HiKOKIが2019年2月に発売した新製品のコードレスサーチライトは、懐中電灯形状の大型ライトだ。18Wの大出力のLEDを搭載し更に3WのLEDを8つ備えた本製品は、最大光量2,500lmの圧倒的な明るさが特徴的。
目次
最大2,500mlの圧倒的な大光量!用途に合わせた4つの点灯モード!
コードレスサーチライトUB18DAは、電動工具メーカーの販売するコードレスライトとして圧倒的な最大光束2,500mlを持つ充電式ライトだ。製品本体の希望小売価格は15,000円(税別)
UB18DAは一見すると大きな懐中電灯に見えるが、電源ボタンの操作によって点灯状態を切り替えてさまざまなシーンに対応した照射が可能。
狭い場所を照らす「スポットモード」、広い場所を照らす「ワイドモード」、両方合わせた「スポット+ワイドモード」、長時間の点灯に最適な「ワイド(ECO)モード」の4モードを搭載する。
- UB18DA(NN) 本体のみ 希望小売価格15,000円(税抜)
点灯時間は最大点灯状態で3時間と短い
非常に大きな光量を持つUB18DAだが、その分連続点灯時間は短めだ。
18Vで最大容量となるBSL1860を使用した場合で3時間、HiKOKI最大容量となるマルチボルトバッテリーBSL36B18を使用しても4時間である。
残念ながらACアダプタ等の外部電源には対応していないため、夜間の長期使用などには複数個の電池が必要になる。
フック付きで釣り下げ設置も可能
UB18DAはフックを搭載しており、単管などのパイプ釣り下げにも対応している。
別売りの三脚の装着も可能で、投光器として使用することもできる。カメラなどに使用する三脚と異なり、ネジ径はW5/8と太いので三脚の装着には専用品が必要なので注意が必要だ。
カタログには記載していないが、手持ち部分の前後にはストラップを取り付けるストラップホールもあるため、紐を通して肩にかけて持ち運ぶこともできる。災害時の装備としても役に立ちそうだ。
過去モデルとのカタログスペック比較
UB18DAは過去発売のモデルと比較すると圧倒的な光量を持つのが特徴です。
光量については計測方法が異なるため光量の比較はできないが、UB18DELは懐中電灯のように照射した部分を中心に明るくなるためlx表記では非常に高い数値となっている。UB18DGLは広い範囲を照らすのに特化したライトでlx測定だと数値は低い。
LEDの消費電力の違いで比べると、UB18DAはUB18DEL比で約20倍、UB18DGL比で約2.3倍明るい。
製品名 | UB18DA | UB18DEL | UB18DGL |
---|---|---|---|
製品外観 | |||
LED | 18W×1個、3W×8個 | 2.1W | 0.5W×36個 |
最大点灯時 連続点灯時間※ |
3時間 | 36時間 | 7時間 |
点灯時間 | 2,500lm | 2,450lx/1m | 250lx/1m |
本体寸法 長さ×幅×高さmm |
280×204×203 | 外径85×高さ274 | 252×256×198 |
固定ネジ | W5/8 | – | 1/4 |
質量 | 1.85kg | 0.35kg | 0.74kg |
防水防じん | IP54 | なし | なし |
電源 | 18Vバッテリー | 18Vバッテリー | 18Vバッテリー ACアダプタ |
販売価格 | 15,000円(税抜) | 4,200円(税抜) | 9,800円(税抜) |
販売年月 | 2019年1月 | 2013年4月 | 2013年6月 |
※BSL1860装着時
現場・アウトドア・災害時など幅広く使える大光量ライト
UB18DAは懐中電灯をそのまま大きくしたサイズで、デザイン的に少し見栄えの悪い部分もあるが、実用的に考えれば持ち歩き、釣り下げ、設置などで懐中電灯形状ほど有用な形状はないと考える。
防水コードレス投光器として考えても、価格的にUB18DAとML805に大きな差がなく、単純なスペックならUB18DAに軍配が上がるだろう。ACアダプタに非対応や形状の問題はあるものの、暗い現場で使用するならやはり現場を明るく照らせるライトを使っていきたい。