VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

2022年1月21日

マキタ KT001G 充電式ケトル、40Vmax対応モデルが登場 最大3.0L湯沸かし

マキタ KT001G 充電式ケトル、40Vmax対応モデルが登場 最大3.0L湯沸かし

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年12月に40Vmaxシリーズの充電式ケトルKT001Gを発売する。希望小売価格は23,600円(税抜)。40Vmaxバッテリー1本でも動作し、タンク容量は0.8L。36V-5.0Ahバッテリー2本挿し時では約3.0Lの湯沸かしに対応する。

マキタ 充電式ケトル KT001G

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年12月に40Vmaxシリーズ 充電式ケトルKT001Gを発売する。希望小売価格は23,600円(税抜)。

40Vmaxバッテリー2本挿しに対応する充電式ケトルで大容量バッテリーのBL4050F×2本時では1充電で約3.0Lの湯沸かしが可能な湯沸かし器です。40Vmaxバッテリー化によってバッテリー1本での湯沸かしにも対応します。

屋外でも使用しやすく持ち運びやすい台座構造と外側が熱くならず保温に優れる二重構造を持ち、電源が取れない現場での食事や火気厳禁のアウトドア用途など幅広い用途で活用できます。

製品仕様は本体カラーの異なるマキタブルーKT360DZとホワイトKT360DZWの2仕様で展開。販売仕様は本体のみ。

  • KT001GZ 本体のみ 希望小売価格23,600円(税抜)
  • KT001GZO 本体のみ 希望小売価格23,600円(税抜)

製品仕様 (18V×2モデル KT360D比較)

製品名 KT001G KT360D
外観

タンク容量 0.8L
湯沸かし時間 約7分
バッテリー 40Vmax 18V
カラー マキタブルー
  オリーブ
マキタブルー
  ホワイト
最大湯沸かし量 約3.0L 約1.7L
重量 2.7kg 3.3kg
寸法 233×322×307mm 233×263×307mm
本体価格 23,600円(税抜) 19,800円(税抜)
発売年月 2021年12月 2021年10月

 

 

 

 

製品の特徴:
40Vmax対応で1充電の湯沸かし量が増加

KT001Gは2021年10月に発売した充電式ケトル KT360Dの40Vmaxシリーズ対応モデルです。

36V動作の40VmaxバッテリーによりKT001Gではバッテリー1本でも動作できるようになり、40Vmaxの大型高出力バッテリー BL4050F×2装着時では1充電で最大約3.0Lの湯沸かしにも対応できます。

タンク1杯(0.7L)当たりの湯沸かしで作れるインスタント食品の量は下記の表の通りです。

お湯の消費量
インスタント味噌汁約4杯分(約160mL×4)
カップ麺約2杯分(約300~400mL×2)
メガ盛りカップ麺約1杯分(約800mL)
コーヒー約4杯分(約120~180mL×4)

手軽に運べる持ち運びやすい設計

充電式なので持ち運びやすい取っ手を搭載。ケトルを台座に乗せて持ち運べるので水が入っていても安定。

保温できる二重構造(樹脂+ステンレス)

樹脂+ステンレスの二重構造でしっかり保温。外側は熱くならず、沸かしたお湯を暖かくキープします。

沸騰30分後では約85℃、60分後でも約70℃の水温を維持します。

ホコリの浸入や漏れを塞ぐ蓋

屋外使用でもタンクの中にホコリの浸入や漏れを防ぐ蓋を採用。

注ぎ口フィルタを搭載しているので、現場に舞うホコリや漏れを防ぎます。

40Vmax対応ケトルが出たのは良かったのだけれども…

今回のKT001Gは40Vmaxバッテリーに対応しただけのマイナーチェンジモデルですが、バッテリー単体で使用できる点や大容量バッテリーBL4050Fを使った3.0Lの湯沸かし性能を考えれば、性能的には妥協点かなと言えそうです。

それでもAC電源を安定して使用できる環境であれば通常のケトルを使った方が良いのは間違いありません。

エネルギー量的にガスとバッテリーは比較できるものではないものの、KT001Gは大容量のバッテリーによって無理やり諸問題を解決した製品です。今後の予定ではより容量の大きいBL4080(36V-8.0Ah)バッテリーの登場もする予定なので、屋外作業中心で山林や農園のような火気を避けたい40Vmaxユーザーの方には良い製品と言えるかもしれません。

少し話は変わりますが、KT001Gそのものとしては歓迎できるのですが、正直なところ、18V×2本モデル KT360Dとの販売時期の差が2ヵ月程度なら、KT001Gの販売も同時に予告していても良かったのではないか?と思ってしまいます。

40Vmaxバッテリーを持っている方はマキタ18Vバッテリーを持っているユーザーも多いので、運用的に困ることは少ないのかもしれませんが、いち早く40Vmaxユーザーに魅力を感じて手を出した方からしてみれば、40Vmaxバッテリーで湯沸かしを行いたくなるのは火を見るより明らかです。

この辺りは部品調達や開発スケジュール・マーケティング等の窺い知れない事情があるのかもしれませんが、40Vmaxを持ちながらもKT360Dを購入したユーザーの心情を考えると、多少なりとも裏切られた感じになってしまう、と思うところです。

KT001G まとめ

マキタ 40Vmax 充電式ケトル KT001G

VOLTECHNO製品評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

40Vmaxバッテリー対応の充電式ケトル

18V×2モデルマキタ KT360D
良い点
  • 大容量バッテリーに対応
  • 二重構造で保温に優れる
  • 将来的に4.8L湯沸対応(BL4080時)
  • オリーブカラーで汚れが目立たない
悪い点
  • 18V×2モデルより割高

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

マキタ(Makita)
¥2,275 (2024/12/26 09:29:59時点 Amazon調べ-詳細)

40Vmaxシリーズ 標準バッテリ

40Vmaxシリーズ 高出力Fバッテリ

バッテリアダプタ

40Vmaxシリーズ 充電器

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(1口充電器セット)

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(2口充電器セット)

ポータブル電源

バッテリチェッカ

Return Top