
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このソーラーパネルはSwitchBotカーテン専用に作られているので、装着感も抜群でそのままカーテンレールに取り付けることもできます。
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SwitchBotカーテンとソーラーパネルを一緒に取り付けるとこんな感じです。
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さて、筆者がSwitchBotカーテンを使っている部屋では、ロールカーテンを併用しているので干渉してしまい窓側にソーラーパネルを向けることができません。
ソーラーパネルはそんなシーンも考えられており、SwitchBotカーテンとソーラーパネルを分離して装着できるようになっています。
ソーラーパネルの裏蓋を外すと収納されたコードが取り出せます。
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コードを引っ張り出せば、SwitchBotカーテンと合体させなくてもソーラーパネルを使用できます。
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ソーラーパネルにはマジックテープが付属しているので、カーテンの窓側にマジックテープ張り付けてコードを引っ張ればコードレスカーテン自動開閉環境の完成です。
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ちなみにソーラーパネル装着時では、光の強さに応じて自動で開閉を制御するモードもあります。
カーテン開閉自動化で変わる生活環境の向上
SwitchBotカーテンはカーテンを開閉するだけのシンプルな機能ですが、意外と便利で日常生活には無くてはならないガジェットになりつつあります。
インターネット経由のクラウド操作やスマートスピーカー操作については別売のSwitchBot Hub Miniが必要ですが、全ての操作はBluetoothで代用できますし、タイマーなどを使えば遠隔操作する必要もほとんどありません。
筆者は開閉時間をタイマーで指定して、朝の陽ざしで目覚めるようにしています。朝の陽ざしで起きるのは気分が良く、目覚ましを使うよりも健康的に感じます。ただし、寝不足の状態だとカーテンが開く時の音や日差し程度では起きれずに寝過ごしてしまうこともあるので、目覚ましは必須です。
外出時などもカーテンを自動開閉することで防犯的な使い方もできるので、ホームセキュリティデバイスとしても活用できます。
生活環境を変えたい方や、家の管理を少しでも自動化したい方などにおすすめしたいガジェットです。
ちなみに、SwitchBotカーテンで残念なのが、USB PDやType-C Current等のUSB Type-C充電器での充電器に対応していない点です。残念ながらSwitchBotはCCラインにプルダウンが入っていない仕様のようなので、レガシーUSBからType-Cケーブルを使用しなければなりません。