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CASバッテリーに対応、モバイルハンドプリンタ「edding portable 12」が発売

CASバッテリーに対応、モバイルハンドプリンタ「edding portable 12」が発売

独Metabo社が推進するメーカーに依存しないバッテリーシステム「CAS」に11社目のメーカーとして工業用マーキングプリンタ機器を取り扱うElried eddingが加わった。そしてCASのラインナップに新しく加わったのは、モバイルハンドプリンタ「edding portable 12」だ。

現時点で最も解放された規格バッテリーシステム「CAS」に工業用プリンタメーカーが加わるとどのような製品が展開されるのか、本記事にて解説しよう。

なお、本記事で紹介する製品は海外市場で海外市場向けに展開される製品であり、日本国内では販売されず日本語サポートも展開されない製品なので販売元等への問い合わせにはご注意願いたい。

コードレス化で新たなラベリングソリューションを展開

ラベルプリンタと言えば、識別やトレーサビリティ、少し前では見える化と呼ばれ、ラインに流れる仕掛品や在庫に対して使われる製品だ。「edding portable 12」はCASによって長時間駆動できるバッテリーを備え、高解像度600dpi印刷と通信プロトコル、各種入出力に対応した最新鋭のポータブルラベルプリンターだ。

ラベリングと言えばラベルプリンターで印刷したシールを張り付けるのが一般的だが、この「edding portable 12」では対象に直接印刷する方式を採用している。「edding portable 12」は段ボール、プラスチック、木材、ガラス、金属のいずれの材料でも印刷に対応しており、様々な産業ライン上に対応できるのが大きな強みだ。

過酷な産業現場で使えるラベルプリンタ

CASを合わせる事で、電動工具を使用している現場に導入しやすくなったのは大きなメリットだ。

想定している用途として「輸出用梱包業者が輸送用に木製の箱やパレットを製造する場合、それらにもマークを付ける必要があります」などの説明もあるように、電動工具とラベルプリンターが一緒の場所で使われるのを想定しているようだ。

CASバッテリーであれば、metaboを代表とする各ブランドの電動工具とバッテリー共通化する事が可能で、複数個の充電器を用意する事もなく柔軟な作業が可能となる。特に、大手電動工具メーカー以外のコードレス機器は充電器が乱立しているため、充電器一個で対応できるようになるのは大きな利点だ。

工具業界にラベリングソリューションは芽吹くか

今回のような製品は、工具バッテリーの新たな活用として注目される製品だが、工具業界として最も理想的なのは建築業や土木業にもラベリングソリューションが芽吹く事だ。

近年は、職人不足や建築基準の厳格化などが叫ばれ、作業の効率化や資材の規格化などが進んでいるが、それでも人手不足が叫ばれる建築業は更なるIT活用で人材不足をカバーして行くと予想される。今後、建設業のIT活用の方向性によっては今回のようなラベルプリンタの需要も伸びるかもしれない。

現時点だと、edding portable 12は梱包用輸送業者のパレット製造などの、限られた用途やニッチ向けの他業種に向けた製品と推測しているが、今後このような製品が建築業のIT化を担う製品になり、職人の助けとなるソリューションへ繋がればと期待したいところだ。

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