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2024年3月10日

GENKI Dock 2 & ShadowCast 2をレビュー、高出力・高解像度になって帰ってきた2世代モデルが登場

GENKI Dock 2 & ShadowCast 2をレビュー、高出力・高解像度になって帰ってきた2世代モデルが登場

ゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsは、4K/60fps仕様と40W給電を持つHDMI変換機能付きUSB充電器 GENKI Dock 2と1080p/60fps仕様のキャプチャデバイス GENKI ShadowCast 2の国内販売を発表した。前モデルよりも製品スペックが向上したことでゲーム用途からビジネスシーンまで幅広い用途に対応する。

GENKI Dock 2 & ShadowCast 2が登場

GENKIブランドを展開するゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsは、Nintendo Switch純正のACアダプタ+ドックと同等の機能を備えるGENKI Dock2キャプチャデバイス GENKI ShadowCast 2の先行予約販売を開始します。

今回紹介するのは、GENKIブランドのゲーミングデバイス、GENKI DockGENKI ShadowCastの2世代目となるモデルです。

GENKI Dockは任天堂 Switchの充電機能やHDMI出力、USB機能をそのままに本体サイズを1/10にしたコンパクトサイズのUSB充電機能搭載HDMIアダプタで、GENKI ShadowCastはSwitch純正ドッグの裏側に収まるサイズながらHDMIをPCに出力できるキャプチャデバイスとなっています。

今回発売するのは、その2製品の2世代目にあたる後継モデルとなる製品です。

1世代目の従来モデルよりも出力解像度や対応フレームレートなどが大幅に向上しており、想定していたSwitchのゲーム画面出力だけではなく、ハイエンドゲーム機やビジネスシーンなど幅広い用途に対応できるスペックを持つようになったのが特徴です。

当記事では、製品紹介用のレビューサンプル品を提供頂いたので、GENKI Dock 2とShadowCast 2の使用感についてレビューしてみます。

製品仕様(従来モデル比較)

GENKI Dock 2(GENKI Dock比較)

製品名 GENKI Dock 2 GENKI Dock
外観
搭載端子 USB 3.1 Type-A
USB 3.1 Type-C
HDMI
USB 3.1 Type-A
USB 3.1 Type-C
HDMI
最大出力解像度 3840*2160/60Hz 1080p
USB PD仕様 5V – 2.0A
9V – 2.45A
12V – 2.59A
15V – 2.67A
20V – 2A
5V – 2.0A
9V – 2.44A
15V – 1.66A
重量 69g
寸法 33×66×44mm 33×60×44mm
日本販売日 2024年03月 2020年03月

GENKI Shadow Cast 2(GENKI Shadow Cast比較)

製品名 GENKI Shadow Cast 2 GENKI Shadow Cast
外観
出力解像度 1440p / 30fps
1080p / 60fps
1080p / 30fps
720p / 60fps
音声出力 ステレオ モノラル
USB端子 USB Tyep-C
USB通信仕様 USB 3.2 USB 2.0
映像入力 HDMI
対応OS Windows / MacOS / UVC対応製品
重量 10g
寸法 52x25x9mm
販売年月 2024年03月 2021年05月

製品の特徴
「GENKIシリーズの2世代モデル、性能が大幅に向上」

今回発売するGENKI Dock 2とShadowCast 2は、2020年頃に発売した1世代目モデルの後継製品です。

主な違いとして、性能面での機能が大幅に向上しているのが特徴で、GENKI Dock2の最大出力解像度は3840*2160/60Hzまで向上、さらにUSB給電能力も40Wまで向上しています。

ShadowCast 2は描写性能が大幅に向上し、従来モデルの最大解像度 1080p/30fpsから1080p/60fpsの高フレームレート出力が可能になっており、1440p/30fpsでの高画質出力にも対応するようになりました。加えて、従来モデルはモノラル音声出力だったのが、ステレオ対応になっています。

4k映像出力対応のUSBケーブル付属が地味に嬉しい

GENKI Dock 2とGENKI Shadow Cast 2に付属しているUSB Type-Cケーブルは、USB Alt Modeによる映像信号電装に対応しているので、CtoCケーブルによる4K画質での映像表示も可能です。

付属USBケーブルの対応転送速度は明記されていないものの、KickstarterのクラファンページではUSB 3.2との記載があるので、付属のケーブルもUSB 3.2仕様ではないかなと思っています。この辺りは通信速度を確認したら追記したいと思います。

ユニバーサル電源仕様+グローバルアダプタ付属で世界中で使える

GENKI Dock 2は100~230Vのグローバル電源仕様でコンセント形状を変えられるアダプターセットも付属しています。

アダプタを持っていけば、海外でもコンセント形状を気にすることなく色々な国で使用できるので、海外旅行しながら現地のコンセントで充電しなばらホテルのテレビでゲームを楽しむような使い方もできます。

グローバルアダプタはACプラグを畳んだ状態で上から差し込む

改善された遅延と画質、よほどの反応が求めなければ十分実用的

さて、今回のShadow Cast 2の画質や遅延のレビューを行うためには実際に動かして確かめてみなくてはいけません。

そんなわけで実際にShadowCast 2の使用感を確かめてみるべく、iPad ProとWindowsマシンにShadow Cast2を接続して、スプラトゥーン3をプレイして実際の動作を確認してみます。プレイ内容はバンカラマッチのS+0オープンマッチです。

まずはiPad Proから。iPadはiPadOS 17からUVC(USB Video Class)に対応するようになり、HDMI to USB Type-Cアダプタを使えばセカンドディスプレイ化できるようになっています。実際にiPadで使用する場合は、GENKI公式アプリのGENKI Arcadeをインストールします。

iPad Proでのプレイでは思ったほどの遅延は無く気にしなければ無視できる範囲でした。とは言え、筆者はスパッタリーを好んで使うので(機動性が高くて動くブキ)その動きへの追従には流石に難があり、急なジャイロ操作や偏差撃ちでは遅延の影響を受けてエイムがずれる印象がありました。

マッチング中に挙動を確認。遅延は意外と感じないが、激しく動くとエイムのズレや遅れは感じる。この辺りは慣れで何とかなる程度かもしれない。

次はWindowsマシンでプレイしてみます。こちらはドライバのインストール等は不要でUSB Type-C端子に差し込むだけで認識します。ちなみにKickstarterの質問欄に書いてありましたが、AtoC 3.1gen2ケーブルを使えばUSB Type-A端子でも動作できるようです。

こちらのプレイに関してはWindows アプリのGENKI Arcadeで表示しています。

実際にプレイした感じとしては、iPadを使った時とほぼ同じ操作感でした。スペック的にはそこまで悪いラップトップではないので、iPadより遅延が減るのではないかなと思っていたのですが、どうやらそういう訳ではないようです。

遅延に対する全体的な評価としては、プレイ自体は出来なくはない程度の操作感ではあるものの、スプラのような画面が激しく遷移するゲームに対しては少し厳しめと言えそうです。アクションゲームくらいならできなくもない程度、アドベンチャーやRPGなら問題なくプレイできる範囲と言えます。前モデルGENKI ShadowCastの時に試したスプラ2は遅延の影響が大きくプレイできるレベルではなかったので、この手のキャプチャデバイスは大きく前進していると言えるのかもしれません。

性能向上としては順当、話題のSwitch次世代機対応にも期待

今回のGENKI Dock 2 とGENKI ShadowCast 2は、順当な性能向上が図られており、前モデルの任天堂Switch専用機だったスペックから大きく向上しており、実用的にもビジネスシーンやプライベートシーンで使えるようになったのが大きな魅力となっています。

特に、iPadのUVC対応やiPhone15以降に搭載されているUSB Type-Cの搭載による恩恵は大きく、Apple製品の映像入出力周りが大きく改善された点はGENKI製品の魅力を大きくしているものと考えられます。ゲーム用途以外でも、移動中にiPadでセカンドディスプレイにしたり、スマホの画面をディスプレイに外部出力する用途などで活躍するシーンはあるかもしれません。

今回あまり触れてはいませんが、GENKI ShadowCastシリーズに関しては録画や配信機能周りが強力なので、そういった用途での手軽さも考慮して、ソフト周りでも活用できる点を考えると魅力的な製品です。

ここ最近のゲーム市場の動向では、任天堂のSwitch後継機リークの話題が市場を賑わせており、もしかしたら本当にSwitch 2(仮称)が出るかもしれないと騒がれている訳ですが、今回のGenki Dock 2は4k解像度、Genki Shadow Cast 2では1080p/60fpsまで対応する仕様になっているので、本当に後継機が出たとしてもそれに十分対応できるスペックを備えているのではないかと予想しています。

少し気になるところと言えば、Genki Dock 2のUSB PD仕様がパワーレールに則したものではなく、5~12Vの給電能力が若干変速的なことでしょうか。USB Type-C端子でSwitch以外の機器へ充電を行う時に充電時間が長くなるなどの現象が起きるかもしれません。これは本家である任天堂のUSB PDアダプタがルールを逸脱している仕様であるために、そういう仕様にせざるを得ない事情があったのかもしれません。

製品提供:GENKI Japan

まとめ

GENKI Dock 2 & ShadowCast 2

VOLTECHNO製品評価 5 out of 5 stars (5 / 5)

18Vバッテリー動作の充電式エアダスタ。最大200m/sの風速が特徴

良い点
  • 圧倒的なコンパクトサイズ
  • 遅延が低減
  • 4K対応のL型USBケーブルが付属
  • グローバルアダプタが付属/li>
悪い点
  • USB PDパワーレールが独特
  • Dockに収納袋が付いていない
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