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ベッセルの最新電ドラボール、電ドラボールⅡ 220USBCを買いました
今回レビューするのは、ベッセルが2025年6月に発売した電ドラボールシリーズの最新モデル 電ドラボールⅡ 220USB Cです。
実は、発売直後に店舗で見つけて購入しており、それからずっと電ドラボールⅡを使用していたのですが、今回改めて、電ドラボールⅡを1年程使った使用感も含めてレビューを行っていきます。
充電端子がmicroBからType-Cへ、CtoCケーブルにも正式対応

電ドラボールシリーズは、電ドラボールプラスからUSB Type-C端子での充電に対応するようになり、端子の位置もグリップ部分の本体後方に変わりました。
元々は、下の写真のように本体側面側に充電端子が付いていましたが、Ⅱでは充電端子がグリップ部の上部に変わったことで、ホルスターに装着したまま充電できるようになり、充電ケーブルの差し込みも容易になっています。

電ドラボール初代と電ドラボールⅡの充電時のコードが付いている状態の比較だとこんな感じになります。

写真だと電ドラボール初代にL型のmicroBケーブルを使っているので結構スリムに見えていますが、普通のmicroBケーブルを使うと横に伸びてしまうため、ホルスターや工具バッグに入れたまま充電している時などの邪魔になるのが結構ネックでした。
あとは、電ドラボール初代のmicroBコネクタカバーは結構柔らかかったので、持ち方や使い方によってはカバーを捥いでしまった方も多いのではないでしょうか。その辺り、電ドラボールⅡでは本体後方の充電端子は直接手に触れる心配がなくなっているので、カバー紛失の心配なく使用できるようになっています。
もちろん、電ドラボールⅡはUSB PD充電器やPDモバイルバッテリーからのCtoCケーブルでの充電に対応しています。
電動動作時のトルクは3N・mへ向上、タッピンネジや細ドリル下穴空けならOK
電ドラボールⅡでは、電動動作時の最大トルクが2N・mから3N・mに向上しています。
と言うわけで、その昔に電ドラボール初代を購入した当時のようにΦ5mmドリルビットを付けてSPF材に穴を開けてみました。ドリルでの穴あけは、何も考えずにドリルを当てて負荷で停止するところまでの深さを確認してみます。

電ドラボール初代では、ドリルビットを約5cmくらい残したところで回転が停止しました。

電ドラボールⅡでは、大体4cmくらい残したところで回転が停止し、電ドラボール初代より粘り強くドリル入っていきました。

このドリルは記事のレビューとして電動動作時のトルクの違いを分かりやすく表現するためのもので、定性的な比較評価ではないのですが、実際の使い勝手の間隔としても電ドラボールⅡは初代と比べて電動動作時の回転は力強くなっています。
違いとしては2N・mから3N・mになった僅かなトルク増加なのですが、その僅かなトルク増加でも樹脂のタッピンネジの締付や木ネジの下穴空けなどの作業の幅が広がるので、実際の用途としてはかなり重宝するようになっています。
ちなみに、電ドラボールⅡであってもバッテリー残量が少ない場合だと粘り強さは維持できないので、トルクが必要な作業を行う場合は常に満充電状態にしておくのが良さそうです。

Ⅱで強化されたブレーキが気持ち良い
電ドラボールⅡの変更点として、スイッチを離したときにビットの回転がすぐに止まるようにブレーキ機能が強化されています。言葉だけだと分かり難いので、実際に動画で比較してみます。
下の動画は電ドラボール初代のブレーキ動作です。電ドラボール初代でもスイッチから指を離せばブレーキがかかって回転は止まるのですが

電ドラボールⅡでは、ブレーキが強化されておりスイッチから指を離した瞬間にピタッと回転が止まるようになっています。

このブレーキ動作は、スライドスイッチから指を離したときのほんの少しのフィーリングの違いなのですが、実際に使っていると電ドラボールⅡの方が使用感が良く、快適に作業を行えている感じがします。
スライドスイッチ形状も変化、フィット感が向上

電ドラボールⅡの細かな変更点としては、スライドスイッチの形状も変化しています。
電ドラボール初代では凸形状になっていましたが、電ドラボールⅡでは凹形状になっています。この辺りは好みになりますが、個人的にはⅡの凹形状の方が操作しやすい感じがします。
ストラップホール追加で作業時の落下防止

高所作業時に嬉しいのがストラップホールの追加です。
電ドラボールⅡはグリップ部の上部にストラップホールが付いたので、高所作業での落下防止コードやスプリングバランサーを付けて簡易的な組み立て用電動ドライバーとしても使用できます。
サイズは若干大型化、数値以上に大きく感じます
ここまで見ると、全ての面で機能が向上している電ドラボールⅡですが、唯一の欠点として本体寸法も大きくなってしまった点が挙げられます。
例えば、電ドラボール初代は全長140mmだったのですが

電ドラボールⅡでは、全長147mmと7mm分大きくなっています。

寸法の違いとしては僅か7mmなのですが、実際に比較してみると一回りくらい大きくなっている印象もあります。

実際の使用感としては、この寸法の違いで困ることは全く無いのですが、専用の収納箱を作っていたり3Dプリンタなどで自作のスタンドなどを作っている方には注意が必要かもしれません。
色々なボールグリップ電動ドライバが発売されたが、電ドラボールが鉄板なのは変わらない
電ドラボールⅡを購入してからも、しばらくは電ドラボール初代と併用してはいたのですが、実際に使う場面では、自然と電ドラボールⅡを手に取ることが多くなっています。
違いとして大きいのは、電動動作時のトルクです。電ドラボールは手回しドライバーとしても使える製品ですが、電動アシスト付きドライバーとして見ると、作業感に効いてくるのは回転数と締付トルクです。
電動トルクが上がったことで、ねじを着座近くまで電動で進められる場面が増え、手動で増し締めする量も減りました。この違いは僅かな仕様差ではあるものの、連続して使うと作業の負担としてははっきり違ってきます。
それ以外の違いとしては、手締め時の安心感が増したことも電ドラボールⅡの大きな改善点になっています。電ドラボール初代では、電動動作から手締めに移るときに内部ギアのかみ合わせによってガチガチと壊れそうな音が発生することも多かったのですが、電ドラボールⅡではその不安がかなり減り、樹脂へのタッピンねじ締めのような作業でも以前より自然に使えるようになっています。
さて、ベッセルが電ドラボールを発売して以降、各社からボールグリップ型の電動ドライバーが登場しています。
それでも、個人的には電ドラボールシリーズがもっとも扱いやすいボールグリップ電動ドライバーだと思っています。これは、スライドスイッチの操作に慣れてしまった個人的な要因も大きいのですが、単なるマイナーチェンジに留まらず、実際の作業性の向上のために大型化を容認してまでトルクアップを行った製品開発的な部分の評価も含んで好印象な印象を持っています。
電ドラボール初代は2018年に発売されており、シリーズとしては今年で8年目になります。初代を購入して以降、電ドラボールハイスピードや電ドラボールプラスを見送っていた方でも、そろそろバッテリー寿命の面から買い替えを考える方も少なくないと思います。そうした初代ユーザーにこそ、電ドラボールⅡの使いやすさを一度試してほしいと感じる一台だと思っています。



(4.5 / 5)



