電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年4月に新型の40Vmax 充電式スタンドライト ML004Gを発売する。40Vmax/14.4V/18V/AC電源の4電源に対応し、最大光束は3,600lmの仕様を備える。本体希望販売価格は33,500円(税抜)
目次
マキタ 充電式スタンドライト ML004G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年4月に新型の40Vmax 充電式スタンドライト ML004Gを発売します。
40Vmax/14.4V/18V/AC電源の4電源に対応する充電式のスタンドライトで、従来モデル20%向上の最大光束3,600lmの仕様を備えています。照射範囲は前方6m・横幅6.4mまで対応し、ML004G 1台で広い範囲の投光に対応します。
点灯モードは 強:3,600lm/中:1,800lm/弱: 900lmの3モード切替機能を搭載し、弱モードでのバッテリー装着時の最大連続投光時間は約18時間です。AC電源での点灯にも対応するため、バッテリー未装着でも強モードによる長時間の連続投光も可能です。
販売仕様は、電源コードと防眩フィルムが付属する本体のみ仕様のML004Gで展開します。
- ML004G 本体のみ 希望小売価格33,500円(税抜)
製品仕様 (14.4V/18Vモデル ML811比較)
製品名 | ML004G | ML811 |
---|---|---|
外観 | ||
対応電源 | 40Vmax, 14.4V, 18V, AC電源 | 14.4V, 18V, AC電源 |
LED構成 | 40灯 | 30灯 |
LED消費電力 | 38W | 31.5W |
照度(1m) | 強:2,100lx 中:1,000lx 弱: 500lx |
強:1,800lx 中: 800lx 弱: 350lx |
光束 | 強:3,600lm 中:1,800lm 弱: 900lm |
強:3,000lm 中:1,500lm 弱: 750lm |
防じん防水 | IP65 | |
重量 | 5.0kg | 4.1kg |
寸法 | 248×322×296mm(ハンドル倒時) 248×322×423mm(ハンドル立時) |
116×127×237mm |
本体価格 | 33,500円(税別) | 27,000円(税別) |
販売年月 | 2022年4月 | 2019年9月 |
製品の特徴
「40Vmaxバッテリーに対応し、明るさ・点灯時間が向上」
ML004Gでは40Vmaxバッテリーに対応したことで明るさと連続稼働時間が向上しています。
大型40Vmaxバッテリー BL4050Fを装着した時の最大点灯時間は約18時間と大きく向上しており、最大光束も従来モデル約20%増の3,600lmの仕様を備えています。
労働安全衛生規則では、労働者を常時就業させる場所の作業面の照度が定義されており、6m×6.4mの範囲では70lxの「粗な作業」に対応する照射範囲を得られます。
14.4V/18VバッテリーとAC100V動作にも対応
40Vmaxバッテリー対応のほか、14.4V/18Vの装着口も備えており、40Vmax以外のユーザーも充電式スタンドライトとして使用することができます。ただし40Vmaxと18V/14.4Vバッテリーの同時装着には対応していません。
AC100Vによる動作にも対応しているので、バッテリーを持っていない場合でも長時間の連続投光が可能です。ML004Gは製品本体に電源回路を内蔵しているので、コードだけのスリム設計です。
防じん防水IP65に適合
ライト本体はIP65の防じん防水規格に適合しています。
IP65適合品は「塵埃の侵入がなく」「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」構造を備えています。
使いやすさを重視した各種機能
HiKOKI コードレスワークライト UB18DCとの違い
バッテリー差替え式の3,000lmクラスの充電式スタンド投光器では HiKOKI UB18DCが競合製品です。
スタンドライト自体の評価としては、光束量・調光機能・サイズ・重量・価格などの各種仕様の比較でHiKOKI UB18DCが優れており、現場での使いやすさ等も含めた総合的に点でUB18DCに軍配が上がると見ています。
一応、ML004Gも光束量としては十分な明るさを持ち、40Vmaxの大型バッテリー対応とAC電源対応の強みはあるものの、競合製品よりも1万円以上高く、5.0kgの重量級と容易に持ち運べるライトではないため、同じ明るさであるならば、取り回しに優れるUB18DCが使いやすいと考えています。
率直なML004Gの評価としては、バッテリーを2本挿せるサイズにするなら40Vmax/18Vを同時に挿せるようにして連続稼働時間を延ばす仕様にした方が付加価値として真っ当ですし、サイズ的に光束量をもう少し増やした仕様にしても良かったと思います。従来18Vモデルや競合UB18DCを比較してしまうと、色々な点で中途半端な仕様になっている印象があります。
もちろん40Vmaxユーザーを対象としたライトと考えれば有力な製品ではあるものの、そう遠くないうちに発売するであろう10,000lmクラスの40Vmax充電式スタンドライトの仕様が分かるまで、もう少し様子を見ても良いかもしれません。
製品名 | ML004G | UB18DC |
---|---|---|
外観 | ||
対応電源 | 40Vmax, 14.4V, 18V, AC電源 | 18V, マルチボルト |
LED構成 | 40灯 | 60灯 |
LED消費電力 | 38W | – |
照度(1m) | 強:2,100lx 中:1,000lx 弱: 500lx |
– |
光束 | 強:3,600lm 中:1,800lm 弱: 900lm |
700 ~ 4,000lm (無段階調光) |
防じん防水 | IP65 | IP65 |
USB | × | 5V-1A |
重量 | 5.0kg | 1.9kg |
寸法 | 248×322×296mm(ハンドル倒時) 248×322×423mm(ハンドル立時) |
155×186×276mm |
本体価格 | 33,500円(税別) | 17,000円(税別) |
販売年月 | 2022年4月 | 2022年3月 |
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