VOLTECHNO(ボルテクノ)

ガジェットとモノづくりのニッチな情報を伝えるメディア

2021年10月17日

マキタ TW007G 充電式インパクトレンチを発売、取り回しに優れたミドルクラス

マキタ TW007G 充電式インパクトレンチを発売、取り回しに優れたミドルクラス

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年6月に充電式インパクトレンチTW007Gを発売する。40Vmaxバッテリー対応で高負荷時の連続稼働時間に対応するのが特徴。オートストップモードや全速モードなど使い勝手に優れた機能を搭載する。

マキタ 充電式インパクトレンチ TW007G

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年6月に40Vmaxバッテリー対応のミドルクラス充電式インパクトレンチ TW001Gを発売します。

最大締付トルク650N・m、最大緩めトルク1,100N・mのクラストップの締結能力を実現、軽量鉄骨の仮締めやタイヤの刈締め、スクリューワッシャ締付など幅広い締結作業に対応します。

同クラス初の40Vmaxバッテリーの対応によって、高負荷時の締結作業時でも18V従来機比で3倍以上の連続作業量を実現。

1充電当たりの作業量はBL4025(2.5Ah)バッテリー装着時 M16高力ボルト時に約460本に対応。

販売仕様はバッテリー×2と充電器が付属するGRDXと本体のみのGZ仕様で販売されます。

  • TW007GRDX 希望小売価格93,940円(税抜)
  • TW007GZ  本体のみ 希望小売価格44,660円(税抜)

TW007G製品仕様 (18Vモデル TW700D比較)

製品名 TW007G TW700D
外観
ソケット 12.7sq
締め付け能力 普通ボルト:M10~M20
高力ボルト:M10~M16
普通ボルト:M10~M24
高力ボルト:M10~M16
最大締付トルク 650N・m
(高力ボルトM22時)
600N・m
(高力ボルトM22時)
最大緩めトルク 1,100N・m
(M27時)
最大回転数 2,200min-1
最大打撃数 2,700min-1
バッテリー 40Vmax 18V
重量 -kg 2.7kg
寸法 -mm 170×81×276mm
発売年月 2021年6月 2020年6月
本体定価 44,660円 45,000円

製品の特徴「ミドルクラスの36Vインパクトレンチ」

ミドルクラスの充電式インパクトとしてトップクラスの締付トルク650N・mを実現。ボルトを緩める時は1,100N・m(M27ボルト)まで対応。

スクリューワッシャ締付作業時では18V従来モデル比で約25%スピードアップ。

36V動作で高負荷時の連続作業に対応

40Vmaxバッテリーで高負荷時の連続作業時でも3倍以上の連続作業性を実現。

正逆転オートストップモードでより使いやすく

締結作業をより使いやすくする正逆転オートストップモードを搭載。

正転時ではボルトが固定されると自動で停止する3つの機能を搭載。

逆転時ではボルトが緩むと自動で停止するため解体のナット外し作業などに最適。

スイッチ全速モードを搭載

スイッチの引き代が少なくても全速で回転するスイッチ全速モードを搭載。

防じん防水保護等級IP56適合

バッテリー・工具本体共に防じん防水保護等級IP56に適合。

HiKOKI WR36DDとの違い

マキタTW004Gの発売発表に続く翌日6月17日(木)にHiKOKIからもミドルクラスのコードレスインパクトレンチ WR36DDが発売されました。

主要スペックの比較は下記に示します。

製品名 TW007G WR36DD
ソケット 12.7sq 19sq
締付トルク 650N・m
(高力ボルトM22時)
630N・m
(高力ボルトM24時)
締付能力 普通ボルト:M10~M20
高力ボルト:M10~M16
普通ボルト:M10~M24
高力ボルト:M10~M20
動作電圧 36V
オートストップ 正転3モード
逆転3モード
正転4モード+アプリカスタマイズ
重量 2.6kg 2.7kg
寸法 170×285mm 169×276×36mm
本体価格 44,660円 ¥40,400

単純な締結トルクの比較では、650N・mと単純なトルク値が高いのと高力M22ボルトのように細いボルトで計測を行っているためTW007Gが優れています。

ただし、ソケット形状が両モデル12.7sqと19sqと異なるため、微妙に用途も異なり直接比較できないため注意が必要です。材料や作業内容によっても締付トルクは大きく変化するため、この値だけを見て性能の良し悪しを判断するのは注意が必要です。

使い勝手の部分では、どちらのモデルも正転時のオートストップ機能を搭載しているため締付作業では大きな違いは無いでしょう。しかし、逆転モードはマキタTW007Gのみ搭載しているため、解体作業も行うのであればTW007Gがおすすめです。

この2モデルで最も差が出ているのが価格です。本体価格で4,000円以上の価格差があるので、18Vモデルから36Vに新規移行するユーザーであればこの価格差は大きく響いてくるでしょう。

TW007Gまとめ

マキタ 充電式インパクトレンチ TW007G

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

マキタ40Vmax 600N・mミドルクラスの充電式インパクトレンチ(12.7sq)

18Vモデルマキタ TW700D
競合他社品HiKOKI WR36DD
トルク下位モデルマキタ TW004G
トルク上位モデルマキタ TW001G
良い点
  • 連続作業に強い
  • オートストップモード搭載
  • バッテリー・工具本体共にIP56適合
悪い点
  • 18Vモデルとカタログスペック差が少ない

関連アクセサリ・別販売品・消耗品

40Vmaxシリーズ 標準バッテリ

40Vmaxシリーズ 高出力Fバッテリ

バッテリアダプタ

40Vmaxシリーズ 充電器

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(1口充電器セット)

40Vmaxシリーズ パワーソースキット(2口充電器セット)

ポータブル電源

バッテリチェッカ

Return Top