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オリジナルカラーハウジングを展開する販売店 秀久
ここ最近、一部界隈で話題の工具販売店をご存じでしょうか。販売店でありながらオリジナル製品を取り扱い、その中でもオリジナルカラーの電動工具が人気を博している埼玉県の工具販売店 秀久です。
通常の電動工具のカラー展開は、一部の製品だけなので全体的に個性に乏しい製品ですが、秀久では既存の電動工具に塗装や転写を施し、世界に一つだけのオリジナルカラーの電動工具にするサービスを展開しています。
秀久が作り上げたオリジナルカラーインパクトは、現場やSNSで話題になるだけではなく、バティマ パリ国際建築見本市でも展示されるなど、話題の取り組みとして世界的に注目されています。
テレビでも、NTV系列のバラエティ番組 有吉ゼミの1コーナー 八王子リフォームでおなじみのヒロミさんが、木目調のマキタインパクトを使用しています。番組やYouTubeで使われているインパクトも、秀久オリジナルカラーの製品です。
秀久オリジナルをツールジャパン2020で見てきました
筆者の記憶が確かなら、秀久オリジナルは2017年春ごろから展開が始まったサービスで、その時はマキタTD170Dを塗装したシンプルなカラーリングでしたが、第2段・第3段と続けるにつれて全国からの問い合わせが殺到し、オリジナルカラーサービスとして定番化したものと記憶しています。
今回、秀久はツールジャパン2020で初展示が行われたので、実際にカラーリングされた製品はどのような質感になるのか、塗装が剥がれたり使い勝手は変わるのか、など秀久オリジナルに対する疑問などを聞いてきました。
Q. カラーリングの耐久性はどんな感じ?
A. 思った以上に見た感じの密着力が高く、使用しているだけで剥がれる状態ではなさそう。ある程度使用した製品も見せてみらったが、剥がれると言うよりも、塗装部分が削れて下地が見える感じになる。表面への塗装・転写の都合上、エラストマや角の部分などは削れやすい。
Q. 電動工具メーカーの反応は?
A.協力的な電動工具メーカーもあれば、公認にすると扱いに困るからと見て見ぬふりするメーカーも。表立って否定するメーカーは無いとのこと。
Q. 同じようなサービスを行っている他社販売店との違い
A.他社同サービス品と比べると、溝や細かい部分の綺麗さが段違いらしい。同じようなサービスを行っている製品と見比べると、見た目の違いは明らかとのこと。
Q. 秀久オリジナルはメーカー修理に出せる?
A.秀久オリジナルは、メーカー修理にも問題なく出せる。ハウジングの塗装品はメーカー修理的に「ペンで名前を書いた製品」と同じ状態として扱われるため、復元義務にあたらないのでハウジング交換されることはない。
Q. 秀久オリジナルの対応製品は?
A.主な展示品はインパクトだけだが、丸ノコや充電器・その他周辺機器にもカラーリングは可能。カラーリング料金は面積で変わり、インパクトと同じ面積であればほとんどの場合同じ料金。コンプレッサーのような塗装面が大きい製品は別料金になる。
Q. バッテリーを扱っていないのはなぜ?
A.カラーリングにより、メーカー純正品以外のバッテリーと見分けがつかなくなってしまうため、展示会や店舗などでは展示しない方針。ユーザー持ち込みなら対応する。