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2024年7月7日

背負い式バッテリーとは【工具の特徴・選び方解説】

背負い式バッテリーとは【工具の特徴・選び方解説】

1充電の連続使用時間を増やす、背中に背負うバッテリー

背負い式バッテリーとは、背負う形状の電動工具バッテリーです。電動工具本体に装着するスライド構造のバッテリーよりも大きな容量を得られるので1充電当たりの作業量を向上できます。

背負い式バッテリーと電動工具の接続には専用のコードアダプタを使用します。また背負い式バッテリー本体の充電には専用充電器を必要し、バッテリー容量が大きい分充電時間も長くなります。

初期費用は高いが充電式電動工具の幅を広げる

背負い式バッテリーの1充電あたりの容量は、普通の電動工具バッテリーの数倍~十数倍もあり連続作業量を大きく向上することができます。

バッテリー容量が大きい分、価格も高い製品ではあるのですが、上手く運用すれば電源が乏しい場所での連続作業やエンジン工具置き換えも検討できるようになる製品です。

背負い式バッテリー 各社モデル ピックアップ解説

マキタ ポータブル電源 PDC1200

国内電動工具メーカー最大容量の背負い式バッテリーがマキタ PDC1200です。

18V×2本と40Vmaxシリーズに対応する36V出力の背負い式バッテリーで、バッテリー容量はマキタ主力シリーズのBL1860Bバッテリー約11個分(33.5Ah)の仕様を備えています。

充電時間は約6時間ですが、園芸作業や解体作業など電源環境に乏しく連続作業時間が重要な作業において、充電式電動工具のポテンシャルをより高められる大容量バッテリーです。

マキタ ポータブル電源 PDC1200

マキタ(Makita)
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マキタ18Vバッテリーを4本装着するタイプの背負い式バッテリーがPDC01です。

バッテリー容量こそPDC1200には適いませんが、既存のマキタ18Vバッテリーを流用でき急速充電器やマルチポート充電器も使用できるので、連続作業量と再充電時間を両立できる製品です。

アダプタを変えることで18V・18V×2・40Vmaxの3出力仕様に対応でき、マキタ18Vバッテリーで40Vmaxを動作できる唯一の製品です。バッテリーを分割すれば航空機輸送制限も回避できるので、ユーザーによっては必須の製品です。

HiKOKI 背負式電源 BL36200(SA)

HiKOKIの背負い式バッテリーがBL36200です。

36V出力仕様を備え、USB出力機能も備えているのでUSB機器の充電にも使用できます。ちなみに充電には36V対応充電器のUC36YDLが必要です。

日立工機時代の36Vシリーズとマルチボルトシリーズは装着形状が異なるため、マルチボルト36Vの製品に使用する場合には形名末尾に(SA)が付いたBL36200(SA)を選びましょう。

背負い式バッテリーまとめ

背負い式バッテリー

背中に背負う電動工具用の大容量バッテリー

良い点
  • 電源の無い環境でも電動工具が使いやすくなる
  • エンジン工具からの置き換えが可能
悪い点
  • 本体価格が高い
  • 充電時間が長い
  • バッテリー本体が大きく重い
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