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2024年7月7日

寒い現場・ガレージで使える!冬場の暖房グッズ

寒い現場・ガレージで使える!冬場の暖房グッズ

冬の現場やガレージなどは暖房設備が整っていないことも多く、すぐに冷え切ってしまったりと、あまりの寒さに作業を行うのも億劫になってしまいます。現場で焚き火などを行うと野焼きと間違えられたり、法令遵守などで焚き火はできない事も多く、手軽に暖を取ることが難しい場面もあります。

今回は、現場に電気が通っていることを前提に、電気を最大限に活用した「現場を暖かくする」グッズを紹介しています。

防寒対策の新スタンダード「ヒートジャケット」

参考:マキタ 暖房ジャケットCJ204DZ

これまでの防寒対策の定番と言えば、ヒートテックや防寒ブルゾンなどの着込んだ防寒が基本でしたが、ここ数年で急速に普及したのが、バッテリーを搭載した発熱するジャケット「ヒートジャケット」です。

ヒートジャケットは生地の裏にヒーターが内蔵されたジャケットで、バッテリーで発熱できるようになっているジャケットです。

ちょっと発熱するだけでしょ?なんて思ってはいけません、これがまた寒い日にヒートジャケットを使うと結構快適なんです。氷点下を割る現場でヒートジャケットを使っている時なんかは「ヒートジャケットの強モードなのにちょっと寒い」なんて思う事もあるんですが、いざ電池が切れると「無理無理無理超寒い!!!早くバッテリー充電しなきゃ!」なんて事もあるくらい冬場に必須のアイテムになっています。

ヒートジャケットには電動工具メーカーのものとスキーやバイクウェアメーカーのものがありますが、オススメは充電時間が短い工具メーカーのヒートジャケットです。電池が大きく容量が大きいため強モードでも発熱時間が長く、急速充電器であれば1時間もあればフル充電になるため、電池が切れても休憩中や昼休みのうちに充電できます

ジャケットはちょっと…という方には、袖をカットしたヒートベストもあります。現場が指定の作業着だったり、より暖かくするために防寒ブルゾンを着込みたい場合などに便利です。

お手軽な簡易暖房器具「投げ込みヒーター」

投げ込みヒーターとは、バケツに投げ込んで水をお湯にできる可搬式のヒーターです。

水を温めるだけのシンプルな道具ですが、暖を取るだけの道具ではなく、屋外でお湯を作れる特徴を生かして缶飲料と一緒に投げ込んで飲み物を暖かくしたり、掃除で水が必要な時にお湯を作る、コーキングを温めたりとさまざまな所で活用することができます。

使用するためには水が必要で、空焚きによる発熱などにも注意しなければいけませんが、手軽に暖が取れていろいろな活用方法があるので現場に1つあると便利な道具です。

時間はかかりますが、風呂釜が壊れたときなどに浴槽に投げ込めばお風呂に入ることもできるので、災害時の防災グッズとして用意しておくのもオススメです。

電気ファンヒーターの常識を覆す!ナカトミ TEH-100

ナカトミ(Nakatomi)
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電気ファンヒーターは、石油ストーブに比べたら広い所を温めるのには向かないし対して暖かくない…

それは家庭用の電気ストーブの話で、業務用の現場で使う電気ストーブは段違いの暖房出力を持っています。

ナカトミの電気ファンヒーター「TEH-100」は、なんと熱出力が10kW。これは普通の石油ファンヒーターの倍以上の熱出力です。灯油などの燃料は不要で、燃焼もしていないので石油ストーブの使えない現場などでも使えるかもしれませんし、換気の必要もないので換気ができない現場でも使用できます。

至れり尽くせりなファンヒーターですが、三相200Vの電源を確保しないと動かせません。

普通のコンセントは100Vの15Aまでしか使えないので、一般家庭では使用できません。このファンヒーターを使用するには、200V三相電源を引き込む電気工事が必要になります。もちろん、電気代も凄まじく1時間で140円(参考)になるので、導入する際は、初期コストや電気代と相談する必要がありそうです。

まとめ

寒いのは集中力が低下したり体が動かなくなったりして、怪我や事故につながる事もあります。

冬場の現場作業やガレージなどは寒い環境になってしまう事も多いですが、それらを改善させるための道具には様々なものがあります、個人で購入できるもの、現場監督や責任者でないと設置できないものなど色々ありますが、作業現場の環境改善のために一度検討してみるのはいかがでしょうか。

現場を暖かくする道具の他にも、マキタの充電式コーヒーメーカーやHiKOKIのコードレス冷温庫など飲み物を暖かくして体の中から温めるアイテムもあるため、それらと併用するといいかもしれません。

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