電動工具と園芸器具を展開するマキタは、新型のタテ型スリムボディを採用した160mm充電式芝刈機MLM160D(18V)/MLM1610(100V)を販売する。業界初のタテ型仕様の芝刈機は、スリムボディ形状の本体によって手軽な芝生の手入れを実現。ワンタッチで脱着できる作業性の良い8.4Lの集草ボックスも搭載。
目次
片手で使える「世界初」タテ型スリムボディの芝刈機
電動工具・園芸器具を展開するマキタは、2020年2月に「世界初」となる160mmタテ型仕様の芝刈機、18V充電式の「MLM160D」とホーム用モデルの100V「MLM1610」を販売します。
芝刈機は手押し・電動・エンジンで動作する園芸機器で、生育期の芝生の手入れに用いられます。従来の電動芝刈機は両手でハンドルを押しながら使用する大型製品で、広い面積の芝生を刈り取るのに使用されていましたが、今回のMLM160Dは、刈り取り範囲160mmのタテ型のスリムボディを採用しており、狭い場所や際刈りも簡単に行えます。
MLM160Dの特長
片手で使えるスリムボディ
MLM160Dはタテ型仕様のスリムボディの芝刈機です。地面に対して縦型に配置された集草ボックスにより、本体のスリム化と取り回しの操作性が良くなり、従来の芝刈機のような野暮ったさが無くなっています。
本体の操作についても、片手で動かせるようなハンドルになっており、クリーナーを使用するような感覚で操作ができます。ハンドルの伸長調整は310mmで、持ちやすい高さに調節できるようになっています。
芝生を確実に刈り取れる固定刃
MLM160Dは、固定刃と回転するロータリー刃で芝生を挟み込んで切断する構造になっています。切れ味がシャープで敷石や壁が傷つき難く、小石なども飛び散り難いのが特徴です。固定刃には滑りの良い特殊コーティングとレーザースリット刃を採用しています。
刈り取る高さは7段階(10mm~40mm)で調節できるため、さまざまな刈込高さや芝の種類に対応します。
ワンタッチで脱着できる8.4Lの集草ボックス
集草ボックスの容量は8.4Lで、ワンタッチで簡単着脱できるようになっていて芝捨ても簡単にできます。
ダストカバーも工具レスで開けられる構造になっており、芝が詰まってしまった場合などにも、サッと詰まりを除去して素早く芝刈りを再開することができます。
壁際や敷石周りの芝狩りにも対応する1mmまでの際狩り
本体刈込部の集草ガイドを外せば、1mmまでの際狩りが行えるようになっています。壁際や敷石周りの芝狩りにも対応できるため、従来のような芝生バリカンでの細かい芝刈りも不要になります。
外した集草ガイドは本体に取り付けられるようになっているので、紛失する心配もありません。
AC100Vで動作するMLM1610も同時販売
今回、18Vバッテリーで動くML160Dと共に、同時発売でAC100Vで動作するホーム向けの園芸機器「MLM1610」も販売します。
MLM1610の製品仕様は充電式18VのMLM160Dと同じ仕様となっています。家から電源を取って、庭先の芝を手入れするのにちょうどいい長さの10mのツナギコードも付属しています。
庭付き一戸建てに使いやすいサイズ、家庭用園芸機器の新しい形
今回のMLM160Dは、ただ従来の芝刈機を小型化しただけの製品ではなく、どの様な形状にすれば一般家庭にも芝刈機を購入してもらえるか考えられた製品と言えます。
特に、庭の面積が狭く障害物の多いレイアウトとなりがちな日本の環境だと、従来の芝刈機は敬遠されてしまう製品でしたが、今回のスリムボディのMLM160Dは、芝刈機に縁の薄かった一般家庭にも新たなガーデニング需要を起こす製品となるかもしれません。
また、大きな面積の芝生に対しても、広い所は従来芝刈機のような大型のプロ向けモデル、細かい所は今回のMLM160Dのように、用途に応じた2台持ちの使い分けとしてプロ向け需要も発生するかもしれません。
芝生は3月から生育期に入り、5月に入ると芝の細かな手入れが必要になります。芝生の手入れに電動バリカンや芝刈りハサミを使用していた方は、MLM160Dを検討してみてはいかがでしょうか。