電動工具ブランドHiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2020年8月にJ線に対応するコードレスタッカ N3604DJ/N3610DJの2機種を発売します。マルチボルト36Vバッテリーに対応し、4本/秒の速射性と反動低減機構を搭載し、快適な打ち込み性を実現したコードレスタッカです。
目次
HiKOKI コードレスJ線タッカー N3604DJ/N3610DJ
電動工具ブランド HiKOKIを展開する工機ホールディングス株式会社は、2020年8月にコードレスタッカ 4mmステープル対応のN3604DJと10mmステープル対応のN3610DJの2機種を発売します。本体価格は希望小売価格55,800円(税抜)。
今回発売するコードレスタッカは、HiKOKIブランド初のコードレスJ線対応のタッカで、4本/秒の速射性と反動低減機構による快適な打ち込み性を搭載しています。
断面0.6×1.2mmのステープル、肩幅は4mmと10mmの2種類がある。足長さは6mm~25mmのバリエーションがあり、ほかのステープルよりも種類が豊富。CT線やRT線のステープルより太くので抜けにくく、シートやボードの貼り付けなどに使用する。ほかのステープルとはサイズが異なるのでJ線専用のタッカーを使用する
- N3604DJ(XP) 充電器・バッテリー・ケース付属 希望小売価格81,000円(税抜)
- N3604DJ(NNK) ケース付属 希望小売価格55,800円(税抜)
- N3610DJ(XP) 充電器・バッテリー・ケース付属 希望小売価格81,000円(税抜)
- N3610DJ(NNK) ケース付属 希望小売価格55,800円(税抜)
N3604DJの特徴 36Vバッテリー対応でダントツの打ち込み性能
J線コードレスステープラN3604DJ/N3610DJはマルチボルトバッテリーとブラシレスモーターの搭載により、抜群の速射性と軽快な連続打ちを実現し、最速で4本/秒の最速打ち込みを実現した作業スピード重視のモデルです。
強力スプリング+反動低減機構によって従来のタッカーより高い打ち込み力によって、硬い木材への打ち込みにも対応しています。
相手材に応じた2種類のノーズキャップに対応
ノーズキャップ(A):平打ち用。表面積が広く、柔らかい材料への打込みに
ノーズキャップ(B):溝打ち用。先端が細く、凹凸のある材料への打込みに
その他の特徴
- 2灯式LEDライト搭載
LEDを左右に搭載した2灯式LEDライト。暗い作業場でも十分な作業性を確保。影ができにくく見やすいので電灯のない作業場でも快適
- 無段階&ツールレス打ち込み深さ調整
ステープルの打ち込み量を無段階&ツールレスで細かく調整可能。プッシュレバーと一体化しているのでノーズキャップを取り付けたままでも調整できます。
- プッシュレバーで最後の打ち込みまでガイド
長いステープル硬い木材を打ち込む場合でも、プッシュレバーが打ち込みを最後までガイド。連続内によって本体が浮いてしまっても座屈しにくく綺麗な打ち込みを実現
- 空打ち防止機構搭載
マガジンからステープルが無くなったあとの空打ちを防止。ステープル補充の目安や本体損傷の防止
製品仕様(マキタ ST421D比較)
※優位点は太字
製品名 | HiKOKI N3604DJ | マキタ ST421D |
外観 | ||
特徴 | 打ち込みが速い | コンパクト・軽い・防滴防じん |
ステープル長さ | 13 ,16, 19, 22, 25mm | |
装填数 | 100本(1連) | |
モーター | 直流ブラシレスモーター | 直流マグネットモーター |
1充電作業量 | 約4,000本 (BSL36A18) | 約4,800本(BL1860B) |
寸法(全長×幅×高さ) | 270×83×255mm(蓄電池装着時) | 260×79×216mm |
重量(蓄電池含) | 2.8kg | 2.4kg |
定価 | 55,800円(NNK仕様) | 47,500円(DZK仕様) |
速射重視の作業スピードモデル、反動低減機構は要確認
今回HiKOKIから販売されたマルチボルトコードレスタッカは、日立工機時代以降から取り扱いがなかったHiKOKIブランド初のJ線対応タッカーのコードレス製品です。
他社品のマキタ・MAXのJ線タッカーと異なり、N3604DJ/N3610DJは打ち込み力と速度を重視したスピード重視のモデルで作業性を向上させたモデルです。ただし、その分本体サイズと重量が増えているので、実際の作業性や取り回しはどうなるかはフィーリング次第と言えそうです。
実際のところ、タッカーのような釘打ち機で最も重要なのは反動による釘の浮きがどれだけ少ないかです。カタログではあまり反動低減機構に触れていないのが気になるところなので、釘打ち時の反動や釘の浮き、押し付け力がどれくらい必要なのか、口コミや販売店の意見を聞きながら実機で1度試射してから購入するのが確実です。